怪宇宙人 ヒマラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 22:55 UTC 版)
「ウルトラマンダイナの登場怪獣」の記事における「怪宇宙人 ヒマラ」の解説
第12話「怪盗ヒマラ」に登場。 欲望のままに宇宙をさすらい、独特の美意識を持ち、自身の美しいと思ったものを盗んでいく神出鬼没の怪盗を自任する宇宙人。侵略行為については「野蛮」と思っているため侵略の意志はないが、赤いセロハンのようなものを使って美しいと思った「夕焼けの街」をワンブロック丸ごと盗む。普段は等身大の姿でマントを着けているが、巨大化すると姿が微妙に異なる。自身の体内に異空間ヒマラワールドを作り出し、テレポーテーションを駆使するが、盗み専門のため戦闘能力は限られ、額部から発射する赤いテレポート光線は時間がかかるため隙が大きく、青い電撃光線の威力はきわめて貧弱である。接近戦ではパンチ技を使用する。給水塔にカモフラージュした宇宙ロケット兼アジトを使用する。盗んだ街は縮小し、ジオラマのようにして引き出しの付いた箱に保管する。ヒマラワールドには『80日間世界一周』の気球や信楽焼の狸、モアイ像などが乱立している。また、内部では時が止まっているため夕焼けが沈むこともなければ空の雲も全く動かないが、風だけは吹いている。しかも、中に乱立している物は時折、話し声、鳴き声、笑い声を出し、無線通信すら使えない。最後はダイナにアッパーカットで殴り飛ばされ、逃走用のロケットで宇宙へ帰る。 声:青野武 スーツアクター:金塚裕(人間大)、三村幸司(巨大) 脚本の太田愛は怪人二十面相をイメージソースとしている。デザインを担当した丸山浩はアルセーヌ・ルパンをモデルとしており、頭部はルパンの帽子を落とし込んでいる。当初は、トランプのマークを入れる予定だったが、腹部のスペード模様だけとなった。 脚本では巨大化してからは強いという想定であった。 『ウルトラマンボーイのウルころ』第130話「ヒマラの砂時計の巻」に巨大化時の姿で登場。砂時計を使って異空間を作り出してダイナを圧倒するが、砂時計の砂が尽きると退散する。
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