レーティッシュ鉄道ABi 5701-5706形客車
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レーティッシュ鉄道ABi 5701-5706形客車(レーティッシュてつどうABi 5701-5706がたきゃくしゃ)は、スイスのレーティッシュ鉄道の本線系統で使用される山岳鉄道用客車である。
ステップ | 機種 | 導入数 | 予定運行区間 | 予算額 | 備考 |
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第1ステップ | 交直流電車 | 3両15編成 | ベルニナ線、クール・アローザ線、ラントクアルト - ダヴォス間 | 約150百万スイス・フラン | 2010年運行開始予定[註 1] |
第2ステップ | 交流電車 | 4両5編成 | クール近郊区間 | 約50百万スイス・フラン | 2007年末までに最終決定[註 2] |
第3ステップ | 客車 | 5両7編成 | クール - サンモリッツ間 | 約80百万スイス・フラン | 2008-09年に導入の最終意思決定 |
第4ステップ | 交流電車 | 5両10編成 | ディセンティス/ミュスター - シュクオール・タラスプ間 | - | 導入については後日決定[註 3] |
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- ^ うち2社は複数会社によるコンソーシアムであった
- ^ Stadler Rail AG, Bussnang
- ^ Einheitswagen II
- ^ レーティッシュ鉄道の客車の暖房は電気暖房であるが、長編成の列車で機関車の変圧器の容量が不足する場合に備えて集電装置と暖房用変圧器を搭載した電気暖房車が用意されている
- ^ アルブラ線はクールを出た後ライン川に沿って進み、ライヒェナウ・タミンス駅でオーバーランド線と分岐してからは同じくフォルダー・ライン川と分かれたヒンター・ライン川を、その後トュシスからはその支流であるユリア川のシュン渓谷を、ティーフェンカステルからはさらに分かれたアルブラ川に沿ってアルブラ渓谷を登り、アルブラ川とドナウ川の主要な支流の一つであるイン川の支流との分水嶺であるアルブラ峠をアルブラトンネルで越えてエンガディン地方へ入り、ベーベルからはサンモリッツに向けてイン川を上る路線となっている。
- ^ レーティッシュ鉄道では2007年11月1日より新しい5桁からなる機番体系に移行している
- ^ 同時にBit 528形もBt 528形に形式変更されている
- ^ Ruf Informatik AG, Ruf Telematik AG, Ruf Multimedia AG, Ruf Services AG, W&W Informatik AG, Ruf Diffusion SAで構成される鉄道情報システムメーカー
- ^ 2019年5月11日から9月7日まで
- ^ Interregio
- ^ 更新改造に合わせて電源用引通し線の増強、遠隔制御用引通線の設置、真空/空気両用ブレーキへの対応などの改造を実施しており、2018年までにWR 3810号車とWR3811号車の工事が完了している
- ^ BDt 1751-1758形とBDt 1721-1723形はGe4/4III形およびABe8/12 3501-3515形が牽引する客車列車にも使用される
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