旧船橋バス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:50 UTC 版)
一方、船橋バスの前身の大成輸送は当初車3台(日野・RE100型、車番号101〜103)にて運行スタート。同団地の建設が進むにつれて利用者が急増、次いで三菱ふそう(MR470型、車番号104〜106)、日野(RE100型、車番号107・108)、を段階的に購入し8台まで増車。団地の計画が完了した時点で、日産ディーゼル(U20H型、車番号109)を導入し増車した。 船橋バスに運営が移り、いすゞ(K-CJM520型富士重工3E車体車)3台(購入当時NO.111〜113)を導入した。塗装を船橋バス新塗装に変更。同社初の方向幕による行先表示機搭載。新京成バス松戸営業所と同仕様に。その後同形式のF-114を導入し、104・105が早々に廃車になった(NO.からF-へ)。(因みに、この中の1台が船橋中央市場に引き取られ、暫く船橋駅〜市場間の送迎に使われていた。) F-115・116(同型・初の冷房機器搭載車)は2台同時期に導入され、101〜103、106が廃車。次いで、F-117・118の2台(富士重工5E)を導入。107のみが廃車となり、結果1台増車し計10車両となった。ちなみに108・109は、船橋バス塗装に変更され、停留所増設に伴い、(船橋グリーンハイツ入口⇔船橋駅北口)の往復表示のパネルから、方向幕式へと行先表示機が改修され、テープ放送装置が設置された。 F-119(いすゞ・キュービック(P-LV314M)、初のリベットレス)を導入し、最後の日野車の108が廃車。大成輸送からの最後となる109を廃車しF-120を導入。次いでF-121(最後の5E)を導入するが、走行距離の関係からF-114を先に廃車。これによって車両更新が一息つくと、非冷房車のF-111〜113に冷房機器搭載改造を施し、保有全車が冷房機器搭載車となった。 F-112の廃車で初の富士重工7E(いすゞ・キュービック(U-LV324M))のF-122を導入。以降、F-113でF-123を、F-111でF-124をそれぞれ導入。しかし、F-125の導入でF-115・116の2台が廃車。結果保有9台へと減車した。以降、F-117でF-126、F-118でF-127(若干の仕様変更)の廃車更新を実施。四年後にF-119の廃車で同社初のワンステップ(いすゞ・キュービック(KC-LV380N))のF-128を導入。順次廃車されF-129(いすゞ・エルガ(KL-LV280N1))で塗装変更と共にいすゞ製のエルガへ。F-130(いすゞ・エルガ(KL-LV280L1改))でのノンステップ車の導入で富士重工5Eが全廃。そもそもの利用者減と相まって、郵政民営化に伴い、団地内の、かつての日本郵政公社社宅が取り壊されハイツ内の住戸が減ると、F-131をエルガミオ・PA-LR234J1型で導入。しかし評判が芳しくないことと旧型大型車の代替の為その次のF-132・F-133は再びエルガ・PJ-LV234N1型で導入された。 前述の船橋新京成バスへの路線・車両譲渡のため、船橋新京成バスで使用し始めた小田原機器製の新型運賃箱や、中乗り用の整理券発行機・カードリーダが、設置され、また、9月26日頃から新塗装車から「F-BUS」や「FUNABASHI BUS」表記が撤去され、「船橋新京成バス」表記を隠す「船橋バス」と書かれたステッカーと、また扉ごとにある「出入口」表記を隠す「入口」・「出口」ステッカーが張られていた。 方向幕はF-131からLEDで導入されたが、移管の発表前の時点でF-128以降もLED化されている。 なお、F-126・F-127(U-LV324M、1994年式・1995年式、大型ツーステップ)は船橋新京成バスで必要なLED方向幕や整理券発行機などを搭載していなかったことと排ガス規制の為に船橋新京成バスには引き継がれなかった。 F-128(いすゞKC-LV380N、1999年式、大型ワンステップ)は船橋バス緑帯塗装のまま主に船橋グリーンハイツ線や古和釜線、高根公団線、海老ヶ作線に入っていたが2011年(平成23年)2月に廃車された。 F-129(いすゞKL-LV280N1、2002年式、大型ワンステップ)は船橋バスF-BUS青緑塗装のまま主に船橋グリーンハイツ線や古和釜線、高根公団線、海老ヶ作線に入っていたが2015年(平成27年)9月に廃車された。 F-130(いすゞKL-LV280L1改、2003年式、大型ノンステップ)・F-132・F-133(いすゞPJ-LV234N1、2006年式、大型ワンステップ)については2015年(平成27年)現在、船橋バスF-BUS水緑塗装のまま主に船橋グリーンハイツ線や古和釜線、高根公団線、海老ヶ作線に入っていたが2020年までに廃車となった。なお、F-130は2015年8月からN-M48とともに習志野営業所に転属され、SBSゼンツウの企業特定バスに転用された。転属後もカラーリングの変更はない(後に廃車)。その後N-M48は鎌ヶ谷営業所に戻っている(後に廃車)。 そしてF-131→1400(いすゞPA-LR234J1、2006年式、中型ノンステップ)は当初、船橋バスF-BUS黄緑塗装のまま主に古和釜線、高根公団線、海老ヶ作線(船橋グリーンハイツ線にも入ることはあったが他の大型車ほど頻度は高くなかった)に入っていたが、2007年(平成19年)10月末日、ジェイ・バス宇都宮事業所で船橋新京成バス塗装に塗り替えられ、車番も1400号に改番された。また、塗装変更後は全ての中型車向け運用に就いていたがその後運用が新鎌ヶ谷線を中心となり同線廃止後はパークサイド鎌ヶ谷線または西白井線に限定され、後に企業特定バス(森精機製作所。現在のDMG森精機)になっていたが2013年(平成25年)1月から再び乗合路線に転用されている。
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