レース仕様
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「日産・リーフ ZE0」の記事における「レース仕様」の解説
リーフ NISMO RC 2011年に、NISMOにより開発された「リーフ NISMO RC」が発表されている。「RC」は「レーシングコンペティション(Racing Competition)」の略。 初公開は同年4月に行われたニューヨーク・インターナショナル・オートショー。この際は単なる展示にとどまったが、同年6月6日には袖ヶ浦フォレストレースウェイにて行われたテスト走行がメディアに公開された。また同年のル・マン24時間レースに先立ち、同レースの行われるサルト・サーキットでデモ走行を行った。 ただ同マシンは、パワートレインこそリーフと共通のものを使用しているものの、それ以外は駆動方式が後輪駆動(ミッドシップレイアウト)となり、車体は新たに制作されたカーボンコンポジットモノコックで、車両重量も925kgと市販モデルと比べて約600kg弱軽いなど、見た目にはリーフとは全く別物の車となっている。 2011年6月現在はあくまで試作車ということでディファレンシャルギアやクラッチが装備されておらず、そのため「コーナーで滑りやすい」「最高速が約150km/hと伸びない」といった問題を抱えており、今後松田次生をテストドライバーとして順次改善を進めていく方針としている。松田曰く「クラッチがついて変速ができれば、250km/hぐらいまでは出せるのでは」とのこと。NISMOでは、将来的には同マシンを用いたワンメイクレース、また電気自動車のメリットを生かした「屋内サーキットでのレース」の開催も視野に入れている。 2012年6月、英国日産は「リーフ NISMO RC」をグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムに出場させると発表。同年9月にはスポーツランドSUGOで開かれた全日本電気自動車グランプリシリーズ(EV-GP)に参戦し、本格的なレース参戦が実現した。
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