銅造如来立像とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 文化 > 国指定文化財等データベース > 銅造如来立像の意味・解説 

銅造如来立像

主名称: 銅造如来立像
指定番号 3495
枝番 00
指定年月日 2001.06.22(平成13.06.22)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書 台座太平真君四年、〓申造像の銘がある
員数 1躯
時代区分 北魏
年代
検索年代
解説文:  通肩衲衣をまとい、両手を屈臂して、左手垂下させ、右手は掌を正面向けて四脚座上蓮華座両足開いて立つ如来像である。頭部肉髻地髪部の双方前後面に渦巻く波状頭髪刻み耳朶環状にせず、三道表さない。手には曼網相を表す。
 台座反花下の四脚座は各面の下方蕨手形に刳り正面上方鋸歯文二段)と右下水瓶を刻出し背面から左側面にかけて銘文刻する
 造の鍍金仕上げになり、頭頂から台脚まで一鋳する。γ線透過写真より胸部型持確認され鉄心両足通り頭部至っていること(鉄心下端台座内部に出る)がわかる。また蛍光X線分析法により北魏仏に一般的な・錫・鉛の混合比という結果得られ、鉛同位対比質量分析法から産地中国とみられる台座描かれている文様および水瓶原型に刻出し銘記鋳造後に刻出してその後鍍金を施す。
 台座に、北魏太平真君四年(四四三)、高陽(郡)蠡吾(県)(現在の中国河北省博野県)の〓申なる者が、皇太子のために、弥勒下生龍華三会、聴受法言等を願って造立し、さらに一族の者が結縁した旨の刻銘がある。太平真君四年は太武帝治世下(在位二三四五二)であり、同七年には同帝の大規模な廃仏が行われた。本像はそれ以前遡る造像年記願主願意等が判明する遺例極めて少な時期作例である。
 初期金銅仏なかでもかなり大型の像である。頭髪渦巻き雄偉構えで、著衣通して逞しい肉身起伏明瞭に出るという肉身性の強調は、甘粛省炳霊寺石窟第一九窟西秦建弘元年=四二〇)の北壁第七如来立像先例あるように、こうした表現西方からの影響とみられる一方微笑感じさせる丸みある顔立ちや、通肩にまとう衲衣数本単位とする衣文配されるという、復仏後のいわゆる太和金銅仏代表される特徴もすでに現れている。北魏華北統一した直後作風伝え稀有作例である。
 北魏金銅仏最古年紀銘を有するだけでなく、数少ない太武帝による廃仏前の遺例でもあり、その優秀な作とも相俟って中国古代仏像変遷を辿る上で極めて重要な遺品いえよう

銅造如来立像

主名称: 銅造如来立像
指定番号 3360
枝番 00
指定年月日 1981.06.09(昭和56.06.09)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文:  五島列島福江市にある真言古刹明星院に伝わる如来立像で、台座含めて一尺ばかりのほぼ全容一度に鋳成し両手先の別製としている。金厚はほぼ均等で、鋳上りもよく、像内の地肌平滑である。頭部をやや大き目に造り衲衣の襞はU字型を重ねた左右相称の衣褶構成とするなど、造型基本には飛鳥時代特色みられるが、可憐な童貌を呈する目鼻立ち彫り浅く、また衣文も鎬立てず柔らかく表現しているところをみると、制作七世紀半ば考えられる。この種の金銅仏少なくないが、本像は飛鳥から奈良時代への過渡的作風を示す好個作例であり、このような上代遡る小金仏が遠く西海離島見出されたことはまことに感銘深い。

銅造如来立像


銅造如来立像


銅造如来立像

主名称: 銅造如来立像
指定番号 3361
枝番 00
指定年月日 1981.06.09(昭和56.06.09)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 新羅
年代
検索年代
解説文:  五島列島若松島にある、当寺本尊として祀られる如来立像である。両手足柄までを含んで全容一度鋳造しているが、後頭部背中腰下楕円形の孔を穿ち、これを型持ちとする新羅金銅仏特有の技法示している。表面には当初鍍金厚く残っており、保存状態きわめて良好である。大ぶり頭部には吊り上った眉と抑揚のある眼を強くあらわし威厳満ちた表情で、体部肉取豊かに、しかも上体大きく反らせ生気あふれる像容で、衣文伸びやか変化に富む鋳造技法様式ともに八世紀新羅仏の特色顕著に示す大型の優品である。

銅造如来立像(法隆寺献納)

主名称: 銅造如来立像(法隆寺献納
指定番号 3182
枝番 00
指定年月日 1965.05.29(昭和40.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文: 飛鳥時代作品

銅造如来立像(法隆寺献納)

主名称: 銅造如来立像(法隆寺献納
指定番号 3183
枝番 00
指定年月日 1965.05.29(昭和40.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文: 飛鳥時代作品

銅造如来立像(法隆寺献納)

主名称: 銅造如来立像(法隆寺献納
指定番号 3184
枝番 00
指定年月日 1965.05.29(昭和40.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文: 飛鳥時代作品

銅造如来立像(法隆寺献納)

主名称: 銅造如来立像(法隆寺献納
指定番号 3185
枝番 00
指定年月日 1965.05.29(昭和40.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文: 飛鳥時代作品

銅造如来立像(法隆寺献納)

主名称: 銅造如来立像(法隆寺献納
指定番号 3186
枝番 00
指定年月日 1965.05.29(昭和40.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文: 飛鳥時代作品

銅造如来立像(法隆寺献納)

主名称: 銅造如来立像(法隆寺献納
指定番号 3187
枝番 00
指定年月日 1965.05.29(昭和40.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文: 飛鳥時代作品

銅造如来立像

主名称: 銅造如来立像
指定番号 3295
枝番 00
指定年月日 1974.06.08(昭和49.06.08)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 新羅
年代
検索年代
解説文:  古くから半島と関係の深かった対馬の一古社伝世しているものだが、やや過大な頭部抑揚の強い肉身モデリングと強いうねりをもった衣褶表現背面大きく型持の穴を残す鋳造技法などに、いわゆる新羅仏の特色が明らかであり、彼地からの将来品と思われる数多い類品中、その大きさにおいて群を抜いているばかりでなく、安定した像容中に充溢した力強さ感じられ、まさに秀抜一作賞することができる。製作は統一新羅最盛期八世紀を下るものではない。
重要文化財のほかの用語一覧
彫刻:  銅造如来立像  銅造如来立像  銅造如来立像  銅造如来立像  銅造弥勒仏立像  銅造摩耶夫人及天人像  銅造男神立像



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「銅造如来立像」の関連用語

銅造如来立像のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



銅造如来立像のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
文化庁文化庁
Copyright (c) 1997-2025 The Agency for Cultural Affairs, All Rights Reserved.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS