海人 トモカズキ (朋潜き・伴潜き)

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海人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/11 14:08 UTC 版)

トモカズキ (朋潜き・伴潜き)

セーマンドーマン

トモカズキは、魔物。または亡霊

海女が自分一人しか潜っていないのに、近くにそっくりな海女が一緒に潜っており、同じような作業をしている。そっくりな海女がニヤリと笑いかけたり、アワビをあげようと誘う行動をとり、うっかりして「ありがとう」と誘いに乗ってアワビをもらってしまうと、そのままを取られてしまう。

アワビがたくさんいるところに連ってあげようと、手を引きにきたり、一緒に深い場所に行くと、潜水時間を超えてが絶え命を落としてしまう。 から赤潮が流れてくる時などに海にもぐっていると、同じような海女がもぐっている、蚊帳のようなものを被せてくるともいう。

トモカズキは、海女と身なりは同じでもが無いとか、鉢巻の尻が長いので見分けがつくともいわれている。

三重県志摩地方(現・鳥羽市志摩市)の海女は魔除けとしてセーマンドーマンの意匠が入ったものを身に着けて海女漁をする風習が現代もある。

育成と高齢化

海女になる人の中には、小学生くらいから年長者に遊びながら潜る訓練を受けており、20歳くらいになると10メートルは潜水し、水圧に負けないための独特の呼吸法を会得していく。しかし漁に出ている現役の海女は日本18都道府県で1978年から2010年の32年間で、約7000人減少しており[13]、2160人となっていることが報告された[14]。激減の要因について石原館長は「藻場が荒れ、海女漁の対象となるアワビやサザエなどの資源の減少が大きな影響を与えている」などと分析している。高知県や新潟県、東京都などでは100人以上存在した海女が0人となった。

岩手県久慈市の観光協会では、後継者育成を目的として2005年に地元の女子高生を対象とした海女クラブを設立した[15]

海女または海女役を演じた女優、タレントが登場する番組、雑誌、作品等

※ドラマ、映画、漫画等は、作品名や海女役を演じた出演者を記載。主演は太字で表記。

漁師の夫を殺された新妻で海女の「佐伯みぎわ」役で出演。序盤では海女作業を行っている。前半では、上がってこない死体がどこにあるか確認する為、海女作業をしているふりをしながら海に潜って探し出すシーンが盛り込まれている。
水中撮影が10月上旬に行われる予定だったが、台風の影響により延期となり、撮影が行われた時には冬場の寒い時期で海水はそれ以上に冷たくなっていた。スタントマンは起用せず、本人自ら水中撮影に参加。
水着は着用しないで白無地の下着の上から白の磯シャツ(白木綿の上着の長袖)を着こみ、腰に白の磯ナカネを短めのタイトスカートのように巻き付ける。頭に白の磯頭巾を前頭から頭頂、後頭、即頭、耳まで覆い隠して顎に頭巾の紐を結んできちんと被る。両足に儀式等で使用される白足袋を履き、両手に防水性がなく農作業で使用する白の軍手をはめる。最後は磯メガネを装着し、白の磯頭巾の上から後頭部にバンドで固定して、丸形マスクで目と鼻を覆い隠す。
水中撮影本番では、水中メガネを装着して白の磯着一式(白の磯頭巾、白の磯シャツに白の磯ナカネ、白の軍手、白の足袋)着用に膝、脛の肌を晒して身なりをきちんとした格好で冷たい海に潜り込む。
海中では、主婦が白の長袖に白のタイトスカート、靴下に手袋、頭に手拭いを被って掃除を行う格好に水中メガネを装着して水泳を行う様に見せかけ、全身びしょ濡れになりながら海底の岩場ギリギリまでばた足や平泳ぎなどして、貝を採ったり溺れて気絶するなど演技をこなしていた。

それ以外でも、テレビ番組や百科辞典、ガイドブック、雑誌等で登場することもある。

  • 勁文社の子供向けの「大百科シリーズ」では、イラスト(挿絵)に海女の亡霊のイメージイラストが掲載されていることもある。
外見は普通の海女とは変わらないが、白の長袖磯シャツをきっちり着込み、白の磯ナカネを膝上の短めのタイトスカートを穿いているように巻きつけ、白足袋をしっかり履いて、白の軍手を両手にしっかりとはめている。頭に白の磯頭巾を前頭から頭頂、後頭、即頭、耳まで覆い隠して顎に頭巾の紐を結んできちっとかぶり、磯メガネ(鼻隠し一つメガネ)を白の磯頭巾の上から後頭部にベルトをかけ、丸形マスクを白の磯頭巾をだぼつかせないようにして両目と鼻、口元まで顔全体を覆い隠す様に固定して装着した姿で薄暗い海底から海上へと上がって行きながら海女を襲うような感じで描かれていた。
伊勢湾沖の海女船に5人の海女さんが乗船。
全員、白無地の下着(ショーツにブラジャー)を着用したまま、白の磯シャツ(白木綿の上着の長袖)を着込み、白の磯ナカネを膝上の短めのタイトスカート状にして巻き着ける。白の足袋を履いて、白の手袋(軍手)をはめる。白の磯頭巾を前頭から頭頂、後頭、即頭、耳まで覆い隠して顎に頭巾の紐を結んで被った後、磯メガネ(スイムマスク)を装着して両目、鼻など顔面を覆い、白の磯頭巾で覆われた後頭部にベルトをかける。
海女さんが着用している磯着一式は水着ではなく衣服として、長袖にスカート、靴下、手袋、頭に頭巾を被って身なりをきちんとして清掃、奉仕作業を行う格好に見立て、磯メガネ(スイムマスク)の丸形マスクで覆われた両目と鼻は太陽の光によって鏡のように映し出され、下を向いた時には顔全体が覆われているように見受けられ、着衣水泳を行う感じで海に飛び込む準備をしていた。
冷たい風が吹く中、磯桶を海に投げた後に海女船から海女さんが1人ずつ順番に下を向きながら水深5〜6mの冷たい海に飛び込んでいった。清掃、奉仕作業を行う大人の女性が長袖にスカート、靴下、手袋、頭に頭巾を被り、素足を晒して身なりをきちんとした作業衣装のまま、磯メガネ(スイムマスク)を装着し、ベルトを白の磯頭巾で覆われた後頭部にかけて両目、鼻など顔面を丸形マスクで覆い隠して水中へ潜り込んだ。水着ではなく衣服着用のまま着衣水泳を行うように見立て、冬場の寒さと海水の冷たさをこらえて全身びしょ濡れになりながら一生懸命潜って作業を行なっていた。



  1. ^ 男性の海士、女性の海女の分布を調査した資料によると、日本の西南部(沖縄県宮崎県鹿児島県)、東北地方岩手県宮城県福島県)から茨城県にかけてはほとんどが海士ばかり、その両地域の中間に海士・海女が併存し、千葉県静岡県三重県福井県石川県福岡県では海女が優勢を示していたという(最上、1977年、154頁)。
  2. ^ 山岡俊明「安房の海女・海士」、森浩一編著、1995年、422頁。
  3. ^ a b 高橋美貴、斎藤善之(編)『海と川に生きる』 吉川弘文館 <身分的周縁と近世社会> 2007年、ISBN 978-4-642-06558-0 pp.19-42.
  4. ^ 日本列島“海女さん”大集合 ~海女フォーラム~(鳥羽市)
  5. ^ 海女:「無形世界遺産登録を」三重・鳥羽でフォーラム毎日新聞 2009年10月4日)… 参加した地域:岩手県久慈市小袖海岸千葉県南房総市白浜町石川県輪島市福井県坂井市三国町三重県鳥羽市、三重県志摩市徳島県美波町福岡県宗像市鐘崎長崎県壱岐市熊本県天草市韓国済州島
  6. ^ 2014年3月20日中日新聞朝刊3面海女登録韓国「抜け駆け」ユネスコ遺産近く申請
  7. ^ 輪島 海女の漁
  8. ^ 済州の海女を紹介する写真、日本で展示へ朝鮮日報日本語版 2009年10月1日)
  9. ^ 野村史隆「志摩の海女」、森浩一編著、1995年、428頁。
  10. ^ ロングスカート状に巻く人もいれば、短めのタイトスカート状にして巻く場合もある。
  11. ^ 田辺悟「舳倉島の海女」、森浩一編著、1995年、426頁。
  12. ^ かすりはんてんは、他の地域では磯から上がった時の普段着としても用いられることが多かった。
  13. ^ 水産庁が1978年に実施した調査では、26都道県で9134人の海女が確認されている
  14. ^ “海女:高齢化進み激減 「10年後消滅」の懸念も”. 毎日新聞. (2010年12月18日). http://mainichi.jp/select/wadai/news/20101218k0000m040162000c.html 
  15. ^ 海女センターのご紹介|北限の海女


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