その他のヴァンパイア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:32 UTC 版)
「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」の記事における「その他のヴァンパイア」の解説
ヒステリカ 声 - 釘宮理恵 三支族から送り込まれたテロリスト。バンドと日本国民との間に不和を招くために暗躍する。 かつてスペイン風邪で家族を亡くして本人も死にかけたため、ヴェラによりヴァンパイアとなった。以来浅からぬ因縁がある。その当時はフランチェスカと名乗っていたようで、ヴェラからはフランチェスカ、あるいはフランと呼ばれる。 ななみや彦坂の他、多数のヴァンパイアを配下とし、手駒として扱う。 コウモリに似た有翼の獣人に顕身する。 アニメ版では、三支族陣営ではなくテロメアの一員として登場した。 平井星一(ひらい せいいち) 声 - 千葉一伸 アニメ第1話に登場したオリジナルキャラクター。人気の若手俳優。映画版「ブラッディワルツ」の主演を務め、役作りのためと称して片手に長手袋をはめている。実はヴァンパイアで、一般人を襲った際にミナの配下に追われ片腕を切り落とされたために義手を付けており、長手袋はそれを隠すためのもの。 生放送のテレビ番組「アストライアの天秤」にパネリストとして出演した際、ヴァンパイアの女王を名乗って登場したヴェラから執拗に挑発され、怒りを抑えきれずに本性を現した。ヴェラがスタジオに持ち込んだ片腕を奪い返して巨大なカメレオンのような姿に顕身し、更にはミナを襲おうとするも、逆に死ぬように命令を受けてそのまま自害させられる。 この一部始終がほぼそのまま放映されたことで、世間にバンパイアの存在が知られることとなり大騒動になった。 DVD1巻付録のブックレットでは、平井呈一(ブラム・ストーカー『ドラキュラ』の翻訳者)との名前の類似が指摘されている。 テロメアの盟主/ケティ・モーリス アニメ版から原作に逆輸入されたキャラクター。本名は不明だが、アニメ版の台本では「ミナ2」との記載がある。本人によるとアルファベットや数字の羅列以外で呼ばれた事がないとのことで、第二部で由紀から名づけられた「ケティ・モーリス」を名乗る。 謎の組織テロメアの首領。ミナ姫と瓜二つの姿をしており、ミナの天敵を自称する。 第一部の終盤で差異が判明するが、容姿だけでなくその身体の組成もミナとほぼ同じらしく、人狼のアキラにすら匂いでは区別がつかなかった。それゆえツェペッシュ系のヴァンパイアに対する命令権もミナと同等に持っており、バンドの住人達が彼女かミナのどちらに付き従うかは、本人の意思に委ねられた。 イワノヴや本人の証言によると、ヴァンパイアという種族の歴史を終わらせる存在で、南米スモーカーズフォレストの「ネクロパレス」で発見された《始まりのヴァンパイア》との関連が示唆されているが、現在のところ正体は不明。 バンドがイワノヴに侵攻された際、混乱に乗じて密かにミナを急襲・拉致。秘密裏にミナと入れ替わり、バンドを掌握せんと目論む。事実が発覚した際には自分こそが本物で「200年前にはぐれた際、既に入れ替わっていた」と語る。 第二部にて、再びバンドに姿を現し、赤子魂に関する情報を材料に交渉を持ちかける。牢に移されるもまたもやバンド行政府内のヴァンパイア支配権を奪取し赤子魂争奪戦に参入する。 第一部最後の地底での戦いでクレイドルが崩壊を始めた際、自らの血の中の異物が原因である、と語っている事から、こちらが偽物であるとも推測できるが、元々ミナ姫の出生には「真祖以外の父から生まれた」という疑惑があり、異物があるのも当然とも言え、入れ替わりの真偽は長らく不明であった。第二部で行われたDNA検査により、入れ替わりが疑われる前から保存されていたミナの髪から採取したDNAと半分だけ一致するとの結果が明らかとなった。 少なくとも真祖の力を持つ事は間違いなく、巨大な鋏を持つ甲殻類の様な姿に顕身する。強大な力を持つが、なんらかの問題があり、力を使いすぎると肉体が崩壊するかの様な症状を見せるが、第二部にて梶川の所持していた赤子魂の欠片を手に入れて以来、特に不調には陥っていない模様。始まりのヴァンパイア 南米アマゾン・マナウス西方「チェーンスモーカーズフォレスト」の地下空間「ネクロパレス」に眠る初代公主ツェペッシュ最初の女。だが、その肉体は意志を持たずただ生きて眠り続ける。 原始ヴァンパイア 南米アマゾン・マナウス西方「チェーンスモーカーズフォレスト」の地下空間「ネクロパレス」に住み着く種族で地下世界での生活から眼球その物が退化して無くなっている。 地下宮殿の守人である女性と上書きによってローゼンマン配下となった男性がいる。 さぶろう 第二部で登場した人物。地下に取り残された牙なしと協力して地上への道を掘り進めた。「赤子魂(あかみたま)」と呼ばれる不思議な石を所有している。 本名は「甲賀三郎諏訪(こうが さぶろう よりかた)」。およそ千年前、兄二人と共に朝廷の命で若狭国の高懸山の賊退治に駆り出され、ことのほか活躍した。功が弟一人に行くことを妬んだ兄たちによって三郎は深い穴に落とされて重傷を負うが、そこを当時地底都市・ネクロパレスに暮らしていたヴァンパイア市民に助けられてヴァンパイアとなり、短くない歳月をネクロパレスで過ごす。ふと里心がついて故郷を訪れるが既に見知った人間もおらず、諸国を放浪した後にネクロパレスに戻ると街はもぬけの殻になっていた。 その後、数百年を無人となったネクロパレスで過ごすが、170年前に潜入してきた者を追った際に赤子魂の欠片を手にする。 牙なしたちに協力して地上への道を開いた後は、再び一人地底に戻って暮らしていたが、ミナの名代として訪れた由紀の招聘を受けてヴァンパイアバンドを訪問した。現在において最古のヴァンパイアの一人であり、推定1000歳。古い人間だけあって機械の類は苦手。 梶川弥示郎(かじかわ やじろう) 第二部より登場。ホームレスを装いながら潜伏していたヴァンパイア。元は御休息御庭締戸番(いわゆる公儀御庭番)で密かに来日したアーサーをネクロパレスに案内した。170年前に後述の「二丁拳銃の男(梶川いわく、「影」)」の手でヴァンパイア化し、男の命令でアーサーから赤子魂を奪うため、騙し打ちした。 アーサーには接待の場で豆吉を無礼打ちにしようとしたところを邪魔され、恥をかかされたと思っていた。アーサーを騙し打ちして赤子魂を収めた箱を手に入れるが、中身は既に当時の石動当主にすり替えられており、残っていたのは取りこぼした欠片(小指の爪程度)だけだった。 その失態により、影の男から時期を待つことを命じられ魂の欠片によって170年を生きながらえることになるが、世の移り変わりを受け入れられず「自分の意志では死ぬことすら許されぬ生」を疎んじている。顕身するとヴェラと同じく霧状に変化する。A.S.O.ではバンドに潜入するが、排気ダクトにまで設置されていたセンサーによって発見され捕らえられた。影の男から待つことを命じられた後、自分の子孫を見守っていた。だが東京大空襲で子孫全員を亡くし、現在の虚無的な思考に辿り着いたが、アキラの依頼によって豆吉がたった1人だが生き残っていた梶川の曾孫を探し当て、その事実を伝えられて歓喜の涙を流した。
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