一般的な技法として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/26 05:14 UTC 版)
「例示による問い合わせ」の記事における「一般的な技法として」の解説
QBEという語はまた、ズルーフの業績から影響を受けた一般的な技法をさす意味でも使われる。この意味でのQBEは、検索値をもつ項目のみがデータを「フィルタ」して結果を返す技法である。この技法は、問い合わせ言語 (SQLなど) についての知識を必要とせずに、ソフトウェア利用者が問い合わせ (クエリ) を実行する方法を提供する。QBEを備えたソフトウェアは、自動的に利用者のための問い合わせ言語の文を (多くの場合は舞台裏で) 生成することができる。例を示す。 部品部品番号 部品名シリンダケース 色 重量 貯蔵場所山形市 生成されるSQL文: SELECT * FROM 部品 WHERE 部品名='シリンダケース' AND 貯蔵場所='山形市' 空の項目がSQL文の句としては生成されていないことに注意。例えば「重量」は空であるため、「重量」に関わるSQL句は存在しない。 もう一つ例を示す。 部品部品番号 部品名ピストン 色 重量80 貯蔵場所 生成されるSQL文: SELECT * FROM 部品 WHERE 部品名='ピストン' AND 重量=80 QBEのより先進的なバージョンは、「~を含む」「~から始まる」「~より大きい」など他の比較演算子オプションをサポートする。そのようなQBEのバージョンは、多くの場合は比較演算子オプションを選択するためのプルダウンメニューを提供する。
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