銅造男神立像
主名称: | 銅造男神立像 |
指定番号: | 3244 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1968.04.25(昭和43.04.25) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 彫刻 |
ト書: | 像正面に立山神体、寛喜二年三月十一日の刻銘がある |
員数: | 1躯 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | 1230 |
検索年代: | |
解説文: | 宝冠をいただき、長身の体躯に衲衣をまとって直立する男神像で、簡潔な表現のうちに清明な趣きをたたえ、他に類例の少ない像容を示している。像の正面と台座に刻銘があり、この像が立山の神体として寛喜二年(一二三〇)三月越中新川郡の一寺で鋳造されたことが知られる。像は、両手の肩から先を別鋳、アリ〓立【ほぞだて】とするほかは、頭躰部を一瀉【いつしや】に鋳成し、表面は大方タガネ仕上げとする。鎌倉時代の在銘鋳銅像としては古く、しかも当代盛行の善光寺式阿弥陀像とは別種の作風が注目される。中世の立山信仰を物語る遺品としても貴重である。 |
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