海人 トモカズキ (朋潜き・伴潜き)

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海人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 15:15 UTC 版)

トモカズキ (朋潜き・伴潜き)

セーマンドーマン

トモカズキは、魔物。または亡霊

海女が自分一人しか潜っていないのに、近くにそっくりな海女が一緒に潜っており、同じような作業をしている。そっくりな海女がニヤリと笑いかけたり、アワビをあげようと誘う行動をとり、うっかりして「ありがとう」と誘いに乗ってアワビをもらってしまうと、そのままを取られてしまう。

アワビがたくさんいるところに連ってあげようと、手を引きにきたり、一緒に深い場所に行くと、潜水時間を超えてが絶え命を落としてしまう。 から赤潮が流れてくる時などに海にもぐっていると、同じような海女がもぐっている、蚊帳のようなものを被せてくるともいう。

トモカズキは、海女と身なりは同じでもが無いとか、鉢巻の尻が長いので見分けがつくともいわれている。

三重県志摩地方(現・鳥羽市志摩市)の海女は魔除けとしてセーマンドーマンの意匠が入ったものを身に着けて海女漁をする風習が現代もある。

育成と高齢化

海女になる人の中には、小学生くらいから年長者に遊びながら潜る訓練を受けており、20歳くらいになると10メートルは潜水し、水圧に負けないための独特の呼吸法を会得していく。しかし漁に出ている現役の海女は日本18都道府県で1978年から2010年の32年間で、約7000人減少しており[14]、2160人となっていることが報告された[15]。激減の要因について石原館長は「藻場が荒れ、海女漁の対象となるアワビやサザエなどの資源の減少が大きな影響を与えている」などと分析している。高知県や新潟県、東京都などでは100人以上存在した海女が0人となった。

岩手県久慈市の観光協会では、後継者育成を目的として2005年に地元の女子高生を対象とした海女クラブを設立した[16]

海女が登場する番組、雑誌、作品等

ドラマ、映画、漫画等は、作品名や海女役を演じた出演者を記載。


  1. ^ 男性の海士、女性の海女の分布を調査した資料によると、日本の西南部(沖縄県宮崎県鹿児島県)、東北地方岩手県宮城県福島県)から茨城県にかけてはほとんどが海士ばかり、その両地域の中間に海士・海女が併存し、千葉県静岡県三重県福井県石川県福岡県では海女が優勢を示していたという(最上、1977年、154頁)。
  2. ^ 山岡俊明「安房の海女・海士」、森浩一編著、1995年、422頁。
  3. ^ a b 高橋美貴、斎藤善之(編)『海と川に生きる』 吉川弘文館 <身分的周縁と近世社会> 2007年、ISBN 978-4-642-06558-0 pp.19-42.
  4. ^ 鈴木 清史 (2010年). “オーストラリアの戸惑い : 2つの巨大貿易国のはざまで (日本とアジアの相互の照射   (PDF)”. 静岡大学人文学部アジア研究センター. 2020年12月17日閲覧。
  5. ^ 日本列島“海女さん”大集合 ~海女フォーラム~(鳥羽市)
  6. ^ 海女:「無形世界遺産登録を」三重・鳥羽でフォーラム毎日新聞 2009年10月4日)… 参加した地域:岩手県久慈市小袖海岸千葉県南房総市白浜町石川県輪島市福井県坂井市三国町三重県鳥羽市、三重県志摩市徳島県美波町福岡県宗像市鐘崎長崎県壱岐市熊本県天草市韓国済州島
  7. ^ 2014年3月20日中日新聞朝刊3面海女登録韓国「抜け駆け」ユネスコ遺産近く申請
  8. ^ 輪島 海女の漁
  9. ^ 済州の海女を紹介する写真、日本で展示へ朝鮮日報日本語版 2009年10月1日)
  10. ^ 野村史隆「志摩の海女」、森浩一編著、1995年、428頁。
  11. ^ ロングスカート状に巻く人もいれば、短めのタイトスカート状にして巻く場合もある。
  12. ^ 田辺悟「舳倉島の海女」、森浩一編著、1995年、426頁。
  13. ^ かすりはんてんは、他の地域では磯から上がった時の普段着としても用いられることが多かった。
  14. ^ 水産庁が1978年に実施した調査では、26都道県で9134人の海女が確認されている
  15. ^ “海女:高齢化進み激減 「10年後消滅」の懸念も”. 毎日新聞. (2010年12月18日). http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101218k0000m040162000c.html 
  16. ^ 海女センターのご紹介|北限の海女


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