面白い
「面白い」とは快の感情を表す表現である。
「面白い」の基本的な意味
面白いは興味深くそそられる、愉快な気持ちを意味する言葉である。その他にも、状態や様子、雰囲気などが一風変わっており、普通と違っていることを表すこともある。心が夢中になったり、踊ったりする様子を表しており、面白いはプラスの意味を持つ明るい表現となっている。面白いは日常やビジネスなど、様々なシーンや意図で使用される言葉である。日本語の面白いは多様なニュアンスを含んでいる広範の表現である。「面白い」の類語
面白いはつい笑いたくなる様を表すことから、笑いに関した類語が多くある。例えば、「可笑しい」「楽しい」「ばからしい」「くだらない」「ユーモラス」など、愉快な気持ちを表す類語が多いのが特徴だ。また、一風変わった滑稽なという意味もあるので、「センスがある」「斬新」「個性がある」「珍しい」「毛色の変わった」なども面白いの類語として挙げられるだろう。相手に興味をそそられた場合は、「心惹かれる」「味わいがある」「面白みがある」「絵になる」「奇想天外」なども面白いの類語と言える。面白いの語源
面白いという表現は、奈良時代以前から使われているため、語源を特定することが難しく複数の説がある。中でも有力視されているのが、面白説である。面は人の顔や表情、目の前などを表した言葉で、白は明るい、はっきりしていることを意味している。そのため、面白いは目の前が明るくなる様子を表し、景色の美しさを表すために使われていたようだ。「面白い」を含む熟語・言い回し
面白いは元々の言葉の意味により、2つの言葉をくっつけて使われることが多い。面白いを使った一般的な言い回しには、「面白い話」「面白い画像」「面白いアニメ」などがある。面白を使った四字熟語には、面白半分がある。面白半分は、半ば面白いという気持ちと同時にふざけた気持ちも半分あり、真剣さに欠けるさまを意味する。面白い画像
インターネットのサイト上に、ユーモア、ジョーク、ネタ、悪ふざけの為に集められた面白い画像のことを言う。面白い画像はコラ画像とも言われ、既存の写真やイラストを切り貼りして組み合わせ、合成・合体・加工などをして作成される。吹いたら負け、笑ったら寝ろなど、テーマが立てられていることもある。
面白いゲーム
時間を忘れるほどハマったり、プレイする時間が多かったりなど、夢中になるゲームを面白いゲームという。コントローラーを操作することによる爽快感、ストーリーやゲーム展開によって感情を揺さぶられる、課題を乗り越えることによる達成感など、面白いゲームだと感じる部分は個々によって異なる。難易度が高すぎると、挫折したり、面白くないと感じたりすることも多くなる。難易度もそのゲームの個性の魅力の一つであり、夢中になれるゲームは簡単すぎず難しすぎず、絶妙な難易度で成り立っていることが多い。
面白いアニメ
続きが気になって欠かさず見たり、何度もリピートしたりしてしまうのが面白いアニメだ。視聴率は、アニメの面白さや視聴者の熱中度を図る物差しの一つになる。アニメには作品の魅力を高める声優の存在があり、漫画の面白さとは別の楽しみ方や笑いなどがある。
面白い漫画
絵、キャラクター、世界観などに魅力があり、夢中になって読み続けたくなってしまうのが面白い漫画だ。腹筋が崩壊するほど笑えるギャグ漫画、手に汗握るバトル漫画、ハラハラするような展開が続くミステリー漫画など、様々なジャンルがある。
面白い話
聞き手の興味を引き、退屈させず、いつまでも聞いていたいと思わせるのが面白い話だ。オチが秀逸だったり、奇想天外な実体験だったり、所々にくすっと笑える箇所が盛り込まれたりなど、場の空気を盛り上げてくれるのが面白い話の特徴だ。
「面白い」の英訳
面白いを英語で表現するとInterestingとなる。相手の言ったことや、興味を深くそそられた時に、使える英単語だ。おも‐しろ・い【面白い】
読み方:おもしろい
[形][文]おもしろ・し[ク]《もと、目の前が明るくなる感じをいった語》
1 興味をそそられて、心が引かれるさま。興味深い。「何か—・いことはないか」「仕事が—・くなってきた」「この作品は—・くなかった」
2 つい笑いたくなるさま。こっけいだ。「この漫画はなんとも—・い」「—・くもない冗談」
3 心が晴れ晴れするさま。快く楽しい。「夏休みを—・く過ごした」「無視されたようで—・くなかった」
4 一風変わっている。普通と違っていてめずらしい。「—・い癖」「—・い声」
5 (多く、打消しの語を伴って用いる)思ったとおりである。好ましい。「結果が—・くない」
6 風流だ。趣が深い。
「月の—・きに、夜更くるまで遊びをぞし給ふなる」〈源・桐壺〉
[派生] おもしろがる[動ラ五]おもしろげ[形動]おもしろさ[名]おもしろみ[名]
[用法] おもしろい・おかしい——「おもしろおかしく話す」「おもしろい(おかしい)形の木の根」のように、滑稽(こっけい)な、奇妙な、の意味では、相通じて用いられる。◇「おもしろい」は、「おもしろい小説」「仕事もだいぶおもしろくなってきた」のように、その内容が(話し手の)興味をひく場合に用いられる。◇「おかしい」は、「何となくおかしい作品」のように、形式その他が風変わりだ、調和的でない意を表し、また、「先月来、からだの調子がおかしい」「彼が勲章をもらうなんてちゃんちゃらおかしい」と不調・不審の用法に及ぶ。これらは「おもしろい」に置き換えられない。◇「おもしろい試合」は、緊迫した内容の試合であり、「おかしい試合」は、普通でない変な経過、珍プレーのある試合ということになる。
おもしろい
「おもしろい」の例文・使い方・用例・文例
- おもしろいゲーム
- 何かおもしろい話がありますか
- 彼はとてもおもしろい人だ.ぜったい君を退屈させないだろう
- 彼女は何ておもしろい人なんだ
- 彼はクラシックとジャズとのおもしろい比較をしてみせた
- 彼はおもしろいことばで演説を終えた
- すごくおもしろい話
- 現代のハイテクを駆使したおもしろい特殊効果
- たまらなくおもしろい本
- 彼はいつもおもしろい
- デビッドはおもしろいやつだ
- その冗談のどこがおもしろいんだね
- ハワイ旅行が当たったって?そりゃおもしろい冗談だ
- それは高価な本だ.しかし,あまりおもしろい本とは言えない
- 彼は自分の冗談はとてもおもしろいと思い込んでいる
- おもしろいことに,スーザンは彼のプロポーズを断ったのです
- おもしろい試合
- おもしろい話があるんですよ
- 鳥の観察はおもしろい
- おもしろいことには,彼は面接に姿を見せなかった
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