船橋グリーンハイツ線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:50 UTC 版)
「船橋新京成バス」の記事における「船橋グリーンハイツ線」の解説
船51:船橋駅北口→東船橋三丁目→駿河台→うぐいす園前→高根小学校前→船橋グリーンハイツ 船53:船橋駅北口〜八栄小学校入口〜米ヶ崎〜うぐいす園前〜高根小学校前〜船橋グリーンハイツ 東50:東船橋駅〜東船橋三丁目〜駿河台〜うぐいす園前〜高根小学校前〜船橋グリーンハイツ 沿革 1973年?:[大成輸送]船橋駅〜船橋グリーンハイツでノンストップ運行開始。 1977年:[大成輸送]車庫を現在の船橋グリーンハイツ入口跡に移転。 1979年:[船橋バス]大成輸送から引き継ぐ。 (不明):[船橋バス]船53(現在の米ヶ崎経由、当時は「短絡路経由」と呼ばれていた)運行開始。ただし経路は現在と違っていた。(JA船橋市(現・JAいちかわ船橋支店)前経由【方向幕には「農協経由直通:船橋駅と記載」】) 2000年:[船橋バス]高根線の廃止に伴い、うぐいす園前停留所および米ヶ崎停留所を新設。 2007年6月27日:新京成電鉄の株主総会で船橋バスの吸収合併が決定。 2007年10月1日:船橋バスより引き継ぐ。これに伴い船橋新京成バスとの並走区間で通過していた停留所に停車し、船橋グリーンハイツ方面のバスは整理券方式になる。 2010年3月27日:東船橋駅乗り入れ開始(東50系統開通)と船橋グリーンハイツ入口廃止(船52系統廃止)、船51系統が夜間下り方向のみになり、船53系統が往復化。 2013年12月16日:減便によるダイヤ改正が行なわれる。 2019年12月16日:緑台交番前停留所がかつての船橋グリーンハイツ入口の位置に移動。 大成グリーンハイツ(船橋グリーンハイツ)は、新京成線高根公団駅が団地住民の足として考えられていた。しかし住民は、それよりも団地からの距離が近かった、船橋駅北口を結ぶバス路線、高根線(高根小学校前停留所を利用)を利用しており、混雑時には高根・米ヶ崎で積み残し状態が起こるなど、ダイヤの遅れを招いた。その結果、開発元の大成建設が車両を提供、実際の運行は子会社の大成輸送に担当させる形でバスの運行を始めた。そして地元のバス会社による運行を検討することとなったが、住民の要望もあったが、新京成側も乗務員不足・労働条件が新京成と同じでは採算が合わないと難色を示した。そして検討の結果、新京成と大成の合弁による新会社「船橋バス株式会社」が設立された。この時新京成電鉄はいろいろと協力したが、なぜかバス路線は桜ヶ丘交差点・金杉十字路交差点回りとした。 その後船橋バスは新京成の子会社となり、2007年(平成19年)6月27日の新京成第89期定時株主総会において同年10月1日付で船橋バスを新京成本体に吸収合併するとの決議がなされた。新京成は株主総会の招集通知で「PASMO導入に備えたサービスの均等化を図り利用者減に歯止めをかけ、また資産を集中し効率的な運用を図る」と理由を説明した。これに伴い船橋バスの路線及び車両は船橋新京成バスに引き継がれることになった。また、引き継がれた車両(ワンステップ車とノンステップ車)はカラーリングと車両番号をそのままに、車内のポスターや車外の会社名表示を変更しただけで、船橋新京成バスの路線で使用されている(ただし、原則的に船橋駅北口発着路線は船橋グリーンハイツ線に固定されている。船橋駅北口に乗り入れない運用であれば他路線(主に北習志野駅発着)でも運行する)。例外的に塗装を変更した車両もあるが詳しくは後述する。 運用開始当初、船橋駅北口のロータリーには入れず、海老川近くに降車場をつくり、ロータリーが改良されてから乗り入れるようになった。また、船51・船53は船橋グリーンハイツ入口(旧船橋バス本社・旧船橋バス船橋営業所及び車庫、現在は操車場のみ)にも停車せず、緑台交番前を利用した。ちなみに、引継時に実質的なダイヤ改定(白紙改定)を行わなかったため(改定そのものは停車停留所増加のためにされている)、米ヶ崎(短絡路)経由は上り線のみの設定のままであり、旧船橋バス時代からある停留所の時刻にも大きな変化はなかったが移管によって吹上・米ヶ崎・高根小学校前の3停留所が船橋新京成バスの停留所として復活した(吹上は旧習志野新京成バスの停留所としては存在し続けていた)。 2010年3月27日のダイヤ改定によって米ヶ崎経由が往復化しJR総武線東船橋駅へ乗り入れるようになったが、船橋警察署経由の上り線と「船橋グリーンハイツ入口」停留所が廃止された。 船橋バス当時の系統は以下の通り。 船51:船橋駅北口〜駿河台〜うぐいす園前〜高根小学校前〜船橋グリーンハイツ 船52:船橋駅北口〜駿河台〜うぐいす園前〜高根小学校前〜船橋グリーンハイツ入口 船53:船橋駅北口←(短絡路)←米ヶ崎←うぐいす園前←高根小学校前←船橋グリーンハイツ〔上り線のみ〕 大成輸送の時期から船橋駅〜船橋グリーンハイツをノンストップ運転していたが、船橋駅北口のロータリーには入れず、船橋市中央卸売市場脇(現在の船橋シティハイツ周辺)が終点であった。その後、ロータリーが改良されてから乗り入れるようになった(駅前には改良中の頃、現在のイトーヨーカドー船橋店の東館側に乗り入れていた)。船橋新京成バスの路線と並行する区間があるが、停車しない停留所があった(天沼・富士見橋・船橋中央市場・市場三丁目・青山病院・東船橋三丁目・(蔵ノ下→)電話局前(→トステムショールーム船橋→蔵ノ下)・八栄小学校入口・長福寺入口)。また、船51・船53は船橋グリーンハイツ入口(旧本社・営業所・車庫あり)にも停車していたが、引継ぎ前から高根小学校前で分岐していた。 なお、「船橋グリーンハイツ入口」停留所と船51の上りは2010年(平成22年)3月26日をもって廃止されたが、同日より船53の下りと東船橋駅乗り入れが開始された。その後2019年(令和元年)12月16日にかつて「船橋グリーンハイツ入口」停留所があった位置に「緑台交番前」停留所が移転した。 船橋バス運行当時、一部の車両の運賃箱にカード対応機器が設置されたものの使用されておらず、バス共通カードは利用できなかった。またPASMO加入予定もなかったが、前述のとおり事業が船橋新京成バスに引き継がれたため、バス共通カードはその時点から対応した。運賃箱を交換した車両では移行まで運賃箱のバス共通カード挿入口はふさがれていた。船橋新京成バスは2008年(平成20年)9月27日よりPASMOの取り扱いを開始した。 また当時は船橋新京成バスの路線と並行する区間では一部の停留所のみに停車していた。創業当初は旅客限定免許だったことや、路線設立の理由である「船橋駅と船橋グリーンハイツを結ぶこと」のため、当初は前述のとおりノンストップだった。しかし、沿線や通過する停留所の利用者からは停車要望も頻繁に出ていたため、ほぼ現在のような路線になった。それでも停車しない停留所がいくつかあり、要望も出続けていたが、前述のとおり船橋新京成バスの路線となったあとは停車し、また船橋グリーンハイツ方面のバスも整理券方式に統一された。さらに、2011年(平成23年)3月20日から船橋駅北口・東船橋駅方面も整理券方式に変更された。
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