作詞・作曲とレコーディング
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「はげしい雨が降る」の記事における「作詞・作曲とレコーディング」の解説
アルバムのライナー・ノーツには1962年10月に書かれたと記載されているが、9月には書き始められたとみられカフェ「ガスライト」などで演奏、9月22日、オールスター・フーテナニーの一員としてカーネギー・ホールに初出演した際にも演奏されている。10月に「ガスライト」で録音されたとみられる演奏が『 Live at The Gaslight 1962 』(2005年)に収録されている。フォーク雑誌『シング・アウト!』誌12月号には歌詞が掲載された。 12月6日、ジョン・ハモンドのプロデュースのもとコロムビア・レコーディング・スタジオにて録音。12月中旬に録音されたとみられる音楽出版社のウィットマーク社のためのデモ録音が『ザ・ウィットマーク・デモ(ブートレッグ・シリーズ第9集)』に収録されている。 1963年4月26日、シカゴの WFMT ラジオの番組『 Studs Terkel's Wax Museum 』の録音でディランは「はげしい雨が降る」他を演奏。番組中、この歌がキューバ危機の問題が持ち上がった時期に書かれたもので、この先の人生も長くなさそうだと思い、新しく書くつもりだった歌をこの1曲に詰め込んでみたと話している。しかし「はげしい雨」が核ミサイル攻撃による「放射能の雨」、「放射性降下物」という解釈については否定をした。 「問いかけ」と「その答え」という歌詞の構造は、 "Lord Randall", Child Ballad No. 12 のトラディショナルなバラッドをベースにしているとも指摘されている。
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作詞・作曲とレコーディング
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「ライク・ア・ローリング・ストーン」の記事における「作詞・作曲とレコーディング」の解説
歌詞は、イギリス・ツアー終了後の帰途中、1965年6月初旬にディランが書いたある一編の散文詩が元になっている。ディランは、その創作の初期段階について、ジャーナリストのジュールズ・シーゲルズ(Jules Siegel)に以下のように語っている。 「長さは10ページもあった。それは、特別なものじゃなかった。あることに対するぼくの明確な憎しみを自分に正直に、リズムをつけて紙の上に綴っただけのものだった。最後にはそれは、憎しみではなく、ある人たちにきみたちの知らないことがあるよ、きみたちは幸運だよ、と教えるものになっていた。報復ということばの方があたっている。初めはそれを歌だとは考えなかった。だが、ある日ピアノの前にすわったとき、それが紙の上で『どんな気がするかい?(How does it feel?)』と歌いはじめた。とてもゆっくりしたペースで、とてもゆっくりで何かを追いかけているみたいだった。(1966年2月)」 モントリオールでのCBCラジオのインタビューでは、「ライク・ア・ローリング・ストーン」の創作が彼のキャリアの方向性を変えるものであったと説明し、それを「突破口(Breakthrough)」と呼んでいる。「20ページもの長さのある嘔吐作品を書いていた。そこから『ライク・ア・ローリング・ストーン』をつくった。そんなものを前に書いたことはなかったが、ふいにそれが自分のやるべきことだと感じたんだ…。それを書いた後は、小説や戯曲を書く興味が失せた。私は多くのことを抱えすぎていたんだ、歌が書きたいのに。(1966年2月)」 ディランはいくつかのインタビューで、「嘔吐(Vomit)」という言葉でそれを語っている。長さについてはさまざまな発言をしたが、最終的に「20ページもあるように思えたが、実際は6ページだった」と述べている。ディランはウッドストックの自宅で、この散文から4番までの歌詞とサビのコーラス部分を組み立てた。作曲はアップライト・ピアノを使いキーG#(嬰ト長調)で作られたが、後にレコーディングのスタジオでギターを使いキーC(ハ長調)に変更している。基本的なパターンは、リッチー・バレンスの「ラ・バンバ」からのものとも述べている。 レコーディングにディランは、プロのレコーディングを経験したことのないギタリストのマイク・ブルームフィールドを起用した。前もって演奏する曲を覚えられるよう、ある週末にディランはブルームフィールをウッドストックの自宅に招いている。ブルームフィールドは、次のように回想している。「最初に聴いたのは『ライク・ア・ローリング・ストーン』だった。彼が求めているのはギターのチョーキングを使うブルースだと私は思った。私が演奏していたのは、まさにそれだからね。でも彼はこう言うんだ、『ちょっと待ってくれ、B.B.キングみたいなのはいらない』。そうか、OK、私は本当にがっかりした。一体何を求めているんだ?私たちはこの曲をひっかき回した。私は彼が望む通りに演奏し、彼もその演奏がグルーヴィーで良いと言ったんだ」 1965年6月15日と16日、トム・ウィルソンのプロデュースの下、ニューヨークのコロムビア・レコーディング・スタジオAにてレコーディングが行われた。
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作詞作曲とレコーディング
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「オー! スーパーマン」の記事における「作詞作曲とレコーディング」の解説
ジュール・マスネが1885年に発表したオペラ『ル・シッド』のアリアを元にローリー・アンダーソンは本作品を書いた。「Ô Souverain, ô juge, ô père」(O Sovereign, O Judge, O Father)という歌詞は、「O Superman / O Judge / O Mom and Dad」と置き換えて歌われた。アンダーソンは、アメリカのテナー歌手、チャールズ・ホーランドのコンサートでこのアリアを聴き、そのあとで曲の着想を得たとされる。 O souverain, O juge, O père! The song "O Superman" is based on the aria "O souverain, O juge, O père!", from Jules Massenet's opera Le Cid, here sung by Enrico Caruso in 1916. この音声や映像がうまく視聴できない場合は、Help:音声・動画の再生をご覧ください。 『ガーディアン』のインタビューでアンダーソンは次のように述べている。 1979年、イランの学生たちはテヘランのアメリカ大使館に突入した。アメリカ政府は怒りにまかせ、ヘリコプターで人質らを救出しようした。でも作戦はまったく裏目に出た。砂漠でヘリコプターと飛行機がぶつかり墜落してしまった。私たちが目にしたのは死体と、燃えさかる瓦礫の山だけ。人質なんてどこにもいなかった。私は曲を書かなくちゃいけない、と思った。これらすべてのこと。そしてテクノロジーの失敗について。ちょうどその頃、マスネが書いた19世紀の美しいアリアを聴いた。「O souverain」で始まるそれは権威に対する祈りだ。私は面白いと思って曲を書き始めた。「おお、スーパーマン・・・」。歌詞は神に捧げる祈りのような、一方的な会話から成り立っていた。ちょっと不吉かもね、と思った。でもやはり権力に向かって話しかけるわけだから、不吉にならざるを得ない。私は、不吉なるものと世にありふれたイメージを並列することにした。「お母さん、あなたの長い腕(arms)で、あなたの石油化学の武器(arms)で、軍隊の武器(arms)で私を抱きしめて」 父親と母親に対する愛情を呼び覚ますために、私たちは「アメリカは母国である」と教えられ続けてきたけれど、そんなの本当のことじゃない。だから私はアメリカの郵便局のスローガン「Neither snow nor rain nor heat nor gloom of night stays these couriers from the swift completion of their appointed rounds」を歌詞にもぐりこませた。 またアンダーソンは、『老子道徳経』第38章、14番目の言葉にインスパイアされて歌詞の一部を書いた。 演奏と録音は、アンダーソンのニューヨークの自宅のレコーディング・スタジオ「ザ・ロビー」で行われた。歌のいくつかはヴォコーダーを用いて録音された。ローマ・バランがファルフィッサのオルガンとカシオの電子楽器を弾き、プロデューサーとエンジニアも務めた。ペリー・ホーバーマンがフルートとサキソフォンを吹いた。「オー! スーパーマン」のほか「ウォーク・ザ・ドッグ」も制作された。
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