基本的なパターン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 06:20 UTC 版)
コントの基本的なパターンは以下の通り。キャラクターやセリフの違いはあるが、「『変なおじさん』が突如出現して女性にちょっかいを出し、バレたら場違いな行動で場をかき乱し、あげくにオチの決めセリフ一言で皆をズッコケさせる」という構成がこのコントの基本である。 何気ない日常風景や、全くそれと感じさせないシチュエーション(毎回異なる)から始まり、美女が一人きり(特にだいじょうぶだぁではいしのようこ)、もしくは美女数人になるとどこからともなく志村が演じる変なおじさんが変装(女子校の教室の場合は教師に、病院もしくはその病室の場合は医者もしくは看護師)や物に隠れて現れ、美女にスケベなちょっかいを出すのだが、要領が悪いので手の内がばれ、美女にすぐ見つかって悲鳴を上げられてしまう。 女性たちの悲鳴を聞いた田代まさし→肥後克広(ダチョウ倶楽部)・東貴博(Take2)演じる第三者(主にマンションの隣人や警察官など) や周辺の住民らが駆けつけ、第三者が「どうしましたか?」と尋ねると、ちょっかいを出された美女が「このおじさん変なんです!!」と訴える。複数いれば声を揃えて訴える。 第三者がおじさんに「なんだ君は!?」と問い詰めると、最初は変なおじさんは「ナナナナナナナナナ〜♪!」と言って、第三者の田代の手を触られすが直ぐに離していった、その後に居直った変なおじさんは「なんだチミ(君)はってか!? え!? なんだチミはってか!そうです、私が変なおじさんです」と名乗り、いきなり「変なお~じさん、だか~ら変なお~じさん♪」と、「ハイサイおじさん」の歌い出し部分の替え歌を歌いながら奇妙な踊りをして誤魔化しだす(一時期、「変なお~じさん、だか~ら変なお~じさん♪」と歌いながら踊った直後、北原謙二の「若いふたり」の歌い出し部分を歌いながら踊るパターンもしばし見られた)。 過去に第三者の田代から「変なおじさんだね?」と先に名前を言われるパターンが数回あり、変なおじさんが「なんだ君は!?を言ってくれよ」と言うのが定番だった。 周囲は唖然となるも、次第に冷静さを取り戻し咳払い等をする。一通り踊っても誤魔化しきれないと察した変なおじさんが画面に向かって「だっふんだ!!」というセリフを発し、ガラスが割れるSE(効果音)とともに全員が踊り、後期になってくると全員がズッコケ倒れてオチがつく。失敗していしのに「だっふんだ」と言われた時には軽いガラスが割れるSEで変なおじさんが萎れてオチがつくパターンもあった。 志村自身が別の役を演じている途中で変なおじさんに役を変えたり、変なおじさんと別の役が左右半分で登場するパターン、果ては旅館の主人としていいよなおじさんが出現し、その後に変なおじさんが現れるということもあった。 『志村けんのバカ殿様』では、一度だけ志村が変なおじさんとバカ殿の一人二役を演じ、映像合成技術を使って2人が鉢合わせする場面が実現した。
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