主な瀬戸組(瀬戸内組)構成員
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「瀬戸の花嫁の登場人物」の記事における「主な瀬戸組(瀬戸内組)構成員」の解説
政(まさ) 声:竹本英史 / 村瀬克輝 瀬戸組の若頭で燦に剣を教えた人物。別名「瀬戸内組唯一の良心」。アフロにサングラスが特徴。男気あふれる人物で、男でも心を打たれるような言葉を発することもしばしば。最初から永澄と燦の事を応援している数少ない人物で、永澄の侠気を認め、たびたび永澄にアドバイスをしている。永澄のファーストキスの相手であり、そのためか永澄からも慕われている。現在は永澄の学校の数学教師。また、明乃と同じく不知火流の使い手であり、剣術の腕前は明乃以上。過去の記憶を喪失しているが、実は豪三郎を監視にきた役人にして明乃の兄である(記憶喪失前の声:池田秀一)。10年前に自らの一言に激怒した豪三郎の暴走により顔面を強打した事で記憶喪失に陥った。その件を取り繕うと豪三郎が「行方不明」と誤魔化したが、それを「任務放棄」と見做した役所から処刑命令が出ている。原作では本来の記憶はいまだに取り戻していないが、永澄と豪三郎から話を聞いて明乃の兄である事や修練剣士だったと言う事は認識し、以後明乃のことを影から見守っている。事情を知って以降は多少シスコン気味になり、妹の生写真を財布に入れるなどその方向が怪しくなり始めている。秀吉とは妹萌えの仲間だが、秀吉とは違い、実の妹にしか興味がないが、政自身は妹萌えの意味を曲解している節がある。 アニメ版では豪三郎の折檻により意識を失った中、過去の自分と邂逅する形で記憶を取り戻すが、瀬戸内組や磯中の生徒たちへの愛着等から敢えて過去と決別し、「政」としての自分を選択した。第14話では記憶を失っているにもかかわらず、「昔は猫が嫌いだった」と言う矛盾した描写が見られるが、「(アニメ)公式ガイドブック」でその回の脚本を担当した中村浩二郎曰く、「ノリを削ぎかねなかったので、敢えてそのままにした」との事である。 またアニメでは本編に登場していない時、「今日の政さん」というおまけコーナーに出演している。ギョパネット瀬戸内の司会名義は「ミスターダンディー」。アニメ版の政は声を演じる村瀬とそっくりであるが、これはスタッフが意図的に村瀬をデザインモデルにしたため。 巻(まき) 声:斎藤千和 / 桑谷夏子 瀬戸豪三郎の懐刀であり、燦の親友兼護衛。身長がソフビ人形サイズの巻貝の人魚。体が小さく、変身した姿がないという、人魚の中でもかなり特殊な存在。人化すると中島のようにかなりサイズが変わる。背中に巻き貝を背負っているが、武装の一つで体の一部ではない。燦を慕うあまり、“悪い虫”である永澄をフナムシと呼び、亡き者にしようと狙っているヒットマン。だが、燦への恩義から侠を磨いていく永澄を一目置いている節もあり、巨大うつぼのうっちゃんに食われかけていた彼を助けたり、最近はよく行動を共にしたりもする。燦に同行して満潮家に居候しており、永澄や燦の鞄に入り込んでよく学校に行っている。燦や人前では基本的に猫をかぶっているが、永澄や留奈に対しては本性をよく現す。委員長と仲が良く、彼女を助けることもある。委員長の手によって、ネットアイドル「マキたん」としても活躍中。そのため、秀吉には永澄が「マキたん」の人形を持っていると思われている。 見た目は幼いが、少なくとも燦や留奈より歳上で年齢は不詳。vでは男を選ぶ基準は“巻貝”らしい。 武器は河豚毒が塗られた刀「河豚刺(フグサシ)」と、高圧の水をマシンガンの様に打ち出すことができる貝で水圧を利用した飛行も可能。この貝は従来乗って使う事しかできなかったが、後にサーたんによって改造を施され、中に入ったままでも使えるようになった。 人間にも負けない強さを誇るが、人魚の天敵である猫は苦手で、子猫にすら抵抗できない。また、人形サイズのため人間社会でのバイトもままならず、永澄よりも財政難である。 シャーク藤代(シャーク ふじしろ) 声:中井和哉 / 子安武人 鮫の人魚。人間の姿で3年零組の担任と体育の教師として活動している。瀬戸組では主力の戦闘要員。永澄を亡き者にしようとしているが、最近は豪三郎の命令や永澄が体育の授業をサボる時以外襲う事はない。全身を、または顔のみを瞬時に鮫化することができ、コンクリートの壁を食いちぎることも可能。組の中ではかなり強い。永澄を襲う出来事が八中の七不思議として数えられ、不知火明乃の人魚試験失格候補に挙がったことがある。 表情に乏しく、語尾を上げる半疑問形の話し方をする。根本的に人間の常識というものには疎い。埼玉まで来て教師ごっこをやっていることにはあまり乗り気ではないらしく、さっさと騒動を終わらせて瀬戸内に帰りたがっている。普段は女の部屋に転がり込んで暮らしている。 原作で一時期登場頻度が激減したのとは対照的に、アニメではほぼコンスタントに登場している。巡の所属する陸上部の顧問のため巡とは会う機会が多く、他の磯中の人間よりも巡とは親しい。 また、アニメ版では人間の姿ではさめているが、魚人に戻ると永澄を襲うときなどハイテンションになる性格のギャップが明確になっている。その上、携帯の待ち受けは自身から逃げる永澄の写真を使っていたり、「永澄君を食べていいのは僕だけ?」と台詞等、永澄に対する執着が原作よりはっきりしている。 アニメ版でルナパパが初登場した際、彼を不法侵入者と看做していたため面識はない。アニメ版の20話で巡のキャラソン「GAP」を聞いているシーンがある。 オクトパス中島(オクトパス なかじま) 声:松本吉朗 / 矢部雅史 超巨大なタコの人魚。豪三郎達と一緒に永澄の家を訪れた際にも人間の姿の描写がされておらず、人化は苦手なようである。体は食べる事も可能なようで、たこ焼きの具にされたり調理実習に使われたりしてよく足が減っている。クラーケン山田といういとこがいる。 エラ呼吸三兄弟(ブリ夫、アジ太郎、マグ郎) 声:伊丸岡篤(ブリ夫) 声:藤井啓輔(アジ太郎) 声:原沢勝広(マグ郎) 正式名称は瀬戸組・豪三郎直属部隊「豪ちゃん親衛隊」。頭が悪く、巻からは「馬鹿共」と呼ばれていた。人間の姿になりきれておらず、顔はほとんど魚のままである。人化した姿は全員ほぼ一緒だが、アジ太郎のみサングラスをしているほか魚人化した際は体のサイズが実際の魚のサイズに近づく。永澄の学校の生徒となり、番長グループ「エラ呼吸三兄弟」として君臨している。永澄たちとは同学年。3人とも猫が苦手。戦闘能力は学校の不良グループを締めたことから人間より強いが明乃にすぐ倒されたため魚人同士の間では低い。人魚試験で明乃から失格宣告を受けて以降、それを取り消す事を条件に、明乃の手下と化している。永澄からは見分けがつけられていない。 腹マイトの銀二 声:園部好徳 瀬戸内組構成員の1人。アニメでは磯中の理科の教師を担当している。常に腹にダイナマイトを巻いており、すぐに火をつけたがる危険人物。
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