埼京線・川越線とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 埼京線・川越線の意味・解説 

埼京線・川越線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 00:22 UTC 版)

国鉄205系電車」の記事における「埼京線・川越線」の解説

埼京線・川越線では1989年7月1日から運用開始し川越車両センター0番台10両編成 (Tc M M' T M M' T M M' Tc' ) が使用されていた。色は■。 1989年6月から翌1990年12月までに3回分けて10両編成23本が新製投入された。埼京線には本来は新製投入車が25投入される予定であったが、投入予定車のうち2本は中央・総武線用に転用されたため、103系の完全置き換えには2本不足することとなった。この103系置き換えのため1990年5月22日付け山手線から(ヤテ41編成)、5月31日付け中央・総武緩行線から(ミツ23編成)1本ずつ転入した。 このグループより主電動機が内扇形変更されている。基本的な仕様山手線用に準拠しているが、埼京線山手線新宿駅 - 池袋駅間で併走運転開始当時区間)することから、車体カラー帯にはグリーン緑15号)を採用したほか、前面に「埼京線」の線区表示設け乗客の誤乗車防止図っている。 これ以降車両昭和63年3次予算発注分:南武線向け中期車中央・総武緩行線向けも搭載)では車内快適性上のため、マイコン温度調整装置導入されている(HS70電子式温湿度調節器)。このほか、前面ジャンパ連結器床下格納箱に収納、MR締切コック位置移設側面行先表示器字幕検知バーコード方式変更している。また、配電盤211系と同じ配置変更したほか、同系採用した多重表示装置簡易モニタ装置)が搭載されこれに伴い計器盤の高さが上げられている。この簡易モニタ装置ドア開扉非常警報ブレーキ緩解MG出力異常、OCR過電流)、OVR過電圧)などの故障発生した際、運転台該当号車含めたモニタリングをする装置である。 1996年3月恵比寿延伸開業時京浜東北線から3本山手線から1本(ヤテ42編成)、さらに同年12月ダイヤ改正時に中央・総武緩行線から1本が転入した。この時点埼京線用の本系列は10両編成30本の配属となる。山手線から埼京線転属した本系列は ATCそのまま残されたほか、ATS-SNとATS-Pが設置された。 当初編成Tc M M' T M M' T M M' Tc' だったが、2001年ハエ8編成従来4号車組み込まれていたサハ205-161に代わって山手線から転入したサハ204-902を2号車組み込み従来7号車組み込まれていたサハ205-160を3号車移した組成 (Tc M M' M M' M M' T T' Tc') に変更され、翌2002年からは6編成除き4号車7号車組み込まれていたサハ205形に代わって、2号車加え3号車にも山手線から転入サハ204形組み込んだ組成 (Tc M M' M M' M M' T' T' Tc') へ順次変更された。(前述ハエ8編成サハ205-160に代わってサハ204-11を3号車組み込み、この組成再度変更)この組成変更によって余剰となったサハ205形50両のうち46両は各線向けの転用改造実施の上で、鶴見線仙石線武蔵野線転用され、T107,108,220,221の4両は廃車となった2002年12月1日より東京臨海高速鉄道りんかい線との相互直通運転実施されている。これに伴い前出サハ205形転用車を除き行先表示器の幕式からLED式への交換が行われた。E233系7000番台での置き換え前では全車LED式のものであったまた、ほとんどの編成において優先席付近つり革白色から黄緑色交換されたが、2008年春までに他線区同様にE233系タイプオレンジ色のものに変更されている。 大転配では山手線からの転入のみで、11編成(元ヤテ17編成)からサハ3両を抜いて別の編成サハ204形2両を組み込んだ10両編成1本(ハエ31編成)と既存編成サハ205形置き換えるためのサハ204形のみ2両の転入仕方があった。しかし2004年列車増発用に計画一部変更され、さらに山手線11両からサハ204形抜いた10両編成1本(トウ54ハエ32編成)が転入した。それと前後して転入車含めて方向幕などのLEDが行われたが、既存編成サハ205形サハ204形置き換えられ転出するため、これらのみ幕式で残された(これ以降はこれらのサハ205形を「埼京余剰サハ」と表記する)。 なお、サハ204-1 - 4が長らく編成から外れていたが、2007年12月から2008年2月にかけてハエ3226編成サハ以外の8両とともに検査受けて出場したその後1月15日ごろにハエ1編成ハエ32編成で、2月9日ハエ2編成ハエ26編成サハ組み替えが行われ、ハエ1編成にはサハ204-1・2、ハエ2編成にはサハ204-3・4が組み込まれサハ205-146・147ハエ1編成からハエ32編成へ、サハ205-148・149ハエ2編成からハエ26編成それぞれ組み込まれた。車両替えの際にサハ205-146から149行先表示器LED式のものに交換されている。これにより、検査受けず差し替えられたサハ205形4両が保留車指定され同年6月廃車となった後述)。 2009年12月28日2010年1月末よりそれぞれ1本ずつ、計2編成に、痴漢件数最多路線ゆえの対策試行として防犯カメラ設置されている。設置車両埼京線で最も痴漢が多いとされる1号車である。2010年6月以降埼京線運用される205系の全32編成1号車防犯カメラ設置している。 なお、埼京線・川越線の205系0番台2013年6月30日からE233系7000番台運用開始されたことにより置き換え進み2014年3月以降全車4扉車のハエ28編成1本のみが運用された。これは埼京線では2017年秋ATACS導入予定していることから、それに伴う車両の改造時の予備車を確保するためで、期間限定運用されいたものであった予備運用)。同車2016年10月で運転を終了し富士急行譲渡改造分と廃車解体分の2回に分けて長野総合車両センター配給輸送の後、前者同年11月9日富士急行譲渡されトーマスランド号」となり、後者11日廃車された。これにより、埼京線205系全車消滅した。 ← 新木場大崎恵比寿 大宮・川越 → 号車10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 形式クハ205(Tc) モハ205(M) モハ204(M') サハ205(T) モハ205(M) モハ204(M') サハ205(T) モハ205(M) モハ204(M') クハ204(Tc') 形式クハ205(Tc) モハ205(M) モハ204(M') モハ205(M) モハ204(M') モハ205(M) モハ204(M') サハ205(T) サハ204(T') 6扉 クハ204(Tc') 形式クハ205(Tc) モハ205(M) モハ204(M') モハ205(M) モハ204(M') モハ205(M) モハ204(M') サハ204(T') 6扉 サハ204(T') 6扉 クハ204(Tc') 上段落成時点での編成中段ハエ8編成サハ204形6扉車1両組み込み当時編成下段サハ204形2両組み込み後の編成である。 2013年現在ハエ26 - 3032編成上段10両編成それ以外編成下段10両編成となっていた。

※この「埼京線・川越線」の解説は、「国鉄205系電車」の解説の一部です。
「埼京線・川越線」を含む「国鉄205系電車」の記事については、「国鉄205系電車」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「埼京線・川越線」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「埼京線・川越線」の関連用語

埼京線・川越線のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



埼京線・川越線のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの国鉄205系電車 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS