かい‐ろう〔クワイラウ〕【回廊/×廻廊】
回廊
(廻廊 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/27 02:49 UTC 版)
![]() |
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2020年10月)
( |

回廊(かいろう、廻廊とも、英語: cloister)とは、寺院などにおいて、建物や中庭などを屈折して取り囲むように造られた廊下のことである。
比喩的に、両側に山や海がせまって細くなった地形のことや、両側に他国の領土のある細長い領土部分のことを「回廊地帯」、または単に「回廊」と呼ぶ。
日本の寺院における回廊
幅が1間(柱が2本)のものを単廊、2間(柱が3本)のものを複廊といい、法隆寺東院伽藍は前者であり外部に面した壁面は連子窓(れんじまど)[1]が付けられ、内庭に面した側は吹放し(開放)となっている。
一方、薬師寺の回廊などは複廊であり、中央の塀から内外両側に回廊が設けられた構造となっている。
ギャラリー
-
三河国分尼寺跡 複廊断面(復元)
脚注
関連項目
廻廊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:20 UTC 版)
東西廻廊は一般の神社の廻廊のように敷地を四角く区切るものではなく、海上の各建物と陸地とを結ぶ渡り廊下の役を果たしている。西廻廊は折れ曲がり62間で、西端は地上部に発し、海上に建つ能舞台を囲むように4回直角に折れた後、本社祓殿西面に接続する。東廻廊は折れ曲がり45間で、東北端は地上部に発し、客神社の祓殿と拝殿の間を通り、3回直角に折れた後、本社祓殿東面に接続する。両廻廊とも組物は舟肘木とし、平舞台と同様、床板は高潮時の水圧を逃がすため、隙間を空けて張っている。内部架構は梁間方向に直材の虹梁を渡し、その上に又首(さす)を組み、又首上の舟肘木で桁を支える。廻廊には棟札が多数残り、室町時代末期から桃山時代にかけて順次整備されたものであることがわかる。廻廊の現在の床板は明治末期頃に張り替えたもので、磨滅防止のため、本来の床板の上に保護板が張られている。 東廻廊(東から見る) 東廻廊(客神社付近、北から見る) 西廻廊(西から見る、背景は五重塔と豊国神社)
※この「廻廊」の解説は、「厳島神社」の解説の一部です。
「廻廊」を含む「厳島神社」の記事については、「厳島神社」の概要を参照ください。
- >> 「廻廊」を含む用語の索引
- 廻廊のページへのリンク