映画・アニメ・テレビ番組など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:43 UTC 版)
「パソコン通信」の記事における「映画・アニメ・テレビ番組など」の解説
ウォー・ゲーム 1983年、アメリカ映画 主人公が偶然接続したホストが軍のコンピュータであり、本人がゲームのつもりで動かしていたプログラムが核戦争を引き起こそうとする。コンピュータネットワークやハッカーやクラッカーを扱った作品としては古典の部類に入る。 ビデオ戦士レザリオン 1984年-1985年、東映・東映動画制作、TBS系列放映のテレビアニメーション。 主人公はパソコン好きの中学生・香取敬。彼は自らプログラムしてネットに流しているオンラインゲーム『レザリオン』で友人とプレイしていた矢先、月で起きた反乱による攻撃の余波で、電脳世界の存在のはずだったレザリオンを実体化してしまい、以降レザリオンを駆使した戦いに身を投じていく事になっていった。レザリオンは電送機能を用い、地球上の至る所、果ては月面までも自由に瞬間的に移動する。後半は敵ロボットの強化に伴い、レーザーバトルギアという強化装甲をまとうようになる。 作中では「パソコン通信でゲーム」と表現されていた、が実際はオンラインビデオゲームである『レザリオン』をプレイしていたはずの主人公が、実験中の軍の電送装置とリンク、ゲームの存在を実体化してしまった所から始まる。ただし、主人公が作中で本稿の内容に相当する「パソコン通信」で情報収集する場面も存在する。 ニューメディアいつもでない1日 1989年3月22日、NHKにて放送記念日特集としてレギュラー番組の合間をみて1日をかけて生放送された特集番組。スーパーバイザーとして坂村健が登場する。 この中に「ミスターXを探せ」と題する、4人のチャレンジャーがパソコン通信を駆使して情報を集め、世界のどこかにいる「ミスターX」を探すという企画があった。コーナー司会は千田正穂。チャレンジャーはニフティサーブやPC-VANなどの商用ネットでチャットを使った情報収集にあたるが、この際に同時アクセス者から「NHK受信料徴収はんたーい!」というメッセージが送られてきて画面に丸写しになったり、マイクを使用したボイスキーのトラップが不具合で通過できなくなったりするなど、ハプニング・不手際が続き、結局人物を探し当てることができず時間切れで終了した(時間切れ直前にチャレンジャーの1人が苦笑いしつつXの人物名を吐露している)。なお、ミスターXはPC-VANでもSIGを主宰していたクロード・チアリであった。 空と海をこえて 1989年、TBSが製作放送した3時間テレビドラマ。後藤久美子主演、加藤茶共演。 パソコン通信のほかに通信手段のない孤島で、パソコン通信によって血清を手に入れるという設定。時空を超えた繋がりを強調していた。なおこのドラマの内輪話が放映後、技術評論社発行の「TheBASIC」に掲載された。パソコンの世界ではNECがほぼ一人勝ちの状態にあって、日立が1社提供で制作した番組。 ネットワークベイビー 1990年、NHK製作のテレビドラマ。主演:富田靖子 厳密にはパソコン通信とは言いにくいが、まだパソコン通信しかなかった時代にネットワークゲームを題材として扱ったドラマである。 レッスンC (テレビドラマ) 1993年、テレビ朝日制作、ネオドラマ枠で放映されたテレビドラマ 。主演:中嶋朋子、共演:沢向要士・大沢健 女子大生の千春は、同棲相手の浩平がパソコンに夢中になっていて自分が淡白に扱われていることに少し不満を覚えていた。そんなある日、千春は家庭教師のアルバイトの紹介を受けた。クライアント先の高校生は、恋愛アドベンチャーゲームに夢中の根暗なオタク、信一だった。信一は次第に千春に対して恋心を抱くようになり、ニフティサーブにある恋愛フォーラムの常連であり、信一の良き兄貴分でもあるハンドルネーム「ウルトラの父さん」のアドバイスを受けながらその恋愛を発展させようとする。 電光超人グリッドマン 1993年-1994年、円谷プロダクション制作、TBS系列放映の特撮テレビ番組。 直人、一平、ゆかの中学生3人組は、中古パーツを集めて手作りで組み上げたコンピュータ「ジャンク」を使って研究や開発を楽しんでいた。そこへ、異世界からやってきた魔王が、クラスメートを操って「コンピュータワールド」内へ怪獣を実体化させ、地球を支配しようと乗り出した。魔王を追って現れたエージェントは、一平が「ジャンク」の中にCGで描いていた超人「グリッドマン」と一体化し、魔王の送り出す怪獣と戦う。 この作品での「怪獣」とは、パソコン通信でどこかのコンピュータに侵入、暴れさせてプログラムを破壊し、現実世界を大混乱に陥れようとする存在で、インターネットやコンピュータウイルスの登場を先取りした設定である。また、戦いは全てコンピュータ世界の中で発生しており、怪獣やグリッドマンの存在は一般には知られていない。 制作には富士通が全面協力しており、同社のパソコンが劇中に登場するほか、撮影方式にも当時最先端のVTR技術やCG合成が使用されている。 サイバーネット 1995年、アメリカ映画 (ハル) 1997年、森田芳光監督の映画。主演:深津絵里・内野聖陽 「映画フォーラム」のチャットを舞台に、一度も出会ったことがない男女の恋愛物語を紡いでいる。パソコン通信で出会って結婚することを「パソ婚」などと呼ぶが、その経緯を丁寧に描写した作品。 ザ・ハッカー 2000年、アメリカ映画
※この「映画・アニメ・テレビ番組など」の解説は、「パソコン通信」の解説の一部です。
「映画・アニメ・テレビ番組など」を含む「パソコン通信」の記事については、「パソコン通信」の概要を参照ください。
- 映画アニメテレビ番組などのページへのリンク