地上最強の親子喧嘩編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 20:10 UTC 版)
ピクルとの対戦を終えた後、紅葉の病院で身体検査を受ける。この中で、脳までもが鬼の貌を模した形になっていることが判明する。その後は大きな戦いもない毎日を過ごしていたが、栗谷川との再会や、勇次郎が自宅に訪問した一件、花山に命じられてやってきた柴千春とのケンカなどを通して父に対する自らの思いを問い直し、勇次郎との戦いに向けて心身を整えている。この頃、ゴキブリの驚異的な加速力に着目し、体を液状化させるイメージによって、静止状態から瞬時に最高速度まで加速する技「蜚蠊ダッシュ」を会得した。 勇次郎を倒すという目標の裏で、一緒に食事をし、普通の親子として団欒を楽しみたいという願望を吐露するようになる。また、自分と勇次郎の戦いは試合や戦争ではなく、そういった団欒の中での何気ない口論から生じる「親子喧嘩」であるべきだと考えている。 後に、勇次郎から高級ホテルでのディナーに招待された際、4年間抱き続けてきた「なぜ母(江珠)を殺したのか」という質問をぶつけ、それをきっかけとして遂に親子喧嘩に突入。勇次郎の猛烈な攻撃に圧倒されつつも、鞭打によって痛みをこらえさせる、0.5秒の無意識を用いたカウンターでダウンを奪うなど幼少時に比べて成長を見せており、勇次郎もそれを喜んでいる。親子喧嘩は古流技術「虎王」や直前に体得した「蜚蠊ダッシュ」などの技術だけではなく、挑発や手加減、だまし討ちなどの心理的攻撃まで含めて全て出し尽くした挙句、拳による単純な殴り合いに移行。その力比べの末、勇次郎による「抱擁」を受け刃牙は地面に倒れ伏した。 満身創痍の刃牙を見下ろし、もう十分だろうと考え立ち去ろうとする勇次郎に、刃牙は衰えない闘志により攻撃を繰り出す幻影を見せる。それに対し勇次郎は同じく表現力により幻影の味噌汁を作りだすと、刃牙を起こし団欒を始めた。大勢の見物人が見守る中で始まった「エア夜食」の最中、刃牙は味噌汁がしょっぱいことを指摘。勇次郎は当初誤魔化すものの、思い当たるフシもあり味については渋々認める。 勇次郎は自分に食事を作らせたこと、味噌汁の味について嘘を付かせたこと、さらには刃牙が幻影のちゃぶ台をひっくり返して味について有耶無耶にすることで、救われたと感じたことなどから、自分のわがままを押し通せなかったことを認め、刃牙に地上最強を名乗ることを許す。かたや刃牙も格闘勝負なら自分が地面に倒れ伏して、勇次郎が立ち去ろうとした時点で決着が付いていたことから敗北を認める。 こうして両者が互いに認め合うかたちで地上最強の親子喧嘩は終結した。
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地上最強の親子喧嘩編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 09:04 UTC 版)
「刃牙シリーズの登場人物」の記事における「地上最強の親子喧嘩編」の解説
神崎 尚人(かんざき なおと) 内閣総理大臣。勇次郎と刃牙の対決に備えて近隣に警察、機動隊、自衛隊などを配備。その後光成と共に親子対決を観戦する。 連載中の世情を反映し、親子対決の途中で神崎から野多(のだ)という人物へ交代する珍事を起こし、同席していた徳川光成が「誰?」と呆気にとられた。 範馬勇次郎の母 範馬勇一郎との間に勇次郎を授かるが、勇次郎から授乳を強要されるという母として最大の屈辱を受けたため、彼の出産後に出家した。 彼女は『バキ外伝 〜範馬勇次郎誕生〜』が初登場であり、劇中では勇次郎を「最初で最後の子でした」と語っている。 範馬 勇一郎(はんま ゆういちろう) 【柔道】 範馬勇次郎の父。投げを得意とする重量級の巨漢で、刃牙が驚愕するほどの肩の筋肉を持ち、息子同様に「鬼」を背負う。勇次郎からは全てにおいて自分と正反対の人間と評されている。すでに故人であるが、刃牙と勇次郎の親子喧嘩の最中に突如幽霊として現れた。 戦艦ミズーリ艦上での降伏文書調印をもって沖縄戦が終結後も、小さな島で単身抵抗。原子爆弾の使用が検討されたほどの圧倒的武勇で米軍海兵隊を退け、旗艦アイオワの奪取をもって「米国に勝った男」と讃えられる。なお、勇一郎1人から米軍が受けたありえないまでの被害から、以上の件は知る人ぞのみ知る一件となっている。 人を投げ飛ばして、投げられた人もそれをぶつけられた人も無事ではすまない投げ技の達人だが、それ以上の決め技として人体をヌンチャクとして振り回す絶技を得意とし、勇次郎も誇りと共にこの技を受け継いでいる。この技は見た人間からすれば振り回される人間その人がまるで振り回す張本人の身を飾るドレスのように見えるため、勇一郎と対峙した米軍海兵隊員はこの技をそのまま「ドレス」と命名している。 『バキ外伝 拳刃』にも孤高の柔道家として登場。 凶暴にして傍若無人な息子の勇次郎と対象的に若かりし日の独歩をして「底なしの鷹揚さ」と称されるほどの人物として描かれている。 八百長試合を受け入れわざと負けるなど、勝ち負けにはこだわらない性格。 モデルは木村政彦。
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地上最強の親子喧嘩編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:00 UTC 版)
「グラップラー刃牙」の記事における「地上最強の親子喧嘩編」の解説
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地上最強の親子喧嘩編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 08:13 UTC 版)
刃牙の力を確認するため、柴千春に指示を出して喧嘩を売りに行かせる。その後、刃牙との喧嘩を終えた千春から「蜚蠊ダッシュ」の話を聞き、加速の勢いを乗せた眼球で指を潰されたという報告を受ける。最初は「柔らかい眼球で指を潰せるわけがない」と疑っていたが「新幹線並みのスピードが出ていれば指を潰せるのでは」という千春の意見を聞き、納得した模様。 また、刃牙と勇次郎の親子喧嘩発生時は柴千春とバーからテレビ放送を通じて勃発を知り、親子喧嘩の場所まで赴く。千春に何度も「もうちょっと近くで見ますか?」と問われるが「いや、ここでいい」と返しながらも、結局最終的には最前列まで移動して親子喧嘩を見守った。
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