可変後退翼とは?

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【可変後退翼】(かへんこうたいよく)

VG翼Variable geometry wing(バリアブルジオメトリーウイング)。
低速では直線翼高速では後退翼へと、速度に応じて角度が変わる翼。
多く機種では、もっとも後退させた際に水平尾翼合わせてデルタ翼に近い特性を持つ。
主として高速攻撃機爆撃機などを低速でも離着陸できるようにするため採用されるが、あらゆる速度帯で空力的に有利であり、戦闘機格闘戦にも効力発揮する。
基本的に手動操作されるが、一部機種飛行状態に応じて自動的後退角変化させる機能持っている
一時期流行したものの、構造が複雑になる、重量がかさむ、維持費が高い、整備難しいなどの問題点があり、徐々に衰退した。
http://www.masdf.com/altimeter/riat/3rdday/s/IMG_2153.jpg

Photo:MASDF
 http://www.masdf.com/altimeter/riat/2ndday/s/IMG_8636.jpg
Photo:MASDF

(トーネードIDS 左が高速時、右は低速時)

採用された機種は、F-111F-14B-1トーネードMiG-23MiG-27Su-17Su-24Tu-22MTu-160等。


可変翼

(可変後退翼 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/23 14:14 UTC 版)

可変翼(かへんよく)とは、飛行機において、その翼を、航空力学的な特性から見て翼平面形が異なるタイプに属すると言えるほどに飛行中に変形させられる[1]機構を持った翼のことで、特に主翼について言う[2]。後退角を変化させるものが多いが、翼端を折り下げてアスペクト比の変化を狙ったものもある。可変翼を有する機を可変翼機という。英語ではswing-wingなどという他、直訳すると「可変ジオメトリ翼」となるVariable Geometry wingという表現もあり、VG翼・VG翼機などともいう。可変翼機は低速から高速まで、低い空気抵抗と適切な揚力を得ることができるが、機構が複雑であることによってその効果以上に設計から製造、メンテナンスに至るまで高価になることから、実験機以外で実運用に供されたモデルは、軍用機のみである。


  1. ^ 操縦舵面や全遊動翼、またフラップやスポイラー等の、軽微な変形と特性の一時的な変化を目的としたものは含まない。
  2. ^ 主翼以外の例として、Tu-144 (航空機)のカナードがあるが、同機(の引き込み式カナード)について可変翼(機)とする言及はあまり見られない。


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