公開録音概要
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「林原めぐみのTokyo Boogie Night」の記事における「公開録音概要」の解説
公録は2021年現在までに計15回、9会場で開催されているが、開催された会場には現存しない施設や廃業した施設が多い。 太字の施設は現在も公録開催当時のまま建て直しなどをせずに現役で運営されている建物。 記念回数開催場所開催年月日備考開催された会場について100回 豊島公会堂 1994年3月30日 建物は2016年2月に取り壊され、現存しない。後継施設は2019年11月1日開業の「東京建物 Brillia HALL」。 200回 1996年4月7日 300回 1998年4月1日 400回 杉並公会堂 2000年4月2日 施設名称は現存するが、建物は2003年に取り壊され、再建設を経て2006年6月1日にリニューアルオープンした。そのため、当時の建物は現存しない。 500回 ゆうぽうと簡易保険ホール 2002年1月27日 建物は2015年9月30日に閉館したため、現存しない。跡地は駐車場としての暫定使用を経て2022年に複合施設としてオープン予定。 600回 新木場スタジオコースト 2004年3月27日 2022年1月30日に行われたイベントを最後に廃業・閉館した。 700回 九段会館 2006年4月30日 建物は2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響で天井が崩落し、2名が死亡する震災事故が発生。そのため、老朽化を理由に同年4月12日を以て廃業。建物は2020年5月現在も現存するが、封鎖されており、関係者以外の出入りは不可能。今後、歴史的景観を残す形で取り壊し、2022年に複合施設として開業予定。 800回 メルパルクホール東京 2007年11月3日 歴代の公録開催会場の中では2020年現在も現役で公録当時の形を残す最古の会場(1971年開業)。 900回 東京厚生年金会館 2009年10月4日 建物は公録開催前の段階で既に2010年3月を以て廃業することが決まっていた。本館跡地にはヨドバシカメラ第二本社ビル、別館跡地にはマンションが建設された。 1000回 中野サンプラザ 2011年6月11日 建物は現在も使用されているが、2028年にリニューアルオープンを予定しており、建て替え工事のため、2023年7月2日を以って一時閉館が決まっている。 1100回 2013年6月2日 1200回 2015年5月9日 1300回 2017年6月11日 1400回 神戸ハーバーランド スペースシアター 2019年5月12日 コンサートなどの専用ホールではなく、施設の一角を利用して開催された唯一の会場。 1500回 フォレスト(中野サンプラザ館内)※ 生配信のみの無観客開催 2021年1月31日 会場として使用された「フォレスト」は、平時は宴会や記者会見などの会場として使用される部屋である。 番組タイトルに「Tokyo(東京)」 と地名が入っている関係上、1300回記念までは必ず東京都内で開催されており、東京都以外で開催された事例は無かったが、1400回記念では本番組の公録史上初めて東京都外(ラジオ関西の放送エリアである兵庫県神戸市)での開催となった。 公開録音はトークパートとライブパートに分けられており、ライブパートでは番組タイトルと同名の『Tokyo Boogie Night』を最後に歌っている。また、公録のエンディングは林原によるナレーションメッセージが観客・聴取者に向けて語られるが、ナレーションメッセージが語られる時には必ず『BECAUSE』が流れることになっている。ただし、1400回公録は商業施設内のフリースペースという特性上、入居施設や一般の利用者などに与える影響を考慮し、1300回公録に引き続いて1時間程度の短い公演となった。また、同様の理由からライブパートが行なわれず、『BECAUSE』の演奏やその際のナレーションメッセージも行なわれなかった。また、公開録音では初となるゲスト(ラジオ関西で放送中のアニラジ『青春ラジメニア』パーソナリティで、『Heartful Station』を通じて親交のある岩崎和夫と南かおり)の登場や開催場所が東京都外、誰でも観覧可能、など、従来の公録と比べ、著しく異質な公演となった。 1500回公録は新型コロナウイルス感染症の感染防止策に加え、2度目の緊急事態宣言発令下であったため、史上初の無観客開催(インターネットオンライン中継)となり、当落抽選無し、ライブパート無し、『Tokyo Boogie Night』の歌唱無し、『BECAUSE』の演奏とナレーションメッセージ無し、という1400回公録以上に異質な公録となった。なお、公録とは直接関係は無いが、公録放送回後の2021年2月27・28日放送分にて『BECAUSE』が流された。『BECAUSE』は通常、番組で率先して流す曲ではない。 公開録音は往復ハガキによる応募でのみ参加希望者を受け付ける。当落は往復ハガキの返信で発表される。なお、600回記念の時にはハガキが遅延する郵送事故が多発し、当落結果やハガキが番組宛てに到着しているかどうかの問い合わせが相次いだ。 2011年6月11日に放送1000回記念公開録音が実施されたが、会場では先の東日本大震災の義援のために献血や募金が実施されており、募金へのお礼という形で、あらいずみるいによる書き下ろしリナ=インバース色紙・貞本義行による書き下ろし綾波レイ色紙・アルバム『VINTAGE White』仕様オリジナルデザイン色紙それぞれに林原めぐみの直筆サインを加えた色紙(1回1,000円以上の募金につき1枚)がおよそ1200枚ずつ計3600枚手渡された。通常の募金と合わせ、この日1日で408万8586円が集まったという。献血コーナーの方では一般的な献血に参加した時と同様に菓子や飲料などが配られた他、公開録音用の粗品として林原のブロマイドが献血参加者に配られた。なお、東日本大震災がキッカケとなり、1000回記念以降では必ず献血コーナーが設けられるようになったが、色紙募金は1000回記念の時のみである。 通常は林原がファンに色紙を贈る側であるが、放送1000回突破記念のお祝いとして、逆にファンからの寄せ書きサイン色紙という形で林原に色紙を贈った者もいた。 2016年には熊本地震が発生したが、公録が行われない年に発生した地震であったためか、1300回記念の際に色紙募金が実施されることは無かった。 1400回記念では従来通り往復はがきによる観覧受付を行なったが、応募の有無に関わらずフリースペースからであれば当落に関係なく誰でも観覧が可能だった。観覧公募抽選の当選者は優先着席スペースでの観覧が可能であり、当選者用の椅子が用意されていた。商業施設の一角を利用しての開催であり、コンサートホールと違ってスペースがないため、用意された優先席は150席前後しかなく、当選は狭き門だった。 1500回記念は新型コロナウイルス感染症の感染防止策のため、インターネットを利用したオンライン生配信の形による無観客での開催とする予定であることが2021年1月2・3日放送分にて発表され、1月31日に中継配信された。1500回記念はインターネットオンライン中継という初の試みだったこともあってスタッフも設営に不慣れだったためか、機材トラブルで当初は14:00開始の予定だったが20分遅れの14:20開始となった。また、聴取者の個々のインターネット接続環境によっては、画面が暗いまま、音声が流れない、画面が乱れる・停まる、などの不具合が多数生じた。 以前は2時間~2時間半近くに及ぶ長時間の公演が基本であり、記念回によっては小休憩を挟む2部構成の方式を採ったこともあるが、上述した理由などから、1300回記念以降は公演時間が短くなってきている。
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