要員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 00:54 UTC 版)
詳細は「救急隊」を参照 多くの場合、救急隊長、機関員(運転手)、救急隊員(救急救命士資格者の場合もある)の3名で構成され、午前9時から翌日午前9時までの24時間勤務である。従って、1台の救急車を維持するために3交代とする必要上3個隊9名が必要であり、救急の専属でなく、消防隊(ポンプ・梯子)・救助隊との兼任で隊員資格を取得させ要員を確保している救急隊もある。
※この「要員」の解説は、「日本の救急車」の解説の一部です。
「要員」を含む「日本の救急車」の記事については、「日本の救急車」の概要を参照ください。
要員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/16 03:22 UTC 版)
「タコ部屋 (日本の官僚)」の記事における「要員」の解説
『霞ヶ関の掟 官僚の舞台裏』(日本文芸社、2003年)の著者で元・農水官僚の林雄介が挙げる事例によると、タコ部屋の責任者となる室長 を務める者は40歳前後・調査官クラスのキャリア、タコ部屋の現場監督は30歳代・総括課長補佐クラスのキャリア事務官、それらの者に加え、担当課の課長補佐1名、若手キャリア事務官1名、担当課職員数名がチームとなり、課長補佐を中心に法律の原案作りが進められ、若手が下働きと雑用を務める。 法案作成という花形の仕事に取り組むタコ部屋に結集するタコ部屋要員は非常に優秀な職員が選ばれる。法案作成は役人人生において数回程度の経験をするか、全く経験をしない者も少なからずいる。 法律は、とにかくめちゃくちゃ優秀なやつをタコ部屋に閉じ込めておいて、それで法制局さんと相談をさせていただければ、一年ぐらいたてばできて上がっていく、そういう役所の実態はあります。—— 福井照(政治家、元・建設官僚)、第156回国会 憲法調査会統治機構のあり方に関する調査小委員会 第3号、2003年5月15日 法案作成は、「タコ部屋」と呼ばれる場所で、一定時期集中して作業するので、筆者の場合も残業は避けられなかった。ただし、いつも法案作成に当たるわけでなく、役人人生で数回程度だ。まったく経験しない人も少なくない。—— 高橋洋一(元・大蔵・財務官僚)、『連載 「日本」の解き方』寄稿記事(ZAKZAK、2015年4月2日) 省庁の枠組みを超えて集まる場合や、縦割り行政に関連する弊害が見られる場合もある。 私はタスクフォース(役所では「タコ部屋」と呼ばれます)の一員となり、複数の省庁から集まった職員と一緒に、銀行や弁護士事務所にヒアリングをしたり、関係省庁(内閣法制局、財務省、総務省、金融庁、経済産業省、国土交通省)に説明したり、或いは国会で予想される質問に向けて大臣等の答弁案を作ったりしました。—— 青崎稔(金融庁総務企画局総務課 課長補佐、2001年財務省入省)、『国・地域社会に貢献する財務省財務局』(2010年) カルタヘナ議定書に対応した国内措置に関しましては、環境省、それから文部科学省、農水省、経産省、この4省で一体となって取り組むということで、実際にこういう取り組みを円滑に進めるためにこの制度をつくる体制をつくろうということで、先ほど申し上げましたとおり本年7月16日付で私ども野生生物課の中にこの4省庁が一体となって新たな制度を検討する、私どもの業界用語ですとタコ部屋と申しますが、そういうタスクフォースを設置をして、現在、具体的な検討を進めているところでございます。各省庁から環境省に併任という形で、環境省においでいただいていろいろな制度の検討、業務に当たっていただいておりまして、先ほどご紹介しました小林室長は総合環境政策局の環境影響評価課長でおいでですが、この準備室の室長も兼務していただいて、全体を進めていこうと、こういう体制を整備しているところでございます。—— 環境省 中央環境審議会野生生物部会 第7回遺伝子組換え生物小委員会 事務局、2002年9月9日 次に、さらにまた観点を変えまして、縦割り行政の打破という観点から御質問させていただきたいというふうに思います。多分、タコ部屋をおつくりになって、タコ部屋に、他省庁から山のように質問書や削除意見やら出てきたというふうに思っております。他省庁の立場から考えれば、おれの縄張りだからさわるな、削除しろというふうな御意見だったのではないかというふうに推察されます。—— 福井照(政治家、元・建設官僚)、第151回国会 農林水産委員会 第9号、2001年4月10日 外務省がタコ部屋をつくって、経済産業省がタコ部屋をつくって、農林水産省がタコ部屋をつくって、これはお金だけでも、ほぼ同じ事務をやっているにもかかわらず、外国のホテルに行ってみると、何か三階が外務省、四階が経済産業省、五階が農林水産省みたいな感じで、お互いが情報を隠し合っている。—— 緒方林太郎(政治家、元・外務官僚)、第174回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第2号、2010年5月18日 あるプロジェクトが発足してそのタコ部屋に人員がとられ人員不足で徹夜続きの部門が出たり、注目されないプロジェクトで予定よりも少人数で(やりがいと興奮で熱くのめり込みつつも)作業を強いられるタコ部屋もある。 パブコメ案を完璧なものにと言われるとそれはちょっと事務局がかわいそうでございます。今、環境省ではわずか数名でこの仕事をやっておりまして、省の大部分のスタッフが別のタコ部屋にとられてしまって、非常に弱体の人数で、徹夜、徹夜で作業をやっておりますので、その辺の事情もぜひお酌み取りいただければと思います。—— 浅野直人(法学者、環境省 中央環境審議会 委員)、第67回 中央環境審議会総合政策部会、2012年2月21日 私が今の仕事に関わることになった原体験についていえば、通商産業省(現経済産業省)入省2年目に、ベンチャーファンドの根拠法になった「投資事業有限責任組合法」という法律の起草に携わったことでしょうね。通常、省庁で法律の策定作業をする際には、「タコ部屋」と呼ばれる部屋に、十数人の法律を作る人間が集まって共同作業をするんです。しかしその当時、私は外局の中小企業庁にいたのですが、あまりベンチャーファンドが注目されていなかったためか、当時の課長と課長補佐、そして係長である私の3人だけで作業しました。ベンチャーキャピタルや投資業界、起業家といったさまざまな業界の方や法律家、会計士の意見をとりまとめながら、他省庁や政治家とやりとりをしながら法律案を作っていくプロセスは、官僚的な意思決定というよりは、すごくやりがいがありましたし、興奮して熱くのめり込んでいました。—— 郷治友孝(東京大学エッジキャピタル社長、元・通産官僚)、SanRen 対談 「ベンチャーを目指す学生たち」、2012年4月12日
※この「要員」の解説は、「タコ部屋 (日本の官僚)」の解説の一部です。
「要員」を含む「タコ部屋 (日本の官僚)」の記事については、「タコ部屋 (日本の官僚)」の概要を参照ください。
「要員」の例文・使い方・用例・文例
- 全労働要員
- 必要最小限の人員,最低要員
- 指定被害者支援要員制度は、様々な被害者支援活動を行う制度で、日本中の警察で導入されている。
- 近年では、中長期の要員計画を策定することは困難である。
- タイピスト要員たち.
- 要員の不足が能率の低下を招くとは限らない.
- 超満員で、要員の不足の病院
- 私たちは、1カ月前に退職した秘書の交代要員が必要だ
- チームのレギュラーメンバーの交代要員、または補欠であるさま
- 2002年にパキスタンでイスラム過激派組織の過激派同盟として形成されたラシュカレ・タイバ、ラシュカレ・ジャングヴィ、ジェイシモハメド、およびアルカイダの要員を含むテロ組織
- 社会で最も強力な構成要員
- 秘書要員
- 最初に雇われたとき、彼はその要員となった
- ティートンスー族の分裂の構成要員となったスー族人の集団の一員
- 地下活動期間中(特に敵地で)、行動を実行するために任命された作戦要員
- 対立遺伝子のそれぞれの組の要員が異なる配偶子で現れる減数分裂の間の対立遺伝子の分離
- 災害を防ぐための作業をする,保安要員という人
- 野球でレギュラー選手の補欠,予備としての要員あるいは,まだ第一線で活躍できない人
- 彼女たちは戦場に看護要員として送られ,その多くが悲惨な死を遂げた。
要員と同じ種類の言葉
- >> 「要員」を含む用語の索引
- 要員のページへのリンク