惑星ロボシリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/14 16:21 UTC 版)
「火星ロボ大決戦!」の記事における「惑星ロボシリーズ」の解説
第五種永久機関である超火力発電システムを搭載した、太陽系惑星の名を冠した人型の巨大ロボットで、有線リモコンによる遠隔操作で稼働する。現時点での最新型は土星ロボであり、水星ロボ・金星ロボ・地球ロボ・火星ロボ・木星ロボ・土星ロボの6機と欠番機体である冥王星ロボの合計7体が存在すると思われる。悪の組織であるペンギン帝国の南極(ロボット)に対抗するために開発された人類防衛の要である。頭の上のロウソクと、全体的に非常にレトロで珍奇な簡単に言うとカッコ悪いデザインが特徴。 火星ロボ 型式番号:PR-04 高い性能と汎用性を誇る、近接・遠距離での戦闘に対応したオールラウンダーな機体。しかし有線で操作する仕様のため操縦者を巻き込んでしまう危険性から高速移動の「火星ビジョン」飛行機能の「火星ウィング」など本来装備されている機能・武装を殆ど活かせない、見方によっては欠陥機ともとれる特徴を備えている。武器(必殺技)として目から発射される「火星ビーム」、豪腕により相手を破壊する「火星アーム」と更にその発展技「真・火星アーム」が存在している。他にも「火星スパーク」「火星トマホーク」があるとされているが、劇中では使われていない。また、動きを封じられた際の脱出手段に用いられた「火星分離(オープン)」という身体をバラバラに分離してしまう機能があるが、元に戻すには整備ドックで組み立てる必要があるため戦闘中に使ってしまうと一巻の終わりである。また中破した際に新しい装甲に換装、コーティングが施され、正式名称が「火星ロボ・改」となった。主な操縦士は主人公のギコ。余剰パーツで組み立てられたレプリカの2号が存在する。終盤にG火星ロボにパワーアップした。G火星ロボ 型式番号:PR-04-HR 火星ロボをパワーアップさせたペンギン帝国決戦用の切り札で、ギコ専用機として開発された最強最後の火星ロボ。「G」はグレートと読む。惑星ロボとしては過去最低のダサさで黒タイツの人間のような体に火星ロボの頭と手足を付け、ハリボテのボディを被せたようなひどい外見。敵味方からも脆そう、軽そう、安そう、頭も悪そう、臭そう、すけべそうと散々な評価を受けている。しかしその強さは本物で、超南極4体をあっという間に倒しアデリーにも「真・火星アーム」で勝利した。 パンちゃんと呼ばれる大気圏突入用の運搬モジュールが存在し、本体が着込むように使用する。デジタルチューナーや、ブルーレイディスクレコーダーを搭載したハイエンド仕様とのこと。運搬モジュール故に戦闘能力はないが、見た目はとてもカッコいい。 水星ロボ 型式番号:PR-01 惑星ロボシリーズ第1号、最初期の機体であるため他の惑星ロボよりも性能は格段に劣っている。四角いフォルムの火星ロボに対しこちらは丸みを帯びたシルエットで顔部分には風邪用のマスク、下半身には黒いパンツ、身体には真っ赤なフロシキをマント代わりに羽織っておりどことなく人間臭さの漂うデザインである。火星ロボと違い完全に近接戦闘に特化した機体であり、武装は左腕に装着された鉤爪のみ。そこから繰り出される「水星クロー」で敵機や司令官の服を切り裂く。またフロシキをはずしてそれを目眩ましにする「水星フロシキ」という技もあるが本作に登場するロボットは敵味方とも遠隔操作タイプのため、この技は戦術的にまったく意味をなさない。操縦士は正。一度破壊されてしまったが、ブラック火星ロボのパーツを組み込むことで続・水星ロボにパワーアップした。続・水星ロボ 型式番号:KGYR-02-C 破壊された水星ロボをブラック火星ロボのパーツを使いリペアした機体。外見上の変化は体の各部にツギハギ部分があること、右眼に眼帯を装着していること、フロシキが赤から黒に変わったこと、そしてなによりパンツはいてない。強力なキマイラ動力炉を搭載しているため、大南極Chimairaに匹敵するパワーを得た。また、眼帯に隠された右眼から黒火星ビームを発射することも可能。 木星ロボ 型式番号:PR-05 火星ロボをベースに開発された、最強クラスの惑星ロボ。胸の松本零士風メーターが特徴であり、全体的に悪役っぽいデザインをしている。中・遠距離での射撃戦に特化した機体であり、全身に搭載された500発ものミサイル「木星ミサイル」が武器。ミサイルは連射が可能で劇中では「木星ミサイル100連発射」を披露している。また防御力も高く、そのシールドはYellow-eyedの南極ブラスター等のビーム攻撃を完全に防いでいる。操縦士は悠子。開発費は4億円、スペック表が漢数字で読みにくい。 土星ロボ 型式番号:PR-06 最新鋭の惑星ロボ。一機体につき1つしかないとされる超火力発電システムの動力炉(蝋燭)が2基搭載されていることから、超高性能機であると推測される。最終話のイメージカットにシルエットのみが登場しており、そこでは「土星ロボ」ではなく「PR-06 Saturn」と表記されている。 冥王星ロボ 型式番号:KGUR-01 惑星ロボシリーズから除外されたロストナンバー。非常にシンプルな顔と胴体が一体化した箱のような体からそのまま手足が生えている與那嶺ギコいわく「ヒトをバカにしたみたい」なデザイン。他の惑星ロボからエネルギーを借りることにより手に持った剣から「ペンギン殺し」という必殺技を使用することが可能だが、発動すると超火力発電システムの余剰電子が周囲の衣類を引き裂き傍にいる人たちを全員裸にしてしまう。火星ロボがパワーアップするまでの間、ギコが一時的に操縦士となった。 火星スーツ ロボットではないが南極に対応するためギコが着用した強化服。右腕の砲身から発射される火星ビームは非常に強力だが、スーツのデザインはエッチで恥ずかしい。その上外部のリモコンで自動的に服が脱げる外部セパレート機能やナノマシンテクノロジーを応用した性感帯知覚を高める機能など、余計な機能が多い。
※この「惑星ロボシリーズ」の解説は、「火星ロボ大決戦!」の解説の一部です。
「惑星ロボシリーズ」を含む「火星ロボ大決戦!」の記事については、「火星ロボ大決戦!」の概要を参照ください。
- 惑星ロボシリーズのページへのリンク