一般的な施設
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:02 UTC 版)
「晴れの国・岡山」といわれる地の利を生かし、山間の豊かな自然環境と融和したキャンパスロケーションにあって、新校舎や実習施設・体育館等を建設することで教育環境の充実を図りながら、「教育とスポーツの融合」を掲げる大学として体育施設の整備も推進している。 第1キャンパス(岡山市東区瀬戸町観音寺721番地、地図) 第2キャンパス(岡山県岡山市東区矢津、地図) 岡山駅前グローバルキャンパス(岡山市北区下石井2丁目2番1号、地図) 「つながる」をコンセプトに掲げ、IPUの新たな拠点として2016年4月に開設。企業や地域ともつながる“交流の場”としても活用されている。JR岡山駅から岡山市役所に通じる幹線道路に面しており、大型商業施設イオンモール岡山やホテル、山陽新聞社等がある岡山市街中心部に立地。 第1キャンパスには、世界で活躍する建築家・安藤忠雄氏(東京大学名誉教授)が設計を手がけた5棟の学舎が建つ。 TOP GUN〔2009年7月竣工〕IPU第1キャンパスの顔としてそびえたつ象徴的な建物形状は、次世代へ向けて開かれたゲートであり、建物名称であるトップガンは“洗練された人”の意味を持つ。こうした想いをもとに次世代型の道場として誕生した。また、安藤忠雄氏によって「空の道場」と名付けられた階段状の屋外空間は、汗を流し身体を鍛えるトレーニングの場であり、厳しいトレーニング前後に高揚する気持ちを落ち着かせる場としても機能している。施設内容としては、柔道場3面(オリンピック仕様の畳300帖)、床材にカバザクラを使用した剣道場2面、リノリウム素材の床面を使用したパフォーマンスホール、有酸素・フリーエリア、サウナルーム、シャワールーム等を備える。トレーニングセンターには、トレーニングマシーン80台が設置され、フィジカル面での鍛錬とともに効果的な筋力増強するためのトレーニング設備も完備する。 PHILOSOPHIA 〔2013年2月竣工〕キャンパスのグランドデザイン統一という観点から、2009年7月に竣工したアスリートホール「TOP GUN」に引き続き、安藤忠雄氏設計によるランドマーク作品として竣工。TOP GUNが心身を育む場であるのに対し、「PHILOSOPHIA」は知の力を育む場として位置付けられ、自然との対話や人間同士との対話を通じて、知識のみに偏らない生きる力と知恵を持った人材に成長することへの想いが込められている。施設内容としては、階段状に配した100人規模の中講義室をはじめ、150人規模の中講義室、講義室、多目的教室、広角で教員との目線が合うように傾斜配席された300人収容のセミナーホール(SOUTHERN CROSS)、長期留学中でも学生や教員と交流できるテレビ会議システムを常設したIPCシアター、PCルーム等、視聴覚機材や音響設備を完備した教室環境を実現。さらには学生の憩いの場として学生ラウンジ、屋外広場、屋上広場等、広い敷地を活用した特徴ある外部空間が設けられている。 HARMONY 〔2016年3月竣工〕”食が感性を磨く”をコンセプトにしたカフェテリアで、学生たちが出会い交流し、感性を磨く場所としてデザインされたこの施設が、キャンパスの調和の象徴になるよう「HARMONY」と名付けられた。1階354席、2階220席、テラス160席を配し、ワンプレートのランチからスイーツまで工夫を凝らしたメニューの数々が提供されている。 DISCOVERY 〔2019年1月竣工〕水面に映える昼夜の学舎風景が美しく、水を湛えてたたずむこの学舎は、2作目の「PHILOSOPHIA」と対を成すロケーションにあり、プレゼンテーション、ディベート等の実践型非認知能力を養成・開発する拠点として、認知能力と互いに影響を及ぼしながら発達する非認知能力を養成することで、人間的なパフォーマンス能力の向上を図るための専用施設として誕生。「PHILOSOPHIA」等の講義棟で蓄えた専門的知識・技能(=認知能力)を、「DISCOVERY」において育成する協働性、調整力、忍耐力、自尊心(=非認知能)と接合することにより、様々な課題や問題に立ち向かい、チームで議論し、自らの言葉で語り、解決へと導くことのできる人材に成長することへの想いが込められている。施設内容としては、大きな楕円形の空間に設けられたラーニングラボをはじめとする6つのラボを中心に、能動的・双方向的教育手法を重視した思考を高め、白熱した議論を生む空間が演出され、スピーチコンテスト、プレゼンテーションコンテスト、ビジネスプランコンテスト、課題体験プロジェクト、ディスカッション等、多くの発表の場として機能し、学生のプレゼン力・企画提案力を育むための重要なフィールドとしての役割を果たしている。 INSPIRE 〔2018年12月竣工〕80メートルトラックが建物外へと伸びた独特の外観をもつこの施設は、スポーツ科学に欠かすことのできない最新鋭の測定機器20種類を取り揃え、競技パフォーマンスの向上を科学的にサポートするスポーツ科学分野の最先端研究拠点として「スポーツ科学センター」が置かれている。バイオメカニクス的測定が可能とするフォースプレート埋設の走路をはじめ、高気圧酸素ルーム、生理学的分析を行う環境制御室・三次元動作解析システム、動きの質を数値化する光化学式モーションキャプチャーシステム、7部22動作の筋力測定が可能な筋機能解析運動装置、高精度な対組織データを計測する体脂肪率計測システム、戦略分析・ゲーム分析システム、重力負荷を軽減したトレーニングを可能にする免荷トレッドミル等の設備によって、アスリートの体力や技術を素早く解析しフィードバックすることを可能としている。
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