台車床下機器とは? わかりやすく解説

台車・床下機器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 07:13 UTC 版)

熊本市交通局0800形電車」の記事における「台車・床下機器」の解説

台車は各車中央部に1台ずつ、車軸のない左右独立車輪4輪からなるボルスタレス式ボギー台車配する台車車体間の枕ばねおよび車輪台車間の軸ばねゴムばねを、車輪にはゴム挟み込んだ弾性車輪それぞれ使用することで、振動騒音軽減図っている。従来新潟トランシス超低床電車では台車ボンバルディアからの輸入品であったが、新潟トランシス2007年平成19年)にボンバルディアより技術供与を受けライセンス生産によって自社生産する体制整えており、本形式では新潟トランシス台車自社製造する。こうして輸入品主電動機など一部限定することで製造費の削減図っている。 主電動機出力100キロワットかご形三相誘導電動機ボンバルディア製、形式名:BAZu3650/4.6)で、台車1台につき1台ずつ搭載車体床下装荷されており、駆動力主電動機から自在継手ユニバーサルジョイント)、推進軸スプライン軸)、かさ歯車2段減速平歯車装置経て片側の動輪伝わり、さらに駆動軸(ねじり軸)を介して反対側の動輪伝達される車体装荷直角カルダン駆動方式)。 ブレーキは、主電動機用い電気ブレーキ発電回生併用)があり、これで低速域まで減速それ以降機械ブレーキであるばね作用油圧緩め式のディスクブレーキ主電動機出力軸設置)を用いる。これらの常用ブレーキのほかにも蓄電池駆動電磁吸着ブレーキ(トラックブレーキ)を保安ブレーキとして備える。

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台車・床下機器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 15:34 UTC 版)

豊橋鉄道T1000形電車」の記事における「台車・床下機器」の解説

編成につき台車は2台のみで、両先頭車にはそれぞれの連結部寄り配置する一方で中間車台車省略するフローティング車体)。台車の形式名は「SS-08」で、住友金属工業製。ボルスタレス台車であり、車軸付き一体圧延車輪車輪直径610ミリメートル)を装備し、これを山形緩衝ゴムによるシェブロン軸箱支持装置にて台車枠固定し、その台車枠にはコイルばねによる枕ばね取り付け車体支持する。この台車車体に対してボギーしない(回転しない)。 主電動機台車ではなく車体防振ゴムを介して取り付けられている。取り付け位置は両先頭車運転台床下の、進行方向に向って右側ドア反対側)。形式名は「TDK6408-A」で、東洋電機製造製。小型・軽量化された自己通風かご形三相誘導電動機であり、1時間定格出力85キロワット電圧440ボルト電流144アンペア周波数60ヘルツ回転速度1,760rpmである。 主電動機からの駆動力駆動軸伝え駆動装置車体直角カルダン駆動方式で、車体側の主電動機駆動軸側の歯車装置との間を自在継手ユニバーサルジョイント)で繋ぐ。通路幅を確保するため駆動装置車輪台車枠よりも外側取り付けられており、このことから車軸車輪台車枠挟んだ反対側にカウンターウエイト取り付けている。駆動装置取り付け位置車輪内側か台車枠外側移した点が先に登場した長崎電気軌道3000形(「リトルダンサータイプU)との差異である。駆動装置主電動機と同様東洋電機製造よる。 ブレーキ電気指令式ブレーキシステム形式名:HRD-1)を採用し主電動機による電気ブレーキ優先的に作用させ空気ブレーキで不足を補う電空協調制御を行う。電気ブレーキ回生ブレーキ発電ブレーキ2種類があり、回生失効場合でも抵抗器負荷持たせられるため電気ブレーキ失効することはない。台車設置基礎ブレーキ装置は片押し踏面ブレーキ保安ブレーキは両先頭車それぞれ独立した回路作用する電動空気圧縮機形式名:HS-5)は中間車床下設置。なお応荷重装置持たない

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台車・床下機器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 02:41 UTC 版)

福井鉄道F1000形電車」の記事における「台車・床下機器」の解説

台車は各車中央部に1台ずつ、車輪同士を繋ぐ車軸省いた独立車輪4輪からなるボルスタレス式ボギー台車配する台車車体間の枕ばねにはゴムばね使用され車輪台車枠間の軸ばねにはゴムばねコイルばね併用されている。車輪台車枠に対して保持する軸箱支持方式スイングアーム式呼ばれるもの。また車輪には防音防振による乗り心地改善目的に、ゴム挟み込んだ弾性車輪使用する車輪直径660ミリメートル主電動機出力100キロワットかご形三相誘導電動機東洋電機製造製、形式名:TDK6413-B)で、台車1台につき1基ずつ搭載主電動機車体側の客室座席直下装荷されており、自在継手ユニバーサルジョイントを介して動力駆動装置伝えるという車体装荷直角カルダン駆動方式採用している。具体的には、駆動力主電動機から自在継手推進軸スプライン軸)、かさ歯車2段減速平歯車装置経て片側電動機に近い側)の車輪伝わり、さらに駆動軸(ねじり軸)を介して反対側の車輪伝達される。なお主電動機から直接動力が伝わる動輪主電動機に近い側の左右2輪のみであり、この動輪のみで駆動力ブレーキ力を賄うことから、台車車体間の枕ばね動輪側へ偏らせて粘着力の向上を図っている。 ブレーキは、主電動機用い電気ブレーキ発電回生併用)があり、これで低速域まで減速するそれ以降機械ブレーキであるばね作用油圧緩め式のディスクブレーキ用いる。ディスク取り付け位置台車ではなく主電動機出力軸である。これらが常用ブレーキで、他にも別系統蓄電池駆動電磁吸着ブレーキ(トラックブレーキ)を保安ブレーキとして備えており、各台車車輪間に機器設置する。また制動距離確保のため砂まき装置装備しており、適宜散布できるほか滑走時や非常ブレーキ保安ブレーキ使用時には自動的に砂が散布される設計最高速度70キロメートル毎時である。

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台車・床下機器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:56 UTC 版)

岡山電気軌道9200形電車」の記事における「台車・床下機器」の解説

台車は各車中央部に1台ずつ、車輪同士を繋ぐ車軸省いた独立車輪4輪からなるボルスタレス式ボギー台車配する台車枠車体間の枕ばねおよび車輪台車枠間の軸ばねにはゴムばね使用軸ばねにはコイルばね併用)し、車輪にはゴム挟み込んだ弾性車輪用いる。車輪直径660ミリメートル車輪連結部寄り動輪先頭部寄り従輪であるが、動輪だけで駆動力ブレーキ双方まかなうことから、枕ばね取り付け位置連結部寄り(=動輪側)にずらして粘着力車輪とレールとの間にはたらく摩擦力)を確保する台車若干回転最大4.5度)が可能。車輪についてはJR線への乗り入れ考慮したものを装備している。 9200形台車熊本市交通局9700形と異なる点は、軌間が1,435ミリメートル標準軌から1,067ミリメートル狭軌仕様となったことである。軌間1,067ミリメートル仕様ブレーメン形台車先例がなく世界初。そのため台車ヨーロッパにおいて採用実績のある軌間1,000・1,100ミリメートル台車基礎として新しく開発された。従来台車からの主な変更点として、車輪取り付け位置変更台車枠外側か内側へ)が挙げられる第1編成場合、9700形と同様に台車ボンバルディア(旧アドトランツ)が製作する輸入品であるが、軌間1,067ミリメートル仕様ブレーメン形台車開発したとしても日本にしか需要がないことから、ボンバルディア設計変更・製作・試験を行うものの開発費新潟鐵工所負担している。台車の形式名は「OKAYAMA type」と称する主電動機出力100キロワットかご形三相誘導電動機で、台車1台につき1基ずつ搭載車体連結部側の座席直下装荷されており、自在継手ユニバーサルジョイントを介して駆動力車輪伝える(車体装荷直角カルダン駆動方式)。具体的には、駆動力主電動機から自在継手推進軸スプライン軸)、かさ歯車ギアボックスという経路片側の動輪伝わり、さらに反対側の動輪ギアボックスへと車輪中心高さよりも低い場所にある駆動軸(ねじり軸)を介して伝わる。この駆動方式は9700形と同様である。主電動機メーカー第1編成ではボンバルディア形式名:BAZu3650/4.6)。 ブレーキは、主電動機用い電気ブレーキ回生発電併用)があり、これで5キロメートル毎時まで減速しそれ以降機械ブレーキであるばね作用油圧緩め式のディスクブレーキ作動して停止するディスク取り付け位置台車ではなく主電動機出力軸である。これらが常用ブレーキで、ほかにも別系統蓄電池駆動電磁吸着ブレーキ(トラックブレーキ)を保安ブレーキとして備えており、各台車車輪間に機器設置する。また制動距離確保のため砂まき装置装備しており、滑走時や非常ブレーキ保安ブレーキ使用時には自動的に砂が散布されるブレーキ装置はハニング・アンド・カール (H&K) 製で、先の9700形で油圧機能せずブレーキが緩まなくなる故障営業開始後に発生したことから比較検討のため9700形とはメーカー変えている。 設計最高速度70キロメートル毎時であるが、45キロメートル毎時スピードリミッター作動するようになっている

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