バイキンUFO
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Clip バイキンUFOで空を飛ぶばいきんまん ばいきんまんが搭乗するUFO型の乗り物。テレビアニメ『それいけ!アンパンマン』第1話「アンパンマン誕生」(1988年〈昭和63年〉10月3日)から登場するばいきんまんのトレードマークで、乗り物の中では一番登場回数が多く、ほとんどの話に登場している(映画も含めて)。ばいきんまんは体につく羽で空を飛べるが、アンパンマンのように高く飛ぶことはできないので、作られたといわれている。テレビアニメ第1話では、雷のパワーにより起動した。 アンパンマンたちとの戦いにおける大半の回で、ばいきんまん共々吹き飛ばされるか壊されるかする。2009年(平成21年)頃からA、B両パート共にアンパンチで爆破されることが多くなった。壊れたUFOは次のエピソードでは直っている。アンパンチならびにダブルパンチ・トリプルパンチ以外ではおむすびまんやナガネギマンなど剣術を特技としているキャラクター達にバラバラに斬り刻まれたり、アンパンマンの振りかざしたハンマーや鉄火のマキちゃんの巻き簾などによる打撃やタイコマンの太鼓の振動などによって機体全体に亀裂が入って粉々になるなど、修復不能な状態にまでされて壊されることも多い。作中で壊れたUFOは、原型を留めている場合にはばいきんまんがトンカチなどで直すシーンがよく描かれるが、大破したUFOがわずかな時間で完全に直っていることもある(これについて、やなせは「現実世界では入手できない、一種の形状記憶合金でできているので、元の型に戻ることも、自在に変形することも可能」と語っている)。さらに、ピンチの場合の脱出用にも使われている。また、ゲストキャラクターなどに乗っ取られることも多々ある。映画『怪傑ナガネギマンとドレミ姫』では、瞬間接着剤で応急修理され、いつも通りに稼働している。 コックピットの上部は、全面ガラス張りのキャノピーになっており、キャノピーの上部にばいきんまんの2本の触覚をかたどったアンテナが付いている。アンテナからは光線が出るが、アンテナが変形していると正常に光線が飛ばず、自爆してしまうことがある。コックピットにはレバー1本と、ボタンが数個存在するだけである(まれにレバーが2本になったり、モニターが付いていることもある)。基本的に座席は存在せず、直立姿勢で操縦する(座席が付いていたり、座布団が敷かれている時期もあった)。アンテナと上の部分は紫色で下部分の色はピンク系か紫系。 全ての機能はばいきんまん一人で操作できるが、ドキンちゃんや人質を同乗させることもある(操縦は初心者が操作することが仇となり故障することもしばしばある)。リモコンによる遠隔操作も可能であるほか、ばいきんまんの呼びかけで飛んでくる音声認識システムや、自動的においしいものなどをサーチしてカーソルなどで表示するセンサー機能も備わっている。大気圏内外を自由に行き来できる。ボディは、ハードトップ形態。窓にはワイパーがついており、筒型の底部の底穴や側面からはマジックハンドの手(これを振り回してのパンチを「バイキンパンチ」という。また、初期のマジックハンドの色は黄色や緑色だったが、後にピンクに統一されている。映画『ばいきんまんと3ばいパンチ』では黒)や水鉄砲などといった武器が出てくる(アンパンマンに攻撃をする際は、手にハンマーを持っていることが多い)。またコックピット内部の気密性は非常に高く、水中に潜ることができるほか、宇宙空間も航行できる。何らかの外傷によりUFOが壊れると、勝手にこれらの武器が出てきてばいきんまんを襲う(または、誰彼構わず襲いかかることもある)。絵本『アンパンマンとホラ・ホラコ』では、ホラコに促されて、アンパンマンがバイキンUFOに乗った。 バイキンUFOの装備は多岐にわたっており、側面や底部のマジックハンドのほか、ハンマー(金槌、木槌、鉄球、ピコピコハンマーなど)、ロケットパンチ、巨大な足『マジックジダンダ』(『バイキンキック』とも呼ばれる)、レーザー光線銃(アンテナからの光線はアンパンマンも戦闘不能にしていた)、かびるんるんとやみるんるん(たまに、べろべろまんも出す)、水の入ったボールなどを打ち出す大砲、各種の水鉄砲、ホーミングミサイル、ドリル、チェーンソー、吹雪も発生させる送風機、爆弾などの兵器のほか、雲などに擬態するための模型、バットやラケット(主にアンパンマンの新しい顔をはじき返す)、ゴルフクラブ、刀剣、巨大なハサミ、フライ返し、シンバル、虫取り網、ハリセン、蠅叩き、お玉、けん玉、くすぐり用アームなど、バラエティに富んでいる。また、『だだんだん』、『バイコング』、『バイキンマッチョロボ』、『バイキンロボット』、『たいやき号』、『もぐりん』等の大型のロボット兵器に変形することもできる(だだんだんは事前に組み立てている描写がある)。反対にそれらのロボットからバイキンUFOに変形することも可能。予備のUFOやパーツが用意されている描写もある。水中戦用(潜望鏡を装備)やレース仕様(ターボエンジンがついており、速度はロールパンナ並み)など、目的に応じて改造されることがたびたびある。 ばいきんまんが乗る機体のほか、ドライブ用のエメラルド色のUFO(暴走族のような騒音装置が付いている)や、映画『ばいきんまんと3ばいパンチ』では、バイキントリオのアカキンマンが乗る赤いUFOと、アオキンマンが乗る青いUFO(三人のバイキンパンチで一斉攻撃する「バイキン・ワン・ツー・トリプルパンチ」が必殺技)が登場し、映画『ばいきんまんVSバイキンマン!?』では、絵バイキンマンが作ったパッチワークのバイキンUFOと、ばいきんまんと絵バイキンマンが二人で操縦する金色のバイキンUFOが登場した。
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バイキンUFO
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「それいけ!アンパンマン いのちの星のドーリィ」の記事における「バイキンUFO」の解説
バイキン星の雷から逃れようとドーリィが乗り込み、そのままバイキン城から空の彼方まで飛ばされた。その後は残骸と化し彼女を乗せて海の上を漂っていた。
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バイキンUFO
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「それいけ!アンパンマン ルビーの願い」の記事における「バイキンUFO」の解説
嵐の中でアンパンマン号を襲撃した際、落雷を受けて両者墜落。飛行船から落ちたルビーたちを襲った際は、落雷による故障が直っていなかったため、暴走してばいきんまん自身を殴り飛ばした。
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バイキンUFO(バイキンユーフォー)
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「それいけ!アンパンマン おもちゃの星のナンダとルンダ」の記事における「バイキンUFO(バイキンユーフォー)」の解説
本作ではばいきんまんの指パッチンで動いている。おもちゃスティックによっておもちゃと化してしまい、飛行が不可能となった。ばいきんまんによって潜水艇に改造されるも、水圧に耐えきれず破壊されてしまった。
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