た・つ【立つ】
読み方:たつ
[動タ五(四)]
1 ある場所にまっすぐ縦になっている。
㋒長いものや高大なものが直立して位置する。「看板が—・つ」「電柱が—・つ」
㋓とがったものが突き刺さる。「とげが—・つ」「歯が—・たない」
2 座ったり横になったりしていたものが起き上がる。また、低い位置から高く上る。
㋑伏せていたものが起きる。「髪の毛が—・つ」「鳥肌が—・つ」
㋒《「勃つ」と当てて書くこともある》(興奮により)陰茎や乳首などが固く大きくなる。
3 身を起こしてその場を離れる。「席を—・つ」「手洗いに—・つ」
4 (「起つ」とも書く)決意して事を起こす。奮起する。「反対運動に—・つ」
7
㋐ある立場や状況に置かれる。「先頭に—・つ」「苦境に—・つ」
㋑重要な役目・地位につく。「教壇に—・つ」「証人に—・つ」「衆議院議員候補に—・つ」
㋓目的をもってある場所に身を置く。「署名を求めて街頭に—・つ」
㋒はっきり示される。「あかしが—・つ」「値が—・つ」
㋑湯などが沸く。「風呂が—・つ」
13 技能などがいちだんとすぐれる。「弁が—・つ」「腕の—・つ職人」
㋑損なわれないで保たれる。「面目が—・つ」「暮らしが—・つ」
㋒筋道がきちんと通る。また、しっかりと成立する。「道理が—・つ」「義理が—・つ」「言い訳が—・たない」
㋐その状態が盛んであることを表す。「はやり—・つ選手」「湯が煮え—・つ」
[可能] たてる
[下接句] 秋風が立つ・足元から鳥が立つ・彼方(あちら)立てれば此方(こちら)が立たぬ・一分(いちぶん)が立つ・腕が立つ・男が立つ・面影に立つ・顔が立つ・風下(かざしも)に立つ・角が立つ・川中には立てども人中には立たれず・気が立つ・糞(くそ)の役にも立たぬ・暮らしが立つ・後悔先に立たず・小腹が立つ・先に立つ・背負(しょ)って立つ・白羽の矢が立つ・世間が立つ・薹(とう)が立つ・年立つ・名が立つ・名に立つ・歯が立たない・腹が立つ・火の無い所に煙は立たぬ・額に箭(や)は立つとも背(そびら)に箭は立たず・人と屏風(びょうぶ)は直(すぐ)には立たず・人目に立つ・筆が立つ・弁が立つ・的が立つ・耳に立つ・向かう鹿(しし)に矢が立たず・目に立つ・物も言いようで角が立つ・役に立つ・夢枕(ゆめまくら)に立つ・用に立つ
(玉を)立つ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
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「立つ」の例文・使い方・用例・文例
- 悪い評判が立つ
- この額縁にすれば絵が引き立つよ
- 辞書は言語の学習に大いに役立つ
- 腹の立つことに彼はまた遅れてきた
- 燃え立つように赤いチューリップ
- 俳優として舞台に立つ
- 未来は過去の上に成り立つ
- 良い関係はお互いの信頼と思いやりの上に成り立つ
- ドアのそばに立つ
- よい本を読むことは青年の人格を育てるのに役立つ
- がけっぷちに立つ
- 手に入るものは何でもこの仕事に役立つ
- 文はいくつかの単語が集まって成り立つ
- 岐路に立つ
- 周りの人より目立つ
- 3つのコースがありますが,そのそれぞれがあなたの役に立つでしょう
- 彼女の赤い車は目立つ
- 邪魔どころか,それはとても役に立つ
- 急に立つといつもくらくらする感じがする
- 洗剤を加えると水は泡立つ
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