Allergy

実用日本語表現辞典

allergy

「allergy」とは、体が特定の物質に過剰反応を示す免疫系の反応を指す。この物質はアレルゲンと呼ばれ、花粉やダニ、食物などが該当する。体がアレルゲンを異物と誤認し、防御反応を起こすことで、くしゃみや鼻水、皮膚のかゆみなどの症状が現れる。allergyは個々の体質や環境により、反応するアレルゲンや症状の程度は異なる。また、アレルギー反応は即時型と遅延型があり、即時型は接触後すぐに症状が出るのに対し、遅延型は数時間から数日後に症状が出る。

（2023年9月28日更新）

allergy

別表記：アレルギー

「allergy」とは・「allergy」の意味

「allergy」とは、身体が特定の物質に過敏に反応し、免疫系が過剰に働くことである。これらの物質は一般的には無害であり、他の人には何の影響も及ぼさないが、アレルギーを持つ人には症状を引き起こす。アレルギーの原因となる物質は、花粉、食品、薬、動物の皮膚や毛、ダニなどがある。複数形は「allergies」となる。

「allergy」の発音・読み方

「allergy」の発音記号は /ǽlərdʒi/ であり、カタカナでは「アレルギー」と読む。英語では「l」と「r」の発音に注意し、日本語よりも「l」の音を強調して発音することが重要である。

「allergy」の語源・由来

「allergy」は、ギリシャ語の「allos（他の）」と「ergon（仕事、反応）」から成り立っている。これは、アレルギーが通常の免疫反応とは異なる特異的な反応を指すことに由来している。

「allergy」と「allergic」の違い

「allergy」は名詞であり、アレルギー症状そのものを指す。一方、「allergic」は形容詞形であり、アレルギー反応を示す人や物に対して用いられる。例えば、「be allergic to」は、「～にアレルギーがある」という意味で使われる。

「allergy」を含む様々な用語の解説

「Allergy-free」とは

「Allergy-free」とは、アレルギーを引き起こさない、またはアレルギー原因物質を含まないことを意味する。食品や製品に対して用いられることが多く、アレルギーを持つ人にとって安全であることを示す。

「allergy」の使い方・例文

1. She has a severe allergy to peanuts.（彼女はピーナッツに重度のアレルギーがある。）
2. Many people suffer from seasonal allergies.（多くの人が季節性アレルギーに悩まされている。）
3. His allergy to cats prevents him from visiting his friend's house.（彼は猫アレルギーのため、友人の家を訪れることができない。）
4. The doctor diagnosed her with a food allergy.（医師は彼女に食物アレルギーと診断した。）
5. The allergy-free product is suitable for people with sensitive skin.（アレルギーフリーの製品は、敏感肌の人に適している。）
6. Pollen allergy is a common problem in spring.（花粉アレルギーは春に一般的な問題である。）
7. She carries an EpiPen due to her life-threatening allergy.（彼女は命に関わるアレルギーのため、エピペンを携帯している。）
8. The restaurant offers allergy-friendly options on their menu.（そのレストランは、メニューにアレルギーに配慮したオプションを提供している。）
9. His allergy symptoms include sneezing and itchy eyes.（彼のアレルギー症状には、くしゃみと目のかゆみが含まれる。）
10. The allergy test confirmed her sensitivity to certain substances.（アレルギーテストで彼女が特定の物質に過敏であることが確認された。）

（2023年4月19日更新）

allergy

英語：アレジー

「allergy」とは・「allergy」の意味

「allergy」とは、体が特定の物質に過敏に反応してしまう状態のことであり、いわゆる「アレルギー」を意味する英語の単語である。複数形「allergies」の語形で用いられることも多い。

アレルギーの原因となる物質（アレルゲン）は、花粉や食物などであり、通常は他の人には害のないものであることが多い。

日本語で浸透している「アレルギー」や「アレルゲン」という言葉は、ドイツ語の「Allergie（アレルギー）」や「Allergen（アレルゲン）」に由来する。英語の「allergy」とは綴りや発音が異なる。

「allergy」の発音・読み方

英語の「allergy」の発音記号は /ˈælərdʒi/ で、カタカナで表すと「アレジー」に近い。

「アレルゲン」を意味する英語の「allergen」は、英語では「アレジェン」に近い発音である。

「allergy」の語源・由来

「allergy」の語源は、ギリシャ語の「allos」（他の）と「ergon」（仕事や反応）が組み合わさった言葉で、もともとは、体が通常の反応とは異なる反応を示すことを意味していた。

「allergy」と「allergic」の違い

「allergy」と「allergic」の違いは、どちらもアレルギーに関連する言葉だが、使い方が異なる。「allergy」は名詞で、アレルギーそのものを指す。一方、「allergic」は形容詞形で、アレルギー反応を起こす状態を表す。「be allergic to」は、「～にアレルギーがある」という意味になる。

「allergy」を含む様々な用語の解説

• food allergy（食物アレルギー）: 特定の食品に対するアレルギー反応
• pollen allergy（花粉症）: 花粉に対するアレルギー反応
• drug allergy（薬物アレルギー）: 薬に対するアレルギー反応
• pet allergy（ペットアレルギー）: 動物の毛やフケに対するアレルギー反応
• allergic rhinitis（アレルギー性鼻炎）: アレルギーによる鼻の炎症

「allergy-free」とは

「allergy-free」とは、アレルギーを引き起こさない、またはアレルギー反応が起こりにくい状態を指す言葉である。例えば、アレルギーを引き起こさない食品や、アレルギーの原因となる物質が含まれていない製品などが該当する。

「allergy-free kid」のような表現の場合は「アレルギー持ちでない子供」という意味である。

「allergy」の使い方・例文

• She has a severe allergy to peanuts.（彼女はピーナッツに重度のアレルギーがある）
• Many people suffer from seasonal allergies.（多くの人が季節性アレルギーに悩まされている）
• I had an allergy test to find out what I'm allergic to.（何にアレルギーがあるかを調べるために、アレルギーテストを受けた）

（2023年3月29日更新）

生物学用語辞典

アレルギー

同義/類義語：アレルギー反応
英訳・(英)同義/類義語：allergy

花粉症のような過敏な抗原抗体反応。IgEが関与し、ヒスタミンが分泌され、発赤、掻痒感などが現れる。

「生物学用語辞典」の他の用語

現象や動作行為に関連する概念：

アミノ酸翻訳効率  アメーバ運動  アルビノ  アレルギー  アレロパシー  アロイオゲネシス  アロステリック調節

バイテク用語集

アレルギー

【英】： Allergy

ある種の抗原に接触した生体に、もう１度同じ抗原が入った場合に過剰な反応を起こし、自己に障害を与える。気管支ぜんそく、花粉症、ソバアレルギーなどが代表的である。たとえば花粉症では、花粉が血液中に入り込み、抗原抗体反応を起こす。抗体は肥満細胞の表面に突き出ている免疫グロブリンE（IgE）という抗体で、これに花粉がつくと肥満細胞が壊れてヒスタミンなどが血液中に流れ出る。これが、かゆみなどの元である。

アレルギーは反応により４つに分類できる。�T型アレルギーは15〜20分で反応が起こる即時型（アナフィラキシー）で、�U型アレルギーは抗体と結合した細胞や臓器を貧食細胞や補体が傷害する反応である。�V型アレルギーは活性化された補体、白血球、血小板などによって組織が傷害される反応で、�W型アレルギーは、遅延型アレルギーともいわれ、炎症反応が起きる。

・ 細胞

エイズ関連用語集

アレルギー

Allergy

【概念】 あるものに対する過剰な免疫反応で生体にとって都合の悪い症状をいう。皮膚、結膜、鼻粘膜、気道上皮、消化管などで起こり、炎症、発疹、かゆみ、滲出物をともなうことが多い。アレルギーの原因物質をアレルゲンという。自然界の花粉、食物、塵埃、ダニの糞の他に化学物質がある。HIV感染者ではST合剤に対する薬物アレルギーが多い。激烈なアレルギーのことをアナフィラキシーという。　

【治療】 アレルゲンから遠ざかるのが大切だが避けられないものもある。アレルゲンから超微量から始めてに体を慣れさせる脱感作(または減感作)療法がある。かゆみ物質はヒスタミンなので抗ヒスタミン剤で症状を和らげる。ステロイド剤で免疫反応をおさえるのは短期的には有効だが、長期的には副作用が問題になる。最近はメディエータ遊離阻害薬、トロンボキサンA2阻害薬、ロイ小鳥炎拮抗薬、Th2サイトカイン阻害薬などが出てきた。　

【詳しく】 ST合剤のアレルギーには脱感作療法が試みられる。

《参照》 ＳＴ合剤、 脱感作療法

オストミー用語集

アレルギー（Allergy）

異常敏感症。（特定の物質や食べ物などに対する異常反応）

ウィキペディア

ALLERGY

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/04 23:11 UTC 版)

ALLERGY（アレルギー）は、日本のロックバンド。1981年に結成し、1985年1月に解散した。

アレルギー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/04/13 03:51 UTC 版)

アレルギー（独: Allergie）とは、免疫反応が特定の抗原に対して過剰に起こることをいう。過敏反応とも呼ばれる。免疫反応は、外来の異物（抗原）を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能である。語源はギリシア語の allos（変わる）と ergon（力、反応）を組み合わせた造語で、疫を免れるはずの免疫反応が有害な反応に変わるという意味である。