一般的な技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 02:56 UTC 版)
映画論では、映画の終盤でただ一人取り残され、殺人者の進行に立ち向かうことになる若い女性(男性のこともある)のことをファイナル・ガールと呼ぶ。例えば『ハロウィン』のヒロイン、ローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)が典型である。ファイナル・ガールは、セックスに積極的な10代の若者たちの中にありながら処女とされることが多い。 スラッシャー映画の悪役はアンチヒーロー的特徴を帯びることがあり、殺人者の犠牲者ではなくむしろ悪役の継続的な努力に注目した続編が作られることがある(たとえば、マイケル・マイヤーズ、 フレディ・クルーガー、ジェイソン・ボーヒーズ、チャッキー、ハリー・ウォーデン、 レザーフェイスなど)。『スクリーム』シリーズは、スラッシャー映画には珍しく、各作品で設定が異なる(しかも終盤まで正体はわからない)仮面の殺人者ゴーストフェイスよりむしろ、ヒロインのシドニー・プレスコット (ネーヴ・キャンベル)に焦点を当てた連作である。
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