廻廊とは? わかりやすく解説

かい‐ろう〔クワイラウ〕【回廊/×廻廊】


廻廊

読み方:カイロウ(kairou)

宮殿・寺院・神社建築にみられ、主要建物周囲めぐらした歩行廊下

別名 回廊


廻廊

作者津島佑子

収載図書草叢自選短篇集
出版社学芸書林
刊行年月1989.12


回廊

(廻廊 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/27 02:49 UTC 版)

法隆寺の回廊

回廊(かいろう、廻廊とも、英語: cloister)とは、寺院などにおいて、建物や中庭などを屈折して取り囲むように造られた廊下のことである。

比喩的に、両側にがせまって細くなった地形のことや、両側に他国の領土のある細長い領土部分のことを「回廊地帯」、または単に「回廊」と呼ぶ。

日本の寺院における回廊

幅が1間(柱が2本)のものを単廊、2間(柱が3本)のものを複廊といい、法隆寺東院伽藍は前者であり外部に面した壁面は連子窓(れんじまど)[1]が付けられ、内庭に面した側は吹放し(開放)となっている。

一方、薬師寺の回廊などは複廊であり、中央の塀から内外両側に回廊が設けられた構造となっている。

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脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ に断面が菱形の木材を縦または横に並べた形式。主に日本の伝統建築に見られる。

関連項目


廻廊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:20 UTC 版)

厳島神社」の記事における「廻廊」の解説

東西廻廊は一般神社の廻廊のように敷地四角く区切るものではなく海上の各建物陸地とを結ぶ渡り廊下の役を果たしている。西廻廊は折れ曲がり62間で、西端地上部発し海上に建つ能舞台を囲むように4回直角に折れた後、本社祓殿西面接続する。東廻廊は折れ曲がり45間で、東北端は地上部発し客神社祓殿拝殿の間を通り3回角に折れた後、本社祓殿東面接続する。両廻廊とも組物舟肘木とし、平舞台と同様、床板高潮時の水圧を逃がすため、隙間空けて張っている。内部架構梁間方向に直材の虹梁渡しその上に又首(さす)を組み、又首上舟肘木支える。廻廊には棟札多数残り室町時代末期から桃山時代にかけて順次整備されたものであることがわかる。廻廊の現在の床板明治末期頃に張り替えたもので、磨滅防止のため、本来の床板の上保護板が張られている。 東廻廊(東から見る) 東廻廊(客神社付近北から見る) 西廻廊(西から見る、背景五重塔豊国神社

※この「廻廊」の解説は、「厳島神社」の解説の一部です。
「廻廊」を含む「厳島神社」の記事については、「厳島神社」の概要を参照ください。

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