DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW (映画第5作/スピンオフ) (2018年)
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"FINAL MISSION"(『MOVIE3』)から数ヶ月後。 SWORDや湾岸地区との喧嘩やさらには日本政府の隠蔽工作まで暴いてしまい、刺激的な日々からそれぞれの仕事や生活に精を出す平和な日常がそれぞれに訪れていた。だがその時間がダン(山下健二郎)・テッツ(佐藤寛太)・チハル(佐藤大樹)の3人を満たしてくれる訳ではなく、寧ろ謎の違和感の様な心を満たす何か物足りないものモヤモヤ感を感じていた。ある日同じ山王街の伊集院甲(八木将康)・たて笛尾沢(天野浩成)からなるたて笛兄弟が尾沢の父親が計画したコンサートを敢行することになったが自信が持てず応援メンバーとしてDTCに助けを求めてきたが3人は取り合わなかった。しかしそんな2人が一生懸命で楽しそうであると気づいた3人は今だからできることは何かを考えに考え、高鳴る鼓動と青春(と女子)を求めて行く先も決めずにバイク旅に出ることにする。 山王街を後にした3人の旅は楽しいものだったが、現実はそこまで甘いはずはなく出立して数日で軍資金が底をつきガソリン補給も手が回らない状態に陥ってしまう。そこで訪れた上下温泉街で日雇いかつ泊まり込みの仕事を探す。偶然訪れたスナックのオーナーからの紹介で旅館森田屋の客室係として働くことになる。さらに珍客として"たて笛兄弟"がコンサートを敢行すべく森田屋へやって来ていた。DTCの3人は応援メンバーとして力を貸し、歌と踊りとリコーダーで余興を乗り切った。更に、慰安旅行で偶然森田屋に訪れたWhite Rascalsの若手メンバーSMGに加え、出張のため上下温泉街に屋台営業でやってきた達磨一家の若手メンバー達磨ベイビーズに出会い旅は珍道中となってしまう。 慣れない旅館業に苦戦する中、森田屋の若女将マリと一人娘のメグミと出会う。夫と死別し娘を育てながら切り盛りするマリに一目惚れし恋心を募らせる必死で気を引こうとするチハルだが、マリと旅館の番頭宮崎(駿河太郎)が互いに惹かれあっていることを知ってしまう。マリと宮崎は両想いにも関わらず娘を気遣い再婚に踏み切れないでいたのだ。メグミも母と宮崎が両想いであることを知っていたが結婚したことで母が亡くなった父のことを忘れてしまうのではないかと考え、複雑な気持ちを隠せなくなっていた。それを知ったダンは自分とメグミが父親が突然いなくなり母親に育てられたという同じ境遇から親しく話をする関係になっていき、3人の関係をなんとか出来ないのか考えるようになっていた。 3人はマリ・宮崎そしてメグミを幸せにすべく、たて笛兄弟に加えSMGと達磨ベイビーズに協力を要請。SMGが今回の企画の演出とメインとなる宮崎達をプロデュースし、達磨ベイビーズが企画会場となる旅館街近郊のイベントホールで設置・飾り付けを開始、そしてDTCは今回の企画の全面プロデュースを開始する。女子供を幸せにする為、プロポーズという祭を盛り上げる為、そしてマリ・宮崎・メグミのプロポーズを成功させる為。DTCが考えた3人を幸せにする企画とは、宮崎がマリに想いを伝える場所を提供するサプライズ企画だったのだ。 いよいよ本番当日。宮崎とDTCが中心となりマリとメグミを招き準備も万端。しかしメグミは心に閉じ込めていた想いが爆発して会場からいなくなってしまう。DTCと宮崎達はメグミを探すべく奔走し、なんとかダンがメグミを見つけるに至った。メグミはダンに亡くなった父がよく乗せてくれた車のことを話し2人はドライブに出かけた。ダンが車の中であるカセットテープを見つけセットすると、そこから今は亡きメグミの父の声が流れ始める。"愛と書いてメグミ。名前を呼ばれる度に愛されているということを感じて欲しい"。父の想いを知ったメグミは会場に戻ることを決意し、ドレスアップしたDTCと共に会場へ向かう。 そして遂にミュージカルショーが始まり、DTCと宮崎が自分達の気持ちと想いを歌にし、宮崎はマリとメグミの元へと歩み寄っていく。すると宮崎はメグミに寄り添いメグミにプロポーズした。今回のショーは宮崎とマリのプロポーズではなく3人を幸せにすると同時にメグミを喜ばせることが本当の目的だったのだ。"僕は君のパパには勝てない。でも君のパパに負けないように頑張る。僕たちもパパのことを忘れない。メグミちゃんもパパのことを忘れないで"。そしてメグミは"私のパパになってください"と自分の想いを伝えて無事にサプライズは成功する。3人が幸せになるためのサプライズパーティーDPDことドッキリプロポーズ大作戦は成功したのだった。 1週間後。無事に軍資金も貯まったDTCはマリと宮崎に挨拶して森田屋を後にする。旅立つ前メグミが現れダンに別れを告げる。「またね。一八」。ダンは少し照れていたが嬉しそうでもあった。そして3人はたて笛兄弟の2人と合流して、たて笛兄弟のコンサートに同行するための新たな旅が始まったのであった。 しかし物語は終わらない。旅の行き先を決める時チハルだけがある街だけは避けて迂回した方がいいと警戒の色を見せた。その街には"鳳仙"と呼ばれるスキンヘッドの高校があり、自分達のような輩が行けば揉め事が起きるのは必至だと警告した。そして、その鳳仙なる集団がSWORD地区に新たなる抗争の火種を生むことになる。
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『 DTC -湯けむり純情篇- from HiGH&LOW』は、2018年9月28日公開の映画。主演は山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹。HiGH&LOWシリーズ映画第5弾で、DTCを主役としたスピンオフ作品。アクションエンタテイメント作品の過去作とは一転して青春ドラマが展開される。また、本作は「HiGH&LOW」シリーズの脚本を手がけてきた平沼紀久の初の長編映画監督作品となった。キャッチコピーは「アクション0、笑い80、感動20」。 スタッフ 監督:平沼紀久 脚本:平沼紀久、渡辺啓、福田晶平、上條大輔 企画プロデュース:EXILE HIRO エグゼクティブプロデューサー:伊藤響、八木元、関佳裕 製作総指揮:山田克也、今村司、森雅貴、森広貴 プロデューサー:植野浩之、藤村直人、木口洋介 主題歌:DOBERMAN INFINITY/「YOU & I」 オープニングテーマ:EXILE SHOKICHI/「Futen Boyz」 コスチュームプロデューサー:小川哲史 音楽プロデューサー:佐藤達郎、門田吉穂 製作統括:川田真太郎 配給統括:吉田繁暁 撮影:鈴木雅也 照明:佐藤宗史 録音:照井康政 美術:橋本創 装飾:西村徹 衣装:加藤みゆき メイク:内城千栄子 ダンス監修:SEVA、NABE 編集:和田剛 音響効果:小島彩 選曲:佐藤啓 スクリプター:頓所麻奈美 助監督:上條大輔、船谷純矢 制作担当:倉又由一 キャスティング:木暮こず江 配給:松竹 企画制作:HI-AX 製作:「HiGH&LOW」製作委員会 製作 当初、平沼はSWORD地区内での設定で脚本を書き進めていたが、HIROからのアドバイスを基にSWORD地区外での物語に変更した。モラトリアムな状態であるSWORDから飛び出したことで、結果的に世界を広げキャラクターの成長にも繋げることができたと語っている。野宿やキャンピングカーで旅をするなどの案が出る中、最終的にはバイクでの旅が採用され、立ち寄る場所も温泉と決まった。また、SMGと達磨ベイビーズの出演にあたり、役作りのためにそれぞれの前日譚となる脚本も書かれた。 プロモーション 2018年8月21日に幕張メッセ国際展示場ホールで、PKCZと「HiGH&LOW」シリーズのコラボライブイベント第3弾となる「PKCZ×DTC-湯けむり純情篇-from HiGH&LOW 完成披露試写会&PREMIUM LIVE SHOW」が開催された。本作の試写会ののち開かれたライブでは、山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹らが登場し、トークやパフォーマンスを披露した。 封切り 2018年9月28日に公開され、興行通信社の映画動員ランキングでは第9位となった。また、当初の公開期間は3週間限定の予定だったが、期間を延長し10月19日からも全国27の劇場で上演されることとなった。派生作品 『監獄学園』の平本アキラによる「DTC」のオリジナルアナザーストーリーが、週刊少年マガジン(講談社刊)の9月26日発売号、10月3日発売号の2週に渡って掲載された。また、それに先駆けて映画のポスタービジュアルを再現したイラストも公開された。 2018年10月9日から、劇中でダンと村川絵梨演じるホステスのアキが歌うデュエット曲『修羅BANBAN』が、全国のDAMカラオケで配信された。また、同11月11日からはトレイラーの映像を含むPV付きの楽曲が配信された。作詞は平沼紀久。 特別番組 DTC-湯けむり純情篇-from HiGH&LOW 公開直前SP!! 「DTC-湯けむり純情篇-from HiGH&LOW」DTCのここが凄い!!スペシャル(東京暇人) DVD・Blu-ray 「DTC-湯けむり純情篇- from HiGH&LOW」Blu-ray(2019年2月20日発売、rhythm zone) 「DTC-湯けむり純情篇- from HiGH&LOW」DVD(2019年2月20日発売、rhythm zone)
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