広島高速交通とは? わかりやすく解説

広島高速交通

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/03 05:31 UTC 版)

広島高速交通株式会社
Hiroshima Rapid Transit Co., Ltd.
本社
種類 株式会社
略称 HRT、アストラムライン
本社所在地 日本
731-0143
広島県広島市安佐南区長楽寺二丁目12番1号
北緯34度28分17.48秒 東経132度25分43.35秒 / 北緯34.4715222度 東経132.4287083度 / 34.4715222; 132.4287083座標: 北緯34度28分17.48秒 東経132度25分43.35秒 / 北緯34.4715222度 東経132.4287083度 / 34.4715222; 132.4287083
設立 1987年12月1日[1]
業種 陸運業
法人番号 6240001009168
事業内容 旅客鉄道事業 他
代表者 代表取締役社長 政氏 昭夫
資本金 100億円
(2019年3月31日現在[2]
発行済株式総数 20万株
(2023年6月30日現在[3]
売上高
  • 49億7,300万円
(2025年3月期)[4]
営業利益
  • △2億2,100万円
(2025年3月期)[4]
経常利益
  • △3億4,000万円
(2025年3月期)[4]
純利益
  • △3億3,300万円
(2025年3月期)[4]
純資産
  • △5億6,700万円
(2025年3月期)[4]
総資産
  • 458億4,900万円
(2025年3月期)[4]
決算期 3月31日
主要株主 広島市 51.0%
日本政策投資銀行 10.0%
中国電力 5.0%
広島銀行 5.0%
(2023年6月30日現在[3]
外部リンク https://www.astramline.co.jp/
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広島高速交通株式会社(ひろしまこうそくこうつう、: Hiroshima Rapid Transit Co., Ltd.)は、広島県広島市自動案内軌条式旅客輸送システム (AGT) 路線「アストラムライン」を運営している鉄道事業者広島市などの出資による第三セクター方式で設立された、第三セクター鉄道の一つである。本社所在地は広島県広島市安佐南区長楽寺二丁目12番1号。

中国・四国地方の鉄道会社で初めて自動改札機を導入した会社であり、当時は地元メディアで話題となった。

愛称とマーク

路線の愛称は「アストラムライン」。「明日」と電車を意味する「トラム」からの造語である。通称は「アストラムライン」や「アストラム」である。また、地域住民はさらに縮めて「アトム」と呼称する。

16個の丸が規則正しく並んだマークを採用している。丸は「生命、地球、平和」を、丸の規則正しい配列は「ひと・こころの集まり」および「安全、快適」を表している[5]。色は原則橙色であるが、橙色が背景となる車体側部や駅入口看板等では黒色の丸が描かれる。

歴史

路線

駅の一覧・運行形態は以下の項目を参照のこと。

車両

2025年5月19日時点で以下の車両が在籍している(あるいは在籍していた)。

なお、長楽寺の車庫から本線への取り付け部がデルタ線となっており、入出庫時の向き(広域公園向き、または本通り向き)により、編成の向きは一定していない。

現有車両

  • 7000系 - 24編成を導入。2020年運用開始[16]

過去の車両

  • 1000系 - 1999年運用開始[17]。1編成(24番)が在籍していた。2020年運用終了。
  • 6000系 - 1994年の開業時からの車両。23編成が在籍していた。2025年運用終了[18]

運賃

大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。2019年10月1日改定[19]

区数 運賃(円)
初乗り2 km 190
3 - 4 230
5 - 6 270
7 - 9 320
10 - 12 370
13 - 15 410
16 - 18 450
19 km 490
  • 交通系ICカード全国相互利用サービスに対応する10種類のカードが利用できる。
  • アストラムラインの各駅で発売される乗車券は、多くの他の鉄道会社と同じく「本通→320円」というような金額式の表記であるが、PASPY対応自動券売機の導入以前は、「本通→大町」という発駅と着駅を示した表記になっていた。そのため、以前は運賃が同じでも下車駅が異なると出場時に自動改札機の扉が閉まるので注意を要していた(ただし自動精算機に通すと、0円券が返ってくるのでそれで出場できた)。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 30号 モノレール・新交通システム・鋼索鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年10月16日、25頁。 
  2. ^ 広島高速交通株式会社 平成30年度決算状況”. 広島高速交通株式会社. 2019年7月23日閲覧。
  3. ^ a b 会社概要 - 広島高速交通
  4. ^ a b c d e f 広島高速交通株式会社 貸借対照表の要旨
  5. ^ 広島高速交通 アストラムラインへの質問・疑問にお答えします
  6. ^ a b 携帯電話の使用を制限できませんか? - よくあるご質問”. 広島高速交通. 2022年11月16日閲覧。
  7. ^ 平成21年度ICカードPASPY導入拡大スケジュールについて』(プレスリリース)PASPY運営協議会、2009年7月15日。オリジナルの2009年7月19日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20090719105920/https://paspy.jp/enterprise/press20090715a.html2024年5月2日閲覧 
  8. ^ 広島市交通科学館指定管理者の業務実施状況(平成24年度)の概要・評価” (PDF). 広島市. 2014年8月28日閲覧。
  9. ^ アストラムラインからのお知らせ 2014.7.1「この夏、アストラムラインは魅せます!」”. 広島高速交通 (2014年7月1日). 2014年8月28日閲覧。
  10. ^ PASPYエリアにおける全国相互利用ICカードのサービス開始について』(プレスリリース)公益社団法人広島県バス協会・広島電鉄株式会社・広島高速交通株式会社・西日本旅客鉄道株式会社、2018年2月27日https://paspy.jp/news_20180227/2024年5月2日閲覧 
  11. ^ アストラムラインでの全国相互利用が可能な交通系ICカードご利用案内”. 広島高速交通 (2018年3月17日). 2018年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月2日閲覧。
  12. ^ 新型券売機設置作業のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)広島高速交通、2024年4月10日。オリジナルの2024年5月2日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240502054418/https://www.astramline.co.jp/Portals/0/pdf/news/20240410_news.pdf?TabModule429=02024年5月2日閲覧 
  13. ^ 新型精算機設置作業のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)広島高速交通、2024年6月3日。オリジナルの2024年6月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20240604070533/https://www.astramline.co.jp/Portals/0/pdf/news/20240603_seisanki.pdf2024年7月9日閲覧 
  14. ^ a b アストラムラインのPASPYサービス終了について」(プレスリリース)、広島高速交通、2024年3月15日。2024年5月2日閲覧
  15. ^ 広島高速交通株式会社におけるICOCAおよびICOCA定期券の発売開始について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道・広島高速交通株式会社、2024年2月29日https://www.astramline.co.jp/Portals/0/pdf/news/20240229_ICOCA.pdf?TabModule429=02024年5月2日閲覧 
  16. ^ 新型車両「7000系」を導入しました」『公営交通』(PDF)598号、公営交通事業協会、2020年10月1日、150頁https://www.mtwa.or.jp/custom_contents/cms/linkfile/kaiinn_20-10hiroshimakousoku.pdf2025年5月31日閲覧 
  17. ^ アストラムライン 1000系車両の概要” (PDF). 広島高速交通. 2007年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月31日閲覧。
  18. ^ アストラムライン6000系 2025年5月18日ラストラン” (PDF). 広島高速交通 (2025年4月30日). 2025年5月31日閲覧。
  19. ^ 消費税率引き上げに伴うアストラムラインの運賃改定について - 広島高速交通、2019年9月6日

外部リンク


広島高速交通(アストラムライン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 00:56 UTC 版)

発車メロディ」の記事における「広島高速交通(アストラムライン)」の解説

新白島駅開業後に接近メロディ始発駅での発車メロディ2代目のものに更新された。

※この「広島高速交通(アストラムライン)」の解説は、「発車メロディ」の解説の一部です。
「広島高速交通(アストラムライン)」を含む「発車メロディ」の記事については、「発車メロディ」の概要を参照ください。

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