しん‐しゅつ【×滲出】
滲出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/29 18:03 UTC 版)
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滲出(しんしゅつ、英:exudation)とは炎症により血管壁や組織の性質が変化して血液や組織液が血管外へ流出すること。滲出した液体を滲出液(exudate)という。滲出液はリバルタ反応陽性。
メカニズム
炎症早期に毛細血管が拡張することで血管壁の透過性が亢進する。通常は血管外に出ることがないフィブリノーゲンやグロブリン、アルブミンなどの血漿タンパク質を含む血液成分が血管外に出る。このため滲出する液はタンパク濃度が高い。病的状態において浮腫が見られる場合は腹膜炎などの炎症性疾患、感染症、結核、悪性腫瘍で滲出液が見られる。
関連項目
- 濾出
- 濾出液
「滲出」の例文・使い方・用例・文例
- 例えば乾燥したか新しい花または葉の滲出液
- 甘いゴムの木からの芳しい滲出液
- 特に、固定剤のような香水に使われるロックローズから取られる、やさしい黒味がかかった茶色い樹脂滲出液
- ある種の針葉樹の滲出液に存在する結晶性の酸
- 固体か半個体の粘質性のある物質で、ある種の植物からの滲出物として得られるか、あるいは単純分子の重合で作られる
- 植物の滲出液
- マスチックの木から取れる芳香性の滲出物
- バルサムノキからの黄色の透明な滲出物
- テレピンノキから滲出されるテレピン油
- ある種の植物から滲出される(水溶性の)物質の総称
- 空気に触れると凝固する、ある種の植物からの乳白色の滲出物
- 滲出性炎症という症状
- 滲出性体質という,乳児期にみられるアレルギー体質
品詞の分類
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