主な灯籠流し
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日本国内福島とうろう流し花火大会(福島県福島市)福島県庁両岸の阿武隈川で開催。福島市街地で最大規模の花火大会が同時に行われる。 横浜大岡川灯籠流し(神奈川県横浜市)大岡川で開催。 渡良瀬川灯籠流し(栃木県足利市)渡良瀬川で毎年8月17日に開催。 柿川灯籠流し(新潟県長岡市)長岡空襲による戦災殉難者を慰霊するために、長岡青年会議所の主催で毎年8月1日に行なわれている。 永平寺大燈籠ながし(福井県永平寺町)九頭竜川で開催。日本夜景遺産に認定されている。同時に花火大会も行われる。 京都嵐山灯籠流し(京都府京都市)桂川で開催(渡月橋東詰より)。8月16日に開催される五山送り火のうち「鳥居形松明」を見る事ができる。 宮津灯籠流し花火大会(京都府宮津市)宮津湾一帯。灯篭流し自体は江戸時代(17世紀)から行われているが、花火大会は大正13年からはじまった。宮津市内で最大規模の花火大会が同時に行われる。初盆の場合は紅白の灯籠以外にも精霊船を流す。 川裾祭福井県から兵庫県北部にかけての各地にみられ、神事になっている。滋賀県高島市、兵庫県丹波市( 市島川裾祭り、竹田川の川祭り、元祖川裾祭り(氷上町本郷)、北御油川裾祭、成松川裾まつりなど)。近年は灯篭流しが省略される地域もある。 ピースメッセージとうろう流し(広島県広島市)、広島原爆被爆者を含めた戦災殉難者を慰霊するために、原爆ドーム対岸の元安川で開催。 その他、東京都台東区浅草、埼玉県熊谷市、福井県敦賀市など各地で開催されている。 日本国外アラモアナビーチ(ハワイ)真如苑の主催により、毎年のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)に行われる。ハワイではこれ以外にも、ラハイナ浄土院など日系人の菩提寺による灯篭流しも行われている。 プージャー(インド)ワーラーナシー(バラナシ)など河岸の聖地ではPuja(プージャー、サンスクリット語の供養より)という灯篭流しが毎晩行われる。木の葉や花で作った小船に、ろうそく、花を入れてガンジス川に流す。 ローイクラトン(タイ)(「ロイクラトーン」「ロイクラトン」「ローイカトン」とも)毎年、タイの陰暦の12月の満月の日に行われる。川の女神に感謝と謝罪の意を表すため、川や池などに灯篭を流す。灯篭は、もともとバナナの葉で作られていたが、最近は環境に配慮しパンで作られた物も多く売られている。灯篭の中には、きれいな花を飾り、ろうそくや線香を立て、自分の髪の毛や爪などを入れる。最近は若いカップルが一緒に灯篭を流して愛を確かめ合うという行事になっている。特にスコータイで盛大に行われる。ロイクラトーンのイベントの中では、美人コンテストが特に有名。 ブラジルレジストロ市水難事故で亡くなった日本人を慰霊するために行った灯籠流しが土着化。11月2日の死者の日に死者の霊を慰めるために行われるようになった。2014年には2,500基以上の灯籠が流される規模となっている。
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