い‐し【意志】
読み方:いし
1 あることを行いたい、または行いたくないという考え。意向。「参加する—がある」「こちらの—が通じる」
2 目的や計画を選択し、それを実現しようとする精神の働き。知識・感情に対立するものと考えられ、合わせて「知情意」という。「—を貫く」「—強固」
3 哲学で、個人あるいは集団の行動を意識的に決定する能力。広義には、欲望も含まれる。倫理学的には、道徳的判断の主体あるいは原因となるものをいい、衝動と対立する。
[用法] 意志・意思——「意志」は「意志を貫く」「意志の強い人」「意志薄弱」など、何かをしよう、したいという気持ちを表す場合に用いられる。哲学・心理学用語としては「意志」を用いることが多い。◇「意思」は、「双方の意思を汲(く)む」「家族の意思を尊重する」など、思い・考えの意味に重点を置いた場合に用いられる。法律用語としては「意思」を用いることが多い。◇「意志(意思)の疎通を欠く」「意志(意思)表示」などは、話し手の意識によって使い分けられることもある。
意志
意志
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 14:52 UTC 版)
まず「意志」の分野において、神に背いた人の意志は、罪(sin)の奴隷となっていて、いのちの源である神のいのち、すなわち「永遠のいのち」に与らない限り、意志は常に罪(行)に傾いてゆく。 アウグスティヌスは堕落前と堕落後の人間をこのように分類する。 posse peccare エデンでは罪を犯す自由もあった non posse non peccare 堕落後の人間は罪を犯さずにいるという自由をもっていない posse non peccare 恵みを与えられた人間は罪を犯さない自由もある non posse peccare 天国で罪を犯す自由はない。
※この「意志」の解説は、「全的堕落」の解説の一部です。
「意志」を含む「全的堕落」の記事については、「全的堕落」の概要を参照ください。
意志
出典:『Wiktionary』 (2021/06/26 02:11 UTC 版)
名詞
発音(?)
- い↘し
関連語
翻訳
「意志」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は家族の意志に背いて行動した
- 彼女は自分の意志に反して学校を辞めなければならなかった
- 我々はだれの意志にも服従しない
- 彼は自分の意志を私に伝えてきた
- 神の意志
- 私は自らの自由意志でそれをする
- 鉄のように堅い意志
- 彼の行動で彼が意志の強い男だとわかった
- 彼は意志が強い
- 意志の強さ
- 強い意志
- 我が国はその国と平和交渉をする意志がある
- 英語で自分の意志を伝えることができますか
- 意志が弱い
- 私は意志が弱くてその誘惑に勝てなかった
- 意志あるところには必ず道がある⊂
- 神の意志を尊重する
- 強い意志をもつ
- 生きる意志を失う
- 意志あるところに道がある;成せば成る
意志と同じ種類の言葉
- >> 「意志」を含む用語の索引
- 意志のページへのリンク