一般的な旗の各部とその用語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 10:08 UTC 版)
「旗章学用語」の記事における「一般的な旗の各部とその用語」の解説
バッジ (Badge) : 記章。紋章 (coat of arms) や、よりシンプルな盾形のこともある。 カントン (Canton) : 旗を4分の1に区切ったそれぞれの区画のこと。通常、左側(ホイスト側)の上半分を指す。例えば星条旗の星の図案、あるいはオーストラリアの国旗にあしらわれたユニオンジャックの部分。 チャージ (Charge) : 旗に描かれる像やシンボル。 エンブレム (Emblem) : チャージとして使われる図案。伝統的な紋章起源のものと、近代になって作られたものがある。例えばカナダの国旗のメイプルリーフなど。 フィールド (Field) : 旗の背景。チャージの背後の色。 フィンブリエーション (Fimbriation) : 細い境界線。白や金のことが多く、旗で2つの色を分けるために使われる。 フライ (Fly) : 旗竿の反対側の縁。あるいは旗のうち、そちら側の半分。旗の水平幅を意味することもある。 ホイスト (Hoist) : 旗竿側の縁、あるいはそちら側半分。旗の高さを意味することもある。 レングス (Length) : 旗竿と直角をなす方向に測った幅。 ウィドス (Width) : 旗竿と平行になる方向に測った幅。 旗は海運における所属識別に用いられて発展したため、表と裏の両方から見られることを想定している。また、旗竿が垂直であるとは限らない(運動会の万国旗の場合など)。このため「左」「右」ではなく「ホイスト(掲げられている側)」「フライ(たなびく側)」と呼称する。「カントン」が通常ホイスト側上半分を意味するのも同じ理由からである。「レングス」は旗がたなびく長さ、「ウィドス」は旗竿に占める幅のことである。
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