怪忍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:16 UTC 版)
ノロイ党の中でも、四道封者に次ぐ実力を持った戦士。怪忍へと変化した過程から、「鬼門」(人間がノロイの力を得て成ったもの)、「霊門」(死者の魂から成ったもの)、「妖門」(人間以外の生物や器物から成ったもの)の3系統に分かれる。 鬼門裁士 業岡一全(きもんさいし ごうおかいちぜん) 声:西松和彦 時代劇の奉行のような怪忍。マナーを守らない者を捕まえ、「業岡裁き」と称する過剰な罰を与えては自己満足に浸る、厄介者。罪の重さを「ゴーオカ」という独自の単位で表現する。ハルカが敗北すると、「つらぬきの刑」と称して彼女を専用の台に拘束して男たちに陰部と口を犯させた。 鬼門医士 修羅牙幻内(きもんいし しゅらがげんない) 声:荒木幸男 白衣姿に銃を携える、武装した医者のような姿の怪忍。生命の真理を知ることに異様な執着を持っており、どんな病でも治療するという触れ込みで人を集めては、その対価として危険な実験の被験体になることを強要する。 鬼門法士 ふんばり入道 声:縦縞虎太郎 便器型のプロテクターが印象的な怪忍。人は自然のままの姿こそが最も美しいという独自のポリシーを持ち、その理念の証明として生まれてから一度も風呂に入ったことが無く、常に悪臭を放っている。香水などで人間本来の自然な香りを偽ろうとする者には制裁として、彼が長年培ってきた強烈な「ふれぐらんす」をお見舞いする。一人称は「拙僧」。また、自らを「ネイチャー坊主」と呼称する。 鬼門転士 自在也 声:越雪光 上下逆さまにしても顔に見える、騙し絵のような仮面を被った忍者姿の怪忍。人間の感覚を反転させる術で、世の平安を乱そうとする。この術を受けた者は熱い物を冷たく、冷たい物を熱く感じるようになってしまう。 鬼門術姫 ミナヅキ(きもんじゅつき -) 声:北都南 女尊男卑の思想を掲げる、巫女姿の女性怪忍。元は現代の少女だったが、ノロイの力を受けて怪忍となった。法を逸脱する者、特にセクハラを行う男に過剰な成敗を行う。ただ、根が生真面目なため、悪人でありながら規律にうるさい一面を持つ。ノロイにとりつかれたタカマルに捕らえられると、触手によって凌辱されることとなる。 鬼門幻姫 アルメール(きもんげんき -) 声:桜川未央 魔法のステッキを持つ、魔法少女のような姿をした怪忍。炎斎は魔法王国の女王の使者で、自分のことを女王の力を与えられた魔法少女と信じ込んでいるが、ノロイに力を与えられた怪忍である。走行中の自動車を中に浮かせてレースゲーム感覚で操ったり、ビルを浮かせてパズルゲーム感覚で操ったりといった危険な遊びで、人々を恐怖に陥れる。 霊門惨将 ラオ将軍 声:馬並硬太 軍服を着た鬼軍曹のような怪忍。社会のルールを守らない者に、手にした鞭で制裁を加える。一見だけでは悪人らしからぬ行動に見えるが、これはあくまでもノロイ党の目的「恐怖によって世の中を正しき方向へ浄化すること」の理念を体現した行動である。 霊門破将 オヅヌ 声:後野祭 ノロイ党の拷問担当官として、捕虜の拷問を取り仕切る怪忍。一刀に敗れて捕虜となったスバルの拷問も担当していた。 霊門恐将 蟇神六五郎 ヘビのような異形を纏った怪忍。動物や昆虫に強い愛情を持っており、それらを虐げる者は罰として、その身体に纏わせた蛇のような化け物の餌にする。 妖門玉異 獄太郎狸(ようもんぎょくい ごくたろうだぬき) 声:胸方腎 タヌキ怪忍。食べると精力が極限まで高まり、性欲が抑えきれなくなる特製の焼肉(何の肉かは不明。七輪で焼く)を気の弱そうな人間に振る舞い、性欲過剰な危険人物を増やして世の平安を乱そうと画策する。獄太郎狸自身も精力絶倫で、それを象徴する巨大な睾丸を持つ。笑い声は「どひゅひゅひゅひゅ」。 妖門操異 ルリー、ジョー(ようもんそうい -) 声:みる、風見健 少女型のマリオネット「ルリー」と、それを操る「ジョー」のコンビ。他人を自由に操れる不思議な糸を売り歩き、世の平安を乱そうとする。 妖門胞異 茸群道人(ようもんほうい たけむらどうじん) 声:ルネッサンス山田 キノコ怪忍。キノコ達の声の代弁者で、キノコを粗末に扱う者はその苗床にし、その怒りを思い知らせる。語尾は「でさぁ」。 妖門機異 ムサシキャリバー 車輪の付いた城から刀が突き出したような姿の、からくり怪忍。元はノロイ党の下級怪忍・おゆいが作ったからくりだったが、炎斎によってノロイの力を与えられ、高い戦闘力を誇る怪忍として生まれ変わった。ただ、他の怪忍のような自我を持っておらず、基本的にはムサシキャリバーの上に乗ったおゆいが、コントローラーで操作している。 妖門豹異 ソウカク 声:深井晴花 猫耳、尻尾、グラマラスな肉体を持つ女性怪忍。動物達を虐待する者には強い憎悪の下、社会生活を送る上で必要な記憶を消去する術を掛けて帰る場所の無い動物達と同じ状況に追い込み、制裁する。ただ、彼女が救済する対象はネコなどの獣に限定されるらしく、日本の「ほげー」を批判し牛肉食を推奨する「反ほげー団体」は敵と見なし、攻撃を行っている。外観は人間だが、「妖門」の名前が示すとおり、正体は人ではない。
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