笠間家とは? わかりやすく解説

笠間家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/01 13:27 UTC 版)

マイガール (漫画)」の記事における「笠間家」の解説

笠間 正宗(かざま まさむね本作品の主人公第1話時点では23歳誕生日7月2日文具製作メーカー宮本文具堂」の企画部勤務。駅から徒歩20分、周りは畑ばかり、という築20年アパート暮らしている。原付バイク所有し通勤にも使っている。家族写真家の父、強情で融通利かない母、そして遠方に住む祖母父方母方作中では明記されていない)がいる。 高校入学して間もなく正宗使用していたテントウムシ飾り付いたシャープペンシルが気になり話し掛けてきた4歳年上塚本陽子恋仲になり順調に交際続けていた。正宗高校3年生時に陽子留学決まり、それを理由別離切り出される。しかし納得できない正宗遠距離恋愛ともつかない遠距離片思い続け陽子帰国信じて待つ日々過ごしていた。3年過ぎた頃、陽子滞在先で就職したと耳にし、彼女への想い諦め苦心未練狭間一進一退繰り返していた。陽子留学から5年後の春、不慮の事故亡くなったという知らせが届く。駆けつけ葬儀場陽子留学先密かに産んで育てていた娘の存在陽子の母から知らされる後日陽子正宗宛てて書いていた“出さない手紙”を届けに来たコハル出会う初め疑心暗鬼であったが、渡されその手紙に綴られていた陽子想い知りコハルと心を向かい合わせる。母を失った悲しみ寂しさ吐露するコハルの姿にかつての自身重ね合わせ陽子大切に思う娘の気持ち受け止め同居することを決意するコハル同居後、良き父親になろうと日々奮闘しているが、思いがけず5歳女の子の父となったため、戸惑い苦心日々を送る反面コハルとのふれあい会話日々ささやかな幸せ実感し喜び重ねている。 真面目で大人しい穏やかな性格であり、優等生タイプ他人に対してあまり強固な物言いをしないため、良いように利用されることも多い、お人好し幼少期よりメガネ使用している。 家事一通りこなし、食事基本的に手作り陽子遺影前に供えている。ケチャップ似顔絵書いたオムライス作ったりする心尽くしコハル喜ばせている。手先も器用で、毎朝コハルの髪を結った編んだり、クリスマス会お芝居着用するトナカイ着ぐるみ衣装ミシン使って作ったこともある。 今でも陽子愛し続けているが、周囲助言に従って将来的にはコハルの母となってくれる人を探すことが、コハルのため、自身のためにも良いだろうか…と苦悩している。 会社同僚であった片桐から好意示され交際始める。しかし、お互いに気遣いすぎてぎこちなくなり、一度別離するが紆余曲折経て遠距離恋愛に至る。コハル含めた交際続け時間をかけて絆を深めていった。後年両親紹介するまでになる。 笠間 コハル(かざま こはる) 正宗陽子愛娘第1話時点5歳。母・陽子留学先誕生そのまま海外で育つ。陽子死後陽子実家身を寄せるため帰国。 母から伝え聞いていただけの父・正宗宛てた陽子の手紙を届けるために1人正宗会社まで足を運ぶ。正宗もずっと陽子大切に想っていたと知り、心を通わせ同居望み引き取られた。正宗出会った時点での苗字は「塚本」。その後正宗コハル実子であると認知し引き取るための手続き行い笠間」の姓になる。 現在は正宗アパート一緒に生活している。正宗仕事都合帰り遅くなる時などは祖母の家に預けられることもある。 留学先女手一つ育児をし、学校通い仕事も見つけて頑張陽子の姿を物心ついた頃から目にしていた。辛くて弱音吐かない自分笑顔見せる母のためにも「聞き分けのよい、迷惑をかけない子でいることが助けになる」と肌で感じ取り、あまり手を煩わせることのないよう、幼いコハルなりに考えて行動してきた。同年代の子供に多いわがままを言うことも滅多に無い。自分のことよりも正宗気遣う姿は気を回しすぎるほどである。正義感強く意地悪を言う人に意見したり、困っている人や気持ち弱っている人にさりげなく心を添わせる優しさも。人の気持ち敏感感受性豊かな心優しい素直な女の子である。それを父の正宗誇らしく感じている。 生後数年正宗父親だと知らされていなかった。同居後も「パパ」お父さん」とは呼ばず、母と同様に正宗くん」と呼んでいる。 母の中学入学時の写真見て以来、同じ制服を着ることに憧れ希望持ち私立中学受験目指し熱心に勉強をしている。算数得意科目のひとつである。 「コハル」の名前の由来は、10月ある日正宗が「今の時期小春)が好き。少し寒くて、少し暖かいって一番良いと思う」と陽子語ったことから。 後年念願であった母と同じ私立中学合格憧れ制服着用し満面の笑み入学式臨んだ塚本 陽子つかもと ようこ正宗恋人故人明るく前向き負けず嫌い。少し勝ち気で気丈な性格自我強く1人考え深め決定実行移してしまうことも多い。しかし、自身の心にある陰り部分周囲悟られ心配されることを嫌い、気を張って明るく振舞っている節もある。心の琴線細やか愛情豊かな一面もある。テントウムシ好き。 かつて正宗の通う高校付属大学通っていた。19歳時に図書室勉強をしていた正宗使っていたテントウムシ飾り付きシャープペンシル興味持ち、「購買では売っていなかった」と話し掛けたことがきっかけで知り合い、後に交際へと発展する2年後留学理由正宗別れ話切り出す留学本当理由は、当時高校生だった正宗の子妊娠したため。出産決意はすぐに固まったが、正宗相談するという選択肢打ち消してしまった。堕胎二文字は頭になかった。「愛する人の子供を産みたい」。だが「真面目な性格正宗打ち明ければ、必ず自分未来や夢を押し殺してでも責任取ろうとするだろう」と考慮。まだ、あまりにも若い正宗将来案じ重荷にならぬよう、目の届かないところで未婚の母になる覚悟をした末の渡航だった。「留学から帰ってくるまで待っている」「結婚して欲しい」と望む正宗気持ち嬉しく思いながらも、これから生まれてくる子供や、それに伴う抑制余儀なくされる生活が、正宗将来負担になってしまうことを憂いて、遠距離恋愛諦めるよう仕向ける強気辛辣な言葉残し勝ち気自立目指す気丈な印象正宗の胸に残して旅立つコハル物心ついてからも暫くの間父親存在明かさなかった。また、コハル命名の由来尋ねられた折に正宗の名前が出ても「ママ大切な友達」とだけ教えていた。 陽子自身婚外子として出生実父と生活を共に出来ないワケあり母子家庭育っている。 正宗の下を去ってから5年後、突然の事故により帰らぬ人となってしまった。志し半ば遺体のまま無言帰国コハル正宗届けた大量の未投函の“出さない手紙”には、出産正宗との別離、それらを1人決めてしまったことを申し訳なく思う、決し小さくはない罪悪感にも似た気持ち異国での不安や寂しさ。そして何より正宗への忘れえぬ想い綴った切ない内容がこぼれんばかり溢れていた。弱音にも似た本心伝えることが出来ない代わりに便箋言葉綴り、封をすることで自身気持ちをも封じ込め戒めていたのである

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