客神社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:20 UTC 版)
摂社客神社は、本社と同様に本殿・幣殿・拝殿・祓殿からなるが、規模は本社より小さい。その他、細部において本社とは異なる点がある。 客神社本殿は、両流造、桁行5間、梁間4間。拝殿は入母屋造、桁行9間、梁間3間で、これらの間を方1間、両下造の幣殿で連結する。祓殿は入母屋造、妻入で、桁行4間、梁間3間である。本社では廻廊は祓殿の側面に取り付くが、客神社では廻廊は祓殿と拝殿の間を通っている。また、客神社では本社の平舞台にあたる板敷の施設がなく、祓殿は直接海に面している。客神社の本殿と拝殿は、本社の本殿・拝殿と異なって桁行柱間が奇数であり、中央の柱間を広く取り、左右対称形の通常の平面形式である。本殿の正面柱間の中備は、本社本殿と異なり、5間とも蟇股とする。拝殿は、本社拝殿と異なって、内部の身舎部分の柱を一部省略して内部空間を広く取っており、本社拝殿のように前後に2つの化粧屋根裏を作る形ではなく、梁間2間分を1つの化粧屋根裏としている。
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