線路配線とは? わかりやすく解説

線路配線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:03 UTC 版)

大宮駅 (埼玉県)」の記事における「線路配線」の解説

在来線基本宇都宮線の上下線の間に高崎線の上下線挟み込む形である。駅の土呂宮原駅寄り宇都宮線下り線高崎線の上下線をまたぐ。 一方、駅の東京寄りでは、宇都宮線高崎線上野東京ラインが走る東北旅客線と、湘南新宿ラインが走る東北貨物線系統複々線になり、さらに京浜東北線複線独立して並ぶ三複線となる(東から京浜東北線東北旅客線東北貨物線)。 東北貨物線の上方面は、宇都宮線上り線高崎線からの列車使用する上り線の間の5番線基準として、宇都宮線上り線3・4番線)と高崎線からの列車使用する上り線6番線)の間を東京方面進み高崎線からの列車使用する上り線宇都宮線下り線くぐって大宮操車場貨物側線群に出る。宇都宮線高崎線の上り線はさいたま新都心駅の手前で合流して1本になる。貨物側線群の東京寄りには武蔵野線貨物支線大宮支線)の複線東北貨物線の上下線間に挟まれており、地下潜り武蔵野線につながる。 宇都宮線下り線高崎線からの列車使用する上り線並んで東北貨物線上り線をまたぎ、8・9番線に至る。当駅を出ると、8番線高崎線下り線、9番線宇都宮線下り線分かれ宇都宮線下り線高崎線上下線をまたぐ。なお、線路配線上は8番線から宇都宮線下り、9番線から高崎線下りへの入線も可能であり、ダイヤ乱れたごくまれに営業列車設定されることがある7番線から宇都宮線下り発車する場合8番線からの線路にいったん合流した後、9番線からの宇都宮線下りへと分岐するルートとなる。東北貨物線下り線貨物線上り線貨物側線群をはさんで離れた反対側を走り貨物列車10番線に、旅客列車11番線に入線する。 10番線の線路は、当駅の先で大宮総合車両センター東大宮センターへの入出庫線となっており、宇都宮線土呂駅 - 東大宮駅間に所在するセンターまで、宇都宮線複線出入庫線単線が並ぶ3線区となっている。入出庫線宇都宮線下り線沿っているが、当駅の土呂寄り5番線への線路分岐し宇都宮線下り線をまたぎ、東北貨物線上り線となる。 11番線を出た旅客列車湘南新宿ラインからの列車)は一度10番線からの線路戻って宇都宮線列車はさらにすぐ9番線からの線路に移る。一方高崎線列車10番線からの線路をいったん進んだあと、出入庫線が右に分岐していき、宇都宮線上下線と出入庫線から反れていった後で宇都宮線くぐってきた高崎線下り線合流する高崎線下り列車は、上野・新宿双方からの線路合流点が駅ホームから遠く、この区間活用して遅延時の時間調整を行う(後述)。なお、合流点10番線からの線路本線で、8番線からの高崎線下り本線合流するという変則形状であり、高崎線上り線下り線合わせた急カーブになっているため、上下列車とも、この区間ではやや速度を落とす。 新宿武蔵野線方面からの大宮駅行き列車は、11番線から発車する10番線からの線路移って出入庫線入り大宮総合車両センター東大宮センターまで回送される。同センター折り返し5番線への線路通り3番線7番線に入る。 11番線の線路は、旧来川越線使用していたものであり、現在も川越線接続している。高崎線複線沿って進み地下から上ってきた川越線複線と、東北・上越新幹線高架をくぐる地点合流する川越車両センター臨時回送列車だけでなく、旅客扱いでは臨時快速列車「ぶらり川越号」が大宮駅地上発着となる。一般旅客でも地上川越線走行する列車乗車することが可能である。なお川越線電車線と列車線分岐点日進駅場内である。 7番線上下線共用中線であり、普段は朝ラッシュ時高崎線上り列車6番線との両面着発用いられ日中以降高崎線下り特急列車発着ホームとして用いられている(ダイヤ乱れ時は後述使い方をするため下り特急8番線発着変更されることがある)。東京側に引き上げ線が2本設置されている。高崎線の上下線路・ホーム挟み込むように宇都宮線線路ホーム位置している構造上、高崎方面からの列車7番線利用して当駅で折り返すことが容易な構造になっている一方宇都宮線宇都宮方面からの列車が当駅で折り返す際は、ポイントいくつか渡り高崎線平面交差して7番線に入る。大宮折り返し運用は、2020年2月時点で、早朝6時台宇都宮行き深夜23時台の当駅止まりの1往復のみ使用している。 東京新宿方面長時間不通となった場合、当駅で運行打ち切ることもあるが、上り列車ホームでの折り返し7番線のみ可能で、3・4・6番線着いた列車は、引き上げ線に入る必要がある新宿方面のみの不通ダイヤ乱れによる高崎線下り列車融通のための上列車数本程度打ち切りは、基本的に7番線到着してそのまま折り返し始発列車となっており、引き上げ線用いないまた、折り返しではないが、先述通り年末年始終夜運転上野行き新宿方面行き平面乗換させるためと終夜使用ホームを絞るため、宇都宮線上り湘南新宿ライン折り返し時と同じルート7番線入線させている。 東京方面が完全に不通となった場合引き上げ線だけでは、宇都宮線高崎線宇都宮高崎方面への全列車折り返し運転対応するのは困難であることから、2016年平成28年)度末より、当駅南側貨物線上にある大宮操車場設備活用して折り返し運転実施できるようにする計画となっている。 高崎線下り遅延している場合タイミングによっては8番線(または7番線)の列車11番線の列車同時発車される場合があるが、後続列車ホーム抜けてすぐの場所で一時停車して調整する後続列車先に発車させてしまった場合同様の対応がとられる。なお、先行列車先に発車できた場合でも、間隔短ければ合流する工場踏切の手前で後続列車信号待ち必然的に減速停車する。逆方向宇都宮線高崎線の上東京方面は、宇都宮線高崎線同時発車あるいは後続列車先に発車した場合さいたま新都心駅手前合流ポイント後続列車一時停車する双方遅延している場合宇都宮線優先する傾向がある。なお、湘南新宿ライン新宿方面武蔵野線直通列車に関しては、ホーム出て合流する距離が短いため、後続列車は当駅を発車できずに信号開通待ちとなる。 京浜東北線電車線)は宇都宮線上り線東側にあり、配線単純な複線行き止まりで、南側折返し用の両渡り線がある。電車ホームでの折返しで、引き上げ線はない。夜間滞泊設定されている。その他、両渡り線のさらに東京寄り宇都宮線3・4番線連絡するポイントがある。 埼京線・川越線地下であり20・21番線上下線の主本線1922番線が副本線で、上下線ともすべての線路折返しができる。なお、すべてホームでの折返し引き上げ線はない。埼京線側は駅の大崎方面すぐそばで高架となり、さいたまスーパーアリーナのすぐそばまでは新幹線真下を走る二層高架で、北与野駅の手前で新幹線の横に取り付く川越線側は地下走行する区間少々長く鉄道博物館の横で地上に出る。上記のとおり、新幹線高架をくぐる地点電車線と列車線6・711番線)が分岐するこの分岐点は日進駅場内である。 かつて、大宮総合車両センター車両解体実施されていたため、当駅まで廃車回送列車設定されていた。車両解体業務長野総合車両センター集約移管され、余剰となった土地にできたのが現在の鉄道博物館である。 新幹線高架で、南側複線北側東北新幹線上越新幹線それぞれの複線分岐する北から列車は当駅で折り返し可能な構造となっている。この折り返し設備使った東北・上越新幹線直通運転も可能で、実際に2016年11月には東北新幹線仙台方面)と北陸新幹線金沢方面)を直通する新幹線営業運転された。当駅から東北上越方面の分岐点までの複々線部分線路1線分空間何箇所か点在するが、これは建設当時に現鉄道博物館付近に留置線設け計画があったことと、上越新幹線新宿駅延伸構想踏まえ上下線を支障せずに東京新宿方面から東北上越方面へ相互に列車走らせる構造考慮したためである。

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