精霊船とは? わかりやすく解説

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しょうりょう‐ぶね〔シヤウリヤウ‐〕【精霊舟】

読み方:しょうりょうぶね

精霊流し用いる、麦わら木などで作った舟。盆舟。《 秋》「ひたすらに—のすすみけり/禅寺洞」


精霊船

作者村松友視

収載図書ある詐欺師風景
出版社河出書房新社
刊行年月1998.5


精霊船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/04 13:48 UTC 版)

精霊船(精霊舟、しょうりょうぶね、しょうろうぶね)は、盆行事として行われる精霊を送るための(藁船など)またはその行事。


  1. ^ a b c お盆の精霊船送り 小浜市、2021年8月18日閲覧。
  2. ^ a b c 佐渡市指定民俗文化財 琴浦精霊船行事(ことうらせいれいせんぎょうじ) 佐渡市、2021年8月18日閲覧。
  3. ^ a b 三戸のオショロ流し 三浦市、2021年8月18日閲覧。
  4. ^ a b 志佐立町の精霊船(しさたてまちのしょうろうぶね) 松浦市、2021年8月18日閲覧。
  5. ^ 精霊流しについて 鹿児島県、2021年8月18日閲覧。
  6. ^ 小豆島の浜で精霊流し 100人が先祖の霊見送る 産経WEST、2021年8月18日閲覧。


「精霊船」の続きの解説一覧

精霊船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 11:45 UTC 版)

精霊流し」の記事における「精霊船」の解説

精霊船は大きく2つ分けることができる。個人船と、「もやい船」と呼ばれる自治会など地縁組織合同で出す船である。個人で精霊船を流すのが一般的になったのは、戦後のことである。昭和30年代以前は「もやい船」が主流であり、個人で船を1艘造るのは、富裕層限られたもやい船個人船に限らず、「大きな船」「立派な船」を出すことが、ステータス考えている人もいる。現代でも「もやい船」の伝統は息づいており、自治会で流す船のほか、病院葬祭業者音頭を取り、流す船もある。また、人だけでなく、ペットのために流す船もある。 流し場までの列は家紋入り提灯持った喪主や、町の提灯持った責任者先頭に、長い竿の先に趣向凝らした灯篭をつけた「印灯篭」と呼ばれる目印持った若者、鉦、その後に、揃いの白の法被決めた大人数人がかりで担ぐ精霊船が続く(「担ぐ」といっても船の下に車輪をつけたもの多く実際には「曳く」ことが多い)。 精霊流し午後5時頃から10時過ぎまでかかることも珍しくないため、多くの船は明かり灯るように制作されている。一般的な精霊船では提灯電球組み込み、船に積んだバッテリー点灯させる。小型なや一部の船ではロウソク用いるが、振動により引火する危険があるため、電球用いることが多い。また、数十メートル大型な船では、発電機搭載する大がかりな物もある。材質木製のものが多いが、特に決まりはなく、チガヤ西海市地区など)や強化段ボールなどが利用される場合もある。 精霊船は「みよし」と呼ばれる舳先家紋苗字○○家)、もやい船場合町名書かれている艦橋部分には位牌遺影供花飾られ盆提灯照らされる仏画や「南無阿弥陀仏」の名号書いた帆がつけられることが多い。 印灯篭は船ごとに異なる。もやい船場合はその町のシンボルになるものがデザインされている(例:町内亀山社中跡がある自治会坂本龍馬描いている)。個人船の場合家紋故人人柄を示すもの(例:将棋好きだった人将棋の駒幼児場合好きだったアニメキャラなど)が描かれる。 船の大きさは様々で、全長1~2メートル程度のものから、長いものでは船を何連も連ね2050メートル達するものまである。 精霊船の基本形前述通りであるが、近年では印灯篭の「遊び心」が船本体にも影響及ぼし、船の形をなしていないいわゆる変わり精霊船」も数多く見られる(例:ヨット好きの故人ヨット型、バス運転士西方浄土行の方向幕掲げたバス型など)。

※この「精霊船」の解説は、「精霊流し」の解説の一部です。
「精霊船」を含む「精霊流し」の記事については、「精霊流し」の概要を参照ください。

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