エービーオーしき‐けつえきがた【ABO式血液型】
ABO式血液型
英訳・(英)同義/類義語:ABO blood group, ABO blood group system
ヒトの赤血球が示す抗原型の一種で、細胞外の糖鎖の構造によって規定される。抗血清に対する反応により、表現型としてはA型、B型、O型、AB型に分けられる。
現象や動作行為に関連する概念: | 50%細胞増殖阻止濃度 50%致死量 8の字ダンス ABO式血液型 CAM光合成 DNAカテナン DNAワールド |
ABO式血液型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 09:21 UTC 版)
- ^ 出典では「ランドスタイナー」表記
- ^ 現在の観点から見ると不自然な親子関係があるが、参考にした『血液型の話』14Pの表のままで掲載。
- ^ あくまで二対対立因子説による仮説である点に注意
- ^ 前述のフォン・デュンゲルンおよびヒルシュフェルトの初めての調査ではAB型の親とO型の子の組み合わせがあるが、以後の他の学者たちによる調査で確認できなかった。
- ^ この違いはAB型に現れるはずで、ベルンシュタインの説では「AB型血球にはR凝集原がないので凝集素ρには反応しない」はずだが、古畑らの説は「O型血球に反応する凝集素があればAB型でも反応する」となる。
- ^ よってオーストラリア・南北アメリカ大陸などは先住民のデータから推測。
- ^ 比率でわかるように後述の「A型遺伝子やB型遺伝子の多い地域」でも大半はA型遺伝子やB型遺伝子は過半数に達しておらず、O型の方が多数派の場合も多い。
- ^ 参考にした『血液型の話』原文は「アメリカ・インディアン」表記
- ^ 古畑(1962) p.213
- ^ 日本やシベリア先住民ではやや低いが、北海道などのアイヌはB型が比較的多い。
- ^ A型遺伝子出現率は九州東部・四国南西部では29%以上だが、青森県の北部は24%以下になるなど(保志(1968) p.324図4「日本におけるA型遺伝子出現率の地域差」(古畑より改変)。)。
- ^ 抗H抗体自体はA型・AB型で一番多いA1型やA1B型の血清にも存在するが、こちらは体温で反応しないため輸血で問題にされることはほとんどない。
- ^ なお、Row-Iは通常のボンベイ型が分類される。
- ^ 注:Hを小文字で上に書く書き方もある、以下同じ
ABO式血液型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:56 UTC 版)
詳細は「ABO式血液型」を参照 本項ではボンベイ型に関わるため便宜上Hh式血液型にも触れる。 赤血球による血液型の分類法の一種。1900年から1910年ごろにかけて発見された分類法で、最初の血液型分類である。 A型は赤血球表面にA抗原を発現する遺伝子(=A型転移酵素をコードする遺伝子)を持っており、血漿中にB抗原に対する抗体が形成される。 B型は赤血球表面にB抗原を発現する遺伝子(=B型転移酵素をコードする遺伝子)を持っており、血漿中にA抗原に対する抗体が形成される。 O型はどちらの遺伝子も持っておらず、赤血球表面にA/B抗原はない。血漿中にA抗原、B抗原それぞれに対する抗体が形成される。 AB型は赤血球表面に両方の抗原(A抗原およびB抗原)を発現する遺伝子を持っており、血漿中の抗体形成はない。 Hh式血液型は1932年に発見され、ABO式血液型の元になるH物質(=フコース)が抗原。これがない場合(h型)はボンベイ型になり、A型やB型の遺伝子を持っていてもA抗原やB抗原が赤血球に結合できなくなる。
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