地上構造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 14:45 UTC 版)
基本的に現状では地表面に古墳の墳丘のような構造物・標示物を持たない例が多いが、鹿児島県薩摩郡さつま町の別府原(びゅうばる)7号板石積石棺墓、同さつま町湯田原(ゆだばる)板石積石棺墓、姶良郡湧水町北方3号墳(板石積石室墓)は明確に墳丘を持ち、主体部も地表面よりやや高いレベルに位置する。また同湧水町の永山10号板石積石棺墓では主体部を取り巻く周溝が検出されており、墳丘を有していた可能性も考えられる。
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地上構造物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/08 14:04 UTC 版)
基本的に現状では地表面に古墳の墳丘のような構造物・標示物を持たない。そのため、後世にその所在が認知されていないことが多く、玄室天井の崩落で地上面が突然陥没して発見される例や、畑の耕作や農地改良の際、牛馬やトラクターが玄室の崩落に巻き込まれ、事故同然に発見される例もあったという。近年の埋蔵文化財発掘調査等では、事前に地中レーダー探査を行い、位置を把握することがある。また宮崎県都城市教育委員会は、農地などでの突然の地面陥没は、地下式横穴墓である可能性があるため、市ホームページで埋蔵文化財保護の観点から注意を喚起している。ただし、数基の地下式横穴が円形に密集してグループを作る例や、玄室直上の地表面に僅かな墳丘状の土盛がされた例があるため、本来は何らかの地上標示物があったが、それらが経年と共に削平ないし滅失し、竪坑も埋没して現状となった可能性がある。
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