都立上南高校バスケ部
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「Harlem Beat」の記事における「都立上南高校バスケ部」の解説
公式編の主舞台。古豪ではあるが近年まで低迷しほぼ廃部寸前の状態であった。2年前に入学した桜井を中心とした部員達が奮起し、前年の都大会で2位に輝く。監督やコーチは現在おらず、練習プランは主将の馬呉と桜井が立案する。桜井の一存で成瀬や澤村を迎えてインターハイ予選を勝ち抜き、大会初出場にしてベスト8の記録を残した。3年生が引退した2学期からは小林が主将の新体制となる。 桜井 修司(さくらい しゅうじ)/ シュウ 声ー井上和彦 11月20日生、O型。190cm / 82kg。背番号4。ポジションはPG。3年生。作中は常に眼鏡を着用。 高校受験直前に偶然参加したストリートのイベントにて初めて自らゴールを決めて以後バスケの魅力に憑りつかれ、上南入学後本格的にバスケを始めた。驚異的な練習量と努力により廃部寸前だったバスケ部を建て直し、都大会2位に導いた名実のエース。速攻を活かした集団戦術を主とするがスタンドプレーでも一日の長があり、NBAばりの派手なシュートも難なくこなす。入部当時から30cm伸びた身長も相俟って群を抜いた容姿、穏やかで人当たりの良い性格は、部員はもとより女子生徒の覚えも高い。策士としても一流で、バスケの戦術だけでなく人を動かすことにも長けているため希理子からは「自己中男」「黒幕」等と称されることもある。その希理子には1年時から少なからぬ好意を抱いており、バスケ部引退後積極的な様子が増え、卒業を控えたバレンタインデーに遂に結ばれる。 中学までは体育が苦手なガリ勉だったため現在も成績は優秀で学年トップを常に維持している。実母は病死しており継母は看護士であった。自身も医師となる夢を懐き国立医大へ進学。卒業後、世界で必要とされる医療現場を知るため大学を1年間休学し、国際NGOに参加。少年課の刑事を務める叔父は澤村の後見人としても登場する。 シュウへの変装は単なる遊び心だったが、正体を隠すことで細かいルールに囚われることなく誰とでも自由にプレーできる楽しさを覚えていった。SKY KISSでスリーメンを解散してよりはシュウとしてのキャラクターを封印していたが、“J”のパーティーで突如復活。「フープの仲間」として成瀬ひとりのSCRATCHに参加しプレーした。 モデルは作者が中学時代に憧れていた先輩で、シュウへの変身は機動戦士ガンダムのシャア・アズナブルをイメージしたことがほのめかされている。 小林 純直(こばやし すみすぐ) 声ー子安武人 1月21日生、O型。188cm / 75kg。背番号5→4(主将)、ポジションはPF。2年生。 本人も自覚する根暗、無愛想、仏頂面に不器用な言動で「カサハリ(傘張り浪人)」の渾名を持つ。ツーブロックを後頭部でまとめたチョンマゲのような髪型がトレードマーク。下町の商店街で酒屋を営む家に生まれ、年の離れた兄・弁慶(ただよし)と家業を手伝いながら、部では1年生の頃よりスタメンとして定着。口下手な自身の本音を代弁してくれるバスケに並々ならぬ情熱を注ぐ。練習量に裏付けられたフィジカルは極めて優れ、高いシュート率とゴール下の強さでチームの要を担い、怪我や故障の様子も殆どない。反面その場の感情に左右されやすい面もあり、喜屋武戦においては普段通りでないプレーも見せた。 澤村とは生き方の相違から諍いが絶えず、面と向かい「キライだ」と発言しつつもその力量は認めており、随所で信頼関係を築き上げていく。1年時に新入部員として切磋琢磨した今川は唯一本音を話すことができる友人。3年生引退後の新生上南バスケ部では主将を任され、後輩指導に迷いながらも今川、澤村と協力して部を育成していく。 小学生時代には兄と剣道に励み段も取得。書道にも秀で、自室や部室ロッカーに作品を掲示している。成績は中の上程度。時代小説ファンで、愛読書は『鬼平犯科帳』。 矢部 希理子(やべ きりこ) 声ー鶴ひろみ 12月20日生、B型。170cm / 非公表。3年生。 中学女子バスケでならしていたが怪我で引退し素行不良となり、停学処分との交換条件でバスケ部マネージャーに就任。普段はマネージャー仕事をろくにせず、幼稚な悪戯で部内を騒がせる、下級生をいじめて遊ぶなど傍若無人に振る舞い「上南の性悪魔女」として名を馳せる。特に成瀬がその標的となることが多いが、実際には成瀬の実力や人間性を気に入っており、周囲も一種の愛情表現と捉えている。公式戦中はベンチの誰よりもチームの応援に精を出し部員たちを盛り立て、マッサージやテーピングも率先して行い、大勢が気付かない選手の負傷を即座に判断できるなどマネージャーとしての能力はある。得意技はシュートの成功率を変動させる怪電波。高身長・細身のモデル体型で、喋らなければ美人のため他校からは羨望の的となることがある。料理が壊滅的に下手。 馬呉とは小学生からの幼馴染で、過去に好意を寄せられていた。桜井からのアプローチが始まってからは所謂ツンデレキャラが顕著となるが、卒業直前に晴れて結ばれる。出来の良い姉・真希子へのコンプレックスを抱えながらも仲は悪くなく、義兄の洋海は良き相談相手。インターハイ以後も引退はせず卒業までマネージャーを務め、美容師の専門学校に進学した。
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