劇団「天井桟敷」結成から死去までとは? わかりやすく解説

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劇団「天井桟敷」結成から死去まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:12 UTC 版)

寺山修司」の記事における「劇団「天井桟敷」結成から死去まで」の解説

1967年昭和42年1月1日横尾忠則東由多加九條映子らと劇団天井桟敷」を結成4月18日アートセンター旗揚げ公演青森県せむし男』を上演6月新宿末広亭第2回公演大山デブコの犯罪』。アートシアター新宿文化第3回公演毛皮のマリー』。同作出演した美輪明宏は、この頃寺山を「あまりにもシャイで、人の目をみて話せない男」と評している。 3月評論集書を捨てよ、町へ出よう』が刊行される33歳九條別居1969年昭和44年)、西ドイツ・フランクフルトの『国際実験演劇祭』に招かれ、『毛皮のマリー』『犬神』を初の海外公演カルメン・マキの「時には母のない子のように」の作詞手がける同年12月12日天井桟敷状況劇場団員乱闘事件起こし唐十郎とともに暴力行為現行犯逮捕されるきっかけ双方劇団お祝いとして中古花輪葬儀用の花輪贈り合ったことによるもの。 1970年昭和45年3月24日漫画あしたのジョー』の登場人物力石徹の葬儀葬儀委員長務める。34歳九條離婚離婚後も彼女は晩年寺山のよき協力者となった1971年昭和46年)、『書を捨てよ、町へ出よう』で劇映画進出サンレモ映画祭グランプリ獲得フランスニース作家ル・クレジオ2日間語り明かすロッテルダム国際詩人祭に出席し、詩を朗読ナンシー演劇祭で『人力飛行機ソロモン』、『邪宗門公演ベルリンのフォーラム・シアターで『邪宗門公演ベオグラード国際演劇祭で『邪宗門』がグランプリ受賞1974年昭和49年)、映画田園に死す』が公開され文化庁芸術祭奨励新人賞芸術選奨新人賞受賞1975年昭和50年)、杉並区内で上演され市街劇『ノック』が住民通報により警察沙汰となる。1976年昭和51年)には第26回ベルリン国際映画祭審査員として招待され参加1979年昭和54年)、肝硬変入院1979年 寺山修司天井桟敷演劇レミング東京晴海公開された、当日開演を待つ客の長い列に寺山修司が客に顔見せ確認しながら歩いてきた、みんな感激しながら静かにこの認識体験していた、みんなこの認識演劇主題一部違いないという了解表情であった。(このエピソード証人作家水上勉越前竹人形の会の女流琵琶演奏家民族音楽学小泉文夫の姪である) 1980年昭和55年7月13日午後10時ごろ、渋谷区宇田川町取材中、アパート敷地住居侵入した容疑警視庁渋谷警察署逮捕アパート経営者息子は「5年ほど前もしばしばこのアパート付近うろつき一度警察ざたになったこともあったため、また来たと思って警察届けた」という。容疑認めた寺山2日後釈放され住居侵入罪略式起訴され8000円の罰金刑受けた(この時の身元引受人矢崎泰久であった)。『毎日新聞』は「寺山修司が『のぞき』アパート侵入、つかまる。罰金釈放」、『読売新聞』は「寺山修司のぞき女性アパート二度突き出され罰金」と報じた。このスキャンダルにより、寺山一切仕事無期延期とされたが、寺山は「市街における訪問劇『ノックの上演地をリサーチしていた中の敷地内立ち入りであり、覗き現行犯ではない」旨の反論を『週刊朝日』に書いた渋谷署副署長清水清七も「ノゾキのノの字も、広報簿には載せていません」と発言している。 1981年昭和56年)、肝硬変再発で再入院1982年昭和57年)、朝日新聞に詩『懐かしわが家』を発表パリで「天井桟敷最後海外公演行い、『奴婢訓』を上演年末には、最後演出作品となったレミング壁抜け男―」を紀伊國屋ホールにて上演1983年昭和58年)、東京都港区三田在住中に肝硬変発症し阿佐ヶ谷河北総合病院入院後、腹膜炎併発し5月4日敗血症のため死去47歳没。葬儀委員長谷川俊太郎

※この「劇団「天井桟敷」結成から死去まで」の解説は、「寺山修司」の解説の一部です。
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