自社製造とは? わかりやすく解説

自社製造

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 04:53 UTC 版)

インテル」の記事における「自社製造」の解説

インテルは、4004から80286まではセカンドソースとしてAMDNECにもセカンドソース製造契約与え普及リスク分散優先したが、普及した80386からはセカンドソース製造契約停止したまた、インテル出資していたIBMi486までは製造持ち独自のカスタム版を出荷していた。 セカンドソース製造契約提出停止した後のインテルは、CPU半導体製造ラインFab)を完全な自社製造で貫き外部契約半導体製造会社ファウンドリ)には一切出していない。これは技術情報漏洩ろうえい防止のためだけでなく、そもそも、最高密度の製造プロセス使ってチップ製造を行うメーカー自社とその競合メーカーだけに限られるということ最大理由である。すなわち、最先端を行くインテル求めているプロセスでの製造ライン維持することは、技術力のみならず製造販売量も世界トップであるインテル以外には不可能であり、外部委託製造会社では最先端製造ライン開発・建設維持コスト負担するだけの業績見込めないからである。半導体製造装置メーカーも常にインテルと共にプロセス対応の新世代製造装置開発しており、2008年12月15日から17日にかけて開催された「2008 International Electron Device Meeting」(IEDM 2008)で、2009年後半からラスト・ゲート方式HKMG(High-k, Metal Gate: 高誘電率ゲート絶縁膜メタルゲート電極)による32 nmプロセス量産開始する予定発表した逆にCPU以外のチップは、CPUがより新し製造技術移ってコスト償却完了した旧世代製造ライン再利用して製造している。そのため、インテル製チップセットやオンボードグラフィックスチップなどは、同時期のCPU比して世代前の仕様にて製造されている。

※この「自社製造」の解説は、「インテル」の解説の一部です。
「自社製造」を含む「インテル」の記事については、「インテル」の概要を参照ください。

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