谷川モンスター路線とは? わかりやすく解説

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谷川モンスター路線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 14:12 UTC 版)

谷川貞治」の記事における「谷川モンスター路線」の解説

2003年にK-1プロデューサー就任して以降は、前年ボブ・サップ格闘技経験少ないにもかかわらず圧倒的なパワー巨体勝ち進み、そのキャラクター性でK-1のみならず格闘技興味がない一般人にも知れ渡るほど日本中に旋風巻き起こしたことを踏まえて記者会見SRS出演時にこれから格闘技経験豊富な選手よりもサップのように体格パワーがある選手アメフトとかからも探してきて参戦させます」と明言。しかし、谷川意向によって参戦したチェ・ホンマンや曙、モンターニャ・シウババタービーンなどの大型選手たちは、トップ戦線勝ち残ることはできなかった。 大会開催されるたびに必ずと言っていいほど視聴率話題切り出しボビー・オロゴン金子賢といった、格闘技経験プロスポーツ経験のない芸能人参戦させるなどした。 また、話題性がある格闘技素人参戦させることを優先してムエタイでの実力実績抜群であるアレクサンダー・ウスティノフヨードセングライ・フェアテックスといった真の強豪選手1 - 2参戦させただけですぐに干すようになり、ウスティノフに負けた直後選手がK-1本選何度も参戦していた(詳細アレクサンダー・ウスティノフの項を参照)。ヨードセングライがK-1 MAX初参戦して勝利した翌日には、「あれは触らぬ神に祟りなしですねぇ」「タイ人増えるのは問題です。多くて二人まででしょうタイ人ばかりになっちゃうので規制をかける」とコメントした。 さらに2004年のK-1WGPシリーズにおいて「世代交代」を大々的打ちだし、新世代代表として前年度決勝進出者レミー・ボンヤスキー武蔵プッシュしたが、同年WGP決勝大会レミー武蔵不可解な判定決勝進出したことに対して選手ファン専門家から抗議殺到し判定再審議されたが結果は覆らなかったことがK-1公式サイト発表された。 2004年FEGオフィシャルサイトにて「K-1マニフェスト」として10公約発表するが、内容1. マイク・タイソンをK-1のリング上げる(→2010年現在までタイソン参戦無く2006年にはタイソン逮捕されている) 2. 新し格闘技イベント旗揚げする(→2005年従来の「K-1 MMAROMANEX)」をリニューアルさせたHERO'S立ち上げた) 3. ヒクソン・グレイシーどでかいことをやる。(→特に何も行われていない) 4. 曙vs サップ名勝負数え歌にする(→曙は一度しか勝利無くサップとは契約問題揉めており、両者対戦一度しか実現していない) 5. 曙以上の大物スカウトする(→特に何も行われていない) 6. サップ新日本プロレスチャンピオンにする(→2004年IWGPヘビー級王座獲得) 7. WRESTLE-1復活させる(→2005年復活したものの、グランプリ途中で打ち切りとなって以来再開されていない) 8. K-1各シリーズ大改革する(→公約発表から3年後にようやくWGPシリーズにてワンマッチ王座ヘビー級スーパーヘビー級創設6年後の2010年MAXシリーズライト級創設) 9. 視聴率オリンピックに勝つ(→それほどの高視聴率取れていない) 10. 以上のことがひとつでも守れなかった場合坊主になることを検討する。 など実行できなかったものが多かった2003年からは総合格闘技イベントPRIDE地上波ゴールデンタイム放送進出して台頭し始めPRIDE主催者側が「コアなファン向けたカード組んでいく」と常々公言し好カード組んでいたこともあり、コアなファンPRIDEへと流れていく要因にもなり、K-1側の優良外国人選手PRIDE引き抜かれるようになったまた、テレビ視聴率大型選手芸能人ファイター珍しかった当初は高い視聴率獲得していたが、次第飽きられ視聴率低下していった。 こういった批判受けて2005年に「原点回帰」を表明し徐々にモンスター路線から競技路線シフトしていくようになり、テクニック欠け大型選手プロ格闘家としてキャリアの無いタレントなどのモンスター路線象徴する選手2008年には完全にいなくなったファイトスタイル人気低さゆえに、石井館長嫌われて(石井館長ファイトスタイル嫌っていたのであり、人間性否定していない)、不遇な状況強いられていた実力者セミー・シュルトをK-1本選参戦させたり、トーナメントだけでなくワンマッチ王座創設新し階級増設アマチュア大会K-1甲子園などといったことを実現させ、「K-1を五輪競技にすること」を目標活動するようになっている。しかし、首相撲からの攻撃禁止といった、特定の選手対すあからさまなルール改正をするなど、競技性の重視とは言えないこともしている。 2006年8月5日行われた総合格闘技イベントHERO'Sで、移籍後初戦となる桜庭和志相手選手ケスタティス・スミルノヴァスからの打撃によって半失神状態であったにもかかわらず試合続行したうえ、桜庭頭部ロープ外側出ているという理由試合一時停止してリング中央移動させるなどの対応があった。この試合に対して安全面重視する前田日明SV激怒し谷川詰め寄られという事態が起きた前田に対しては「僕がやったんじゃないですよ!」と返答。「僕はちょう死角になってよく見えかったんです」 と回答している。試合中解説船木誠勝が「止めたがいいんじゃないですか?」と発言していたが、これを無視していた。桜庭9月25日練習中に嘔吐し検査結果、脳には異常が無かったが、椎骨脳底動脈血流不全診断され10月9日興行欠場することとなった

※この「谷川モンスター路線」の解説は、「谷川貞治」の解説の一部です。
「谷川モンスター路線」を含む「谷川貞治」の記事については、「谷川貞治」の概要を参照ください。

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