鎌ヶ谷営業所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:50 UTC 版)
新京成線鎌ヶ谷大仏駅に隣接している。なお、「鎌ヶ谷大仏」停留所は名称に「駅」がつかないが、ちばレインボーバスの停留所は「鎌ヶ谷大仏駅」と「駅」をつけるという違いがある。 鎌ヶ谷大仏の車庫から離れた地域のために、御滝不動・古和釜十字路・飯山満駅・船橋グリーンハイツ入口に操車場が、夏見台団地・金杉台団地・三咲駅・ニュータウン七次台に折返場・乗務員休憩所が設けられている。
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鎌ヶ谷営業所
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鎌ヶ谷営業所では、新京成電鉄鎌ヶ谷営業所時代よりUDトラックス(旧・日産ディーゼル)製の車両を中心に導入していた。このほか、一部の狭隘路線で限定使用される三菱ふそう製の小型バスや、日野自動車製の車両もわずかながら配置されている。また、一時は鎌ヶ谷グリーンハイツ線において「マルチライダー」(スウェーデン・オムニノーバ・テクノロジー社製の低床車両。日産ディーゼルが販売)が使用されていたが、収容力・エンジン性能の問題からラッシュ時の運行に支障をきたすようになり、三菱ふそう・エアロミディME(PA-ME17DF)に置き換えられる形で廃車となった。 しかし富士重工業(現社名:SUBARU)(バス事業は分割して後にスバルカスタマイズ工房→現・桐生工業)がバス車両の車体を製造するのを中止し、西日本車体工業製の車体に切り替えたが、大型車の需要が減ったせいもあってかしばらく中型のみを投入していた(2004年までは日産ディーゼル・スペースランナーRM・KK-RM252GAN改。2005年〜2006年はPB-RM360GAN。習志野新京成バスも同じ時期に導入している)。三菱ふそうと日産ディーゼルが提携を発表したが、これが今後の新車導入に影響を与えており、実際後述のようにUDトラックスのバス製造撤退以後は三菱ふそうの車両を導入するようになった。 その後営業所内に尿素水(アドブルー)供給設備が設置され、2007年からUD・スペースランナーRA(PKG-RA274MAN)を導入した。前述のメーカー間提携により、船橋新京成バスが導入する車両で1012号車以降はUD・スペースランナーA(PKG-AP35UM)が導入された。1013〜1024号車は元習志野新京成バスのPKG-RA274MANが6台とPKG-AP35UMが4台である。この配置換えにより、船橋新京成バス塗装では1012号車と1025号車のみの導入となった。なお中型車PB-RM360GAN(1412号車〜1415号車)も並行して導入されているが2009年に導入された1416号車、1417号車はリアランプのバンパー内に集約されたり、後方の換気扇が最後部に移設など一部変更を行ったPDG-RM820GANを導入した。これ以降、鎌ヶ谷営業所では中型車の導入は行われていなかったが2015年2月に1418号車としていすゞ・エルガミオ(SDG-LR290L1)が導入された。鎌ヶ谷営業所の中型車導入は5年ぶりであるが、いすゞ車の導入は旧・船橋バスのF-132・F-133号車以来となるが貸切を除いた乗合としての新規導入は初めてである(なお仕様は松戸新京成バスの3418号車以降とほぼ同じである)。また後述の旧・船橋バスから移管の1400(元F-131)号車とはクーラーやトランスミッションなど一部異なっている(1418号車以降はデンソーの冷房装置とオートマチックトランスミッション、側面LED表示戸袋上部設置、1400号車はサーモキングの冷房装置とマニュアルトランスミッション)。その後5月から1419~1422号車が導入され赤バス中型の日産ディーゼル8Eワンステップ車を置き換えた他、西日本車体工業(西工)製車体のノンステップバス(N-M50号車)が初めて廃車された。2016年度からはバックカメラ搭載の1723〜1731号車が導入され8Eワンステップ車が全廃され、西工製車体赤バスの廃車が進んでいる。廃車除籍後は備北バス、大分バスなどの他バス事業者に譲渡されている。なお、1418号車と1419号車以降では正面(赤色)の塗り分けが若干変わっている。1732号車以降は2017年からは習志野営業所や松戸新京成バスで導入している新型エルガミオ(1732号車=SKG-LR290J2、1733号車以降=2KG-LR290J3)が導入された。これらの導入でPB-RM360GANに廃車が発生したほか、1414・1415号車は新京成バスグループでは異例として車体更生が京成自動車整備にて施工され習志野カラー(緑色)に変更された。当初は既存車同様に鎌ヶ谷営業所管内で運用されたが後に習志野営業所に転属、それぞれ2753・2754に車番変更された。1736号車から分社直前に松戸の純正車体車で先行して廃されている運転席側の張り出しミラーが鎌ヶ谷車でも廃された。 大型車では1026号車から再びPKG-RA274MANが導入されたが、それまでのPKG-RA274MANとは違い汎用テールとなった。1031号車以降はUDトラックスのバス製造・販売撤退により三菱ふそう製に切り替え、LKG-MP35FMが導入された。また1036号車〜1045号車までは分社後初めて大型ノンステップバス(三菱ふそう・エアロスター(QKG-MP37FM))が導入された。その後、1046号車以降はマイナーチェンジされた三菱ふそう・エアロスター(QKG-MP38FK)が2014年10月に2台導入された。この導入によって大型車は新京成電鉄時代に導入された赤バスが全廃された。2015年8月から9月にかけて1048・1049号車として2台が導入されたがこの車両から側面のLED表示が戸袋部に移設された。 2019年からは大型車もいすゞ自動車製(エルガ(2DG-LV290N2))が導入され、車番は1350・1351号車の2台となり船橋新京成バスカラーとしては初めていすゞ製大型車が登場した。 2007年10月1日から船橋バスの路線と車両を引き継ぐにあたり、新京成電鉄から分社したあととしては初めて国内4メーカーそろえたバス会社となった。 まず、船橋バス新塗装車は暫定的にF-BUSロゴを消して社名変更して当分船橋GH線に専属し、塗装を船橋新京成バス新塗装に塗り換え次第共通運用に就く予定。なお、引き継がれた車両のうちF-128号車(いすゞKC-LV380N)は2011年に、F-129号車(いすゞ・エルガ(KL-LV280N1))は2015年に廃車された。また、中型車(いすゞ・エルガミオ(PA-LR234J1)・F-131→1400)の代わりに、船橋新京成バスの在来車が船橋GH線の運用に就くようになった。ただし、船橋新京成バス在来の中型車も時々運用に入ることがある上、旧船橋バス車の一部は暫定的に船橋駅を発着しない路線で試験的に運用されていたが現在は船橋GH線、古和釜線、高根公団線、海老ヶ作線中心に入っている。ちなみにF-131は、10月末日に塗装変更の上1400に改番された。また、一時期森精機製作所(現:DMG森精機)の企業特定輸送車に転用されていた。(詳細は後述) 船橋新京成バス鎌ヶ谷営業所の企業特定輸送はDMG森精機以外にも、住友大阪セメント(日野・メルファ(KK-RR1JJEA)・S-118号車、いすゞ・ガーラミオ(BDG-RR7JJBA)・1951号車)からも請け負っているが、専用車が検査等で運行できない場合は一般路線車(主に中型車)で代走される。 なお、白井市循環バス「ナッシー号」の車両が日野・ポンチョ ロングボディ仕様(BDG-HX6JLAE)で代替されたことにより、それまで使用されていた日野・レインボー7m仕様(KK-HR1JEEE)は改番なしに塗装を変更され、前述のエアロミディ(PA-ME17DF)や三菱ふそう・ローザ(KK-BE63EE)の一部と共通運用になり鎌ヶ谷大仏以北の小型車用路線(主に井草線・西白井線)で用いられていた。それまで用いられていた三菱ふそうローザのうち一部は前述の通り船橋市内実証実験に用いられていたが2012年6月から船橋新京成バス塗装の日野・ポンチョ(SDG-HX9JLBE、1806〜1808号車)が導入され、三菱ふそう・ローザは西白井線の運用に就くことが多かったがその後の新車導入により廃車された。日野・レインボーも老朽化により2014年10月にポンチョ(1809、1810号車)に代替され廃車された。2016年5月には1811号車としてポンチョが1台増車された。2019年現在は15台在籍している。 2013年4月16日からの深夜急行路線開設に伴い、京成バス奥戸営業所よりいすゞ・ガーラ2000HD(KL-LV781R2)を譲受。車番は京成バス時代と同じ1060。船橋新京成バスにおいてはいすゞ製の車両の導入は船橋バスからの引継車6台、特定輸送用の1951号車に引き続き3例目(分社前を含めると4例目)である。方向幕の巻取機は前述の廃車されたローザのものを流用している。さらに5月に車体の違う同型車(21型M車体)も京成バスから1071として転入。こちらは幕がLEDとなっている。2台ともトイレ付。2017年に新車としてFS101号車いすゞ・ガーラ(2TG-RU1ASDJ)が導入され、1071号は除籍された。さらに2019年末に京成バス千葉営業所から三菱ふそう・エアロバス(PJ-MS86JP)の5356号車がFS201号車として転入。‘1060は、2020年に廃車された。 2016年7月、分社化前の旧塗装車両(赤バス)が全車引退となった(習志野営業所では2017年秋に引退)。
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