おもし

デジタル大辞泉

おもし【重し／重^▽石】

読み方：おもし

《形容詞「おも（重）し」の終止形から》

１ 物を押さえつけるために置くもの。おし。「辞書を—にする」

２ 人を押さえ鎮める力。また、その力をもっている人。「若輩で—がきかない」

３ 秤(はかり)のおもり。

[補説] 後世「おもいし」の音変化と意識されて「重石」の字を当てる。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

おもし

出典:『Wiktionary』 (2021/10/10 16:44 UTC 版)

語源

古典日本語名詞「おもし」 < 形容詞「おもし」

発音

• (東京) おもし [òmóshí] (平板型 – [0])
• IPA^(?): [o̞mo̞ɕi]
• (京阪) おもし (平板型)

名詞

おもし【重し、重石】

1. 物を押さえるために置く物。
2. 人を制し静める力。また、その力を持つ者。
3. 秤の重り。

形容詞

おもし【重し】

1. 重（おも）い。
2. （地位・価値などが）高（たか）い。尊（とうと）い。貴重だ。
3. 落（お）ち着（つ）いている。どっしりしている。
4. 重大だ。

基本形	語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形	活用の種類
おもし	おも	-く	-く	-し	-き	-けれ	○	ク活用
		-から	-かり	○	-かる	○	-かれ

発音

三拍形容詞一類^(?)

• 連用形

  (平安時代)うぉも​く

  (南北朝時代)うぉも​く

  (室町時代)うぉも​く

  (江戸時代)おも​く

• 連体形

  (平安時代)うぉもき​ぃ

  (南北朝時代)うぉもき​ぃ

  (室町時代)うぉも​き

  (江戸時代)おも​き

諸言語への影響

• 現代日本語: おもい（重い）

名詞

おもし【重し、重石】

1. （現代語語義1,2）おもし。

諸言語への影響

• 現代日本語: おもし

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