犬夜叉たちの協力者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/10 06:23 UTC 版)
「犬夜叉の登場人物」の記事における「犬夜叉たちの協力者」の解説
楓(かえで) 声 - 京田尚子 / 幼少:伊藤実華 桔梗の妹。姉の死後50年間、村の巫女兼まとめ役の老女。一人称は「儂(わし)」。隻眼(アニメ版では犬夜叉が封印される少し前、妖怪に襲われた際に桔梗が破魔矢で妖怪を貫いた衝撃で潰れた)。 犬夜叉に言霊の念珠をかけた張本人で、かごめと桔梗の関係を最初に見抜いた。効力は弱いが破魔の矢を使うことができ、結界を張ることも可能(破魔の矢は並みの妖怪なら消滅し、結界は意識を集中している間のみ効力があり、弥勒と共同で張った)。薬草作りに長けているほか、妖怪の知識も豊富。かごめへの恋愛の助言も的確である。 劇中では幾度も怪我を負わされているが、見事に復帰。妖怪から身を隠すため、犬夜叉に埋められたが忘れられていたことがある。 かごめの母が作ったお弁当が好物。 復活した姉に対しては「未練を断ち切り再び成仏するように」と望んでいる。 最終的には、かごめの師匠とりんの保護者となる。 最終回から15年以上が経過した『半妖の夜叉姫』においても健在であり、琥珀達に時代樹の力や殺生丸の娘の存在などを伝えた。 冥加(みょうが) 声 - 緒方賢一 犬夜叉の父と犬夜叉に仕える老いた蚤妖怪の男性。一人称は「儂」。登場する時は、大抵誰かの血を吸い、潰される(アニメ版では初登場時、かごめから殺虫剤を吹きかけられた)。 吸血によって気付けや毒を吸い出すことができ、最大までに吸血すると2メートルまで大きくなれる(普段は7ミリメートル)。霧骨の強力な毒で瀕死の状態にあったかごめ、弥勒、珊瑚の毒の混ざった血を吸い出して助けた。血を吸い出すだけではなく、薬の原料を吸って体内で調合することもできる。若くて美肌な女の血が好み。また、犬夜叉の父君の血も好み。豊富な知識を持っているが、臆病者で、危険が迫ると真っ先に逃げ出す(その危機察知能力は「冥加が逃げぬのなら安全」と言われたほど)。 登場初期は犬夜叉と共に旅することが多かったが、刀々斎登場後は基本的に刀々斎の所にいる。 許嫁は、吸血で憑りついた相手を操ることができる同じ蚤妖怪の生姜(声 - 麻生美代子)(アニメ版)。 『半妖の夜叉姫』ではもろはに付き添っている。 刀々斎(とうとうさい) 声 - 八奈見乗児 / 龍田直樹(『半妖の夜叉姫』) 妖怪の刀鍛冶。一人称は「儂」。よぼよぼの老妖怪の男性。犬夜叉の父の依頼で、彼の牙から「鉄砕牙」「天生牙」を作った。冥加の友人なだけあって、自分に原因があるのに都合の悪い事はすっ呆けてみせるなど、かなり無責任な一面がある。一見とぼけているが刀鍛冶としての腕は確かで、右に出るものはおらず、真っ二つにされた飛来骨も修復してみせた。口から火を吹き、手にした金槌で地面から溶岩を出す。その能力により戦闘力も高く、周囲を火の海と化し殺生丸からも容易に逃げおおせる。空を飛べる三つ目の牛・猛々(もうもう)を乗り物とし、普段は火山帯と思われる山中にある、巨大な魚の骨で出来た工房に住んでいるが、主に殺生丸の不興を買った時に引越として逃亡する。かつて弟子(灰刃坊)がいたが、あまりに邪悪すぎて破門した。 阿波の八衛門狸(あわのはちえもんだぬき) 声 - 中嶋聡彦 / 茶風林(『半妖の夜叉姫』) 狸妖怪。弥勒からは「ハチ」と呼ばれている(アニメのみ)。一人称は「あっし」。弥勒には散々こき使われているが、彼を慕っている舎弟(かなり昔からの知り合いらしい)。木の葉で化ける能力を持つほか、長距離を移動する際には巨大な茶色い円筒状の物体に化け、空を飛ぶ。弥勒がかごめの四魂の欠片を狙った時には目晦ましとして使われた。稀に弥勒に反抗することもあるが、逆に殴られている。アニメでは、空腹のため弥勒になりすまし、方々の村で妖怪退治と称した不貞行為を行っていたこともある(そのため、本物の弥勒は犬夜叉一行共々村を追い返されるという仕打ちを受けた)。原作では名前が設定されておらず、単に狸と呼ばれていたが、アニメ化に際して名前が付けられた。 夢心和尚(むしんおしょう) 声 - 藤本譲 弥勒の育ての親の老人男性。一人称は「儂」。弥勒に酒や女遊びなど、いいことも悪いことも教えた張本人。相当な酒好きの生臭坊主で、重度のアルコール依存症の様子。弥勒の風穴を手当てできる唯一の人。手相もできる。 たまに弥勒に笑えない冗談を言っては殴られている。巨大な数珠で鉄砕牙の変化(へんげ)を解くなど、普段の生活態度からは想像できない強力な法力が操れる。1度虫の妖怪(壺使い)に操られ、弥勒を襲ったこともある。 宝仙鬼(ほうせんき) 声 - 大友龍三郎 宝石を司る鬼の大妖怪。犬夜叉の父の友人。かつて犬夜叉の父の依頼で妖怪の墓場に繋がる黒真珠を作った。石の声を聞く力を持ち、四魂のかけらを邪悪な奈落に渡さないため、自らの死と共に妖怪の墓場にかけらを持ち込んだ。その妖力と金剛石の体はかごめの破魔の矢をも無力化し、奈落でさえ容易に手出しできないものだった。当初は犬夜叉の事を半妖と侮っていたが、鉄砕牙の強さに執着せず、自らのやるべき行いを見出だした思念を認め、自らの妖力である「金剛槍破」を授けた。犬夜叉達が会いに行ったときは既に死亡、現在は2代目の息子(声 - 斎藤志郎)が継いでいる。一つの黒真珠を作るのに100年はかかる。授けた金剛槍破は犬夜叉が冥道残月破を得るまで鉄砕牙の最強必殺技となったが、後に魍魎丸が礫の一部を吸収した事で使用できるようになってしまい、魍魎丸を取り込んだ奈落にも悪用されるなど、結果的に意図せずして奈落まで強化させてしまう。 妖霊大聖(ようれいたいせい) 声 - 永井一郎 刀々斎の知人。頼りない老妖怪の男性だが、強い妖気と幻術を使う妖怪の大仙人。一人称は「儂」。胆を盗まれたと偽り、犬夜叉に蛇女(声 - 北林卓美)と牛鬼(声 - 乃村健次)の幻術と戦わせることで、龍鱗の鉄砕牙の極意である妖穴斬りを体得させた。最後に犬夜叉自らが見つけるべき鉄砕牙の最後の形がある事を内心で言っていたことから殺生丸が天生牙で鍛えた冥道残月破が鉄砕牙に吸収され、斬る刀の力として犬夜叉の技になることも知っていた模様。 薬老毒仙(やくろうどくせん) 声 - 稲葉実 薬と毒を扱う妖怪の仙人。一人称は「俺」。妖の酒が入った甕の中で四六時中酔っぱらっている老妖怪の男性で女好き。伸縮自在の両腕と舌を持ち、巨大な甕を持ち上げる際に腕を伸ばし、舌はなめた対象を毒味する。また葉と瓢箪が付いた杖は妖の酒を突く事で毒薬にできる。甕は異空間となっていて水中でありながら呼吸できるが、薬老毒仙が気に入った者しか出入りできない。異空間に無理やり入ろうとした者は入った甕から別の甕にはじき返されてしまう。この甕の異空間を他者が見る際には妖の酒を飲む必要がある。珊瑚の飛来骨を治し、弥勒には毒の苦しみを感じなくなる毒薬を与えた。また、弥勒が毒薬に馴染むまでの時間稼ぎとはいえ、かごめのスカートをめくり、犬夜叉に殴られた。それでも根は真面目で飛来骨に邪気を砕く力を授けた他、犬夜叉に対して「弥勒は治ったわけではなく、瘴気を吸う苦痛を感じなくなっただけだから誤解するな」と警告した。
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