ヴァリアブルファイター・マスターファイルとは? わかりやすく解説

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ヴァリアブルファイター・マスターファイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/08 10:13 UTC 版)

マクロスシリーズ > ヴァリアブルファイター・マスターファイル
ヴァリアブルファイター・
マスターファイル
VARIABLE FIGHTER MASTER FILE
著者 GA Graphic編集部
スケールアヴィエーション編集部
発行日シリーズ一覧」を参照
発行元 ソフトバンククリエイティブ
ジャンル アニメ関連書籍
日本
言語 日本語
形態 大型本
ページ数 128
コードシリーズ一覧」を参照
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ウィキポータル アニメ
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ヴァリアブルファイター・マスターファイル(VARIABLE FIGHTER MASTER FILE)は、SFロボットアニメマクロスシリーズ」に登場する可変戦闘機(ヴァリアブルファイター、VF)を題材とするムックシリーズ。GA Graphic編集部製作、ソフトバンククリエイティブ発行。

概要

内容

マクロス世界において出版された可変戦闘機の歴史・技術研究書という想定のもとに、可変戦闘機の魅力を解析するメカニックマニュアル。航空宇宙軍事専門書の体裁を用いており、CGや模型で再現した空撮写真、イラスト、三面図、内部図解などのビジュアルも掲載する。現用航空兵器を思わせるファイターモード(戦闘機形態)を主題として扱い、ガウォークモード(中間形態)やバトロイドモード(ロボット形態)に関しても、空中戦における活用術を分析している。

マクロス ゼロ』にVF-1バルキリーの試作機VF-0フェニックスが登場するように、マクロスシリーズの近作では旧設定が書き換えられることがある。また、テレビ版と劇場版のディティールの違いや、VF-1の股関節構造など、デザイン上の謎とされてきた事例もある。本書はこれらに対応し、独自の解釈やオリジナル要素を交えて整合性のある説明を試みている。

おもな項目

  • 開発史 - 機体の誕生背景、開発計画、技術革新。
  • 構造とシステム - 胴体、主翼翼平面形)、尾翼エンジン降着装置、操縦・管制系統、変形機構。
  • バリエーション - 派生型、生産ブロックによる変更点。詳細はVF-1 バルキリーVF-19 エクスカリバーVF-25 メサイアを参照。
  • 各種兵装 - ガンポッド、対空対艦ミサイル反応弾など。それらのハードポイントへの装着例。
  • 拡張装備 - FASTパック、アーマードパック、フォールドブースター。
  • パイロットスーツ - 耐G性能や生命維持機能、操縦サポート機能。
  • 機体表記 - コーションナンバー、モデックス、統合宇宙軍マーク。
  • バルキリーの系譜 - 各年代における運用状況。
  • エピソード - 特務作戦や性能評価試験。
  • VFエクストラファイル - エースパイロットへのインタビュー記事。
  • 飛行隊(スコードロン)・特別塗装機 - カラーリング、インシグニア、テールレター、ノーズアート

非公式設定の世界

本書は版権許諾を得た正規出版物であり、可変戦闘機の生みの親である河森正治が監修を務めているが、巻末には「公式設定ではない」と表記されている。河森は「設定なんて楽しむために作るものであって、縛り付けるために作るものじゃない[1]」「制作側で設定を用意しすぎると後で参加する側に楽しみがなくなってしまう[2]」と発言しており、外部参加型の設定考察に対してオープンな姿勢を示している。

企画のルーツとなったのは、『超時空要塞マクロス』放送当時にマクロスアタックチーム (M.A.T) が発行した同人誌『SKY ANGELS』である。航空誌風のVF-1解説記事「マクロスジャーナル[3]」は、マニアックな内容からオフィシャル商品の解説文にも引用された[4]。M.A.T主宰者の千葉昌宏はスタジオぬえ周辺人物であり[注 1]、のちに『マクロス7』のDr.千葉のモデルとなり、マクロスシリーズの年表や機体スペックの設定制作に協力することになる。千葉は河森らがガンダム系同人誌「Gun Sight[注 2]」でやっていた文芸設定のポジションがマクロスでは空いていたので、狙い目と思い同人誌で発表したと語っている[5]

続編『マクロスプラス』のムック『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロスプラス』[6]に掲載された「VARIABLE FIGHTER'S AERO REPORT」では、モデラーの二宮茂幸、草刈健一が可変戦闘機の発展史やオリジナルスコードロンを考案した。両者は『モデルグラフィックス』の一連の「アドバンスド・バルキリー」特集でもバリエーションを拡充しており、これらに準拠した模型商品がハセガワから発売された。また、小太刀右京作の『マクロスF』小説版もスコードロンの設定を引用している[注 3]

「ヴァリアブルファイター・マスターファイル」シリーズの編集には千葉・二宮・草刈が参加し、「マクロスジャーナル」以来の路線を継続している。二宮と草刈は『スケールアヴィエーション』にて連動企画「VARIABLE FIGHTER ENCYCROPEDIA」を担当。千葉は『マクロスエース』にて「MACROSS非公式メカ×機MECHATRONICS」を執筆した。

なお、『マクロスΔ』第6話のVF-31 ジークフリードの搭乗シークエンスにおいて、マスターファイル内で設定されている操縦支援AI「エアリアル」を起動するという台詞が使われている[7]

シリーズ一覧

各機体の専門書

ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリー 成層圏の翼
2009年7月発行 ISBN 9784797351828
VF-1バルキリー生産終了から5年後の2020年に、マクロスシティのMBSパブリッシングより刊行されたという設定。1999年の異星人巨大宇宙船(のちのマクロス)墜落から、第一次星間大戦後までの可変戦闘機創成期を概説する。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-19エクスカリバー 聖剣の軌跡
2010年6月発行 ISBN 9784797356939
VF-19エクスカリバーの制式採用から9年後の2050年に、マクロスシティのMBSパブリッシングより刊行されたという設定。2037年のスピカ事件から発足したスーパーノヴァ計画と、有人機の限界に挑むYF-19プロジェクトについて触れる。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バルキリー 宇宙の翼
2010年12月発行 ISBN 9784797356946
「成層圏の翼」刊行から10年後の2030年に、マクロスシティのマクロス放送出版より刊行されたという設定。VF-1本の第二段として、宇宙空間用装備(スーパーバルキリー)や重装甲装備(アーマードバルキリー)、近代化改修(フレイヤバルキリー)について取り上げる。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-25メサイア 新たなる救世主
2011年5月発売 ISBN 9784797362084 
マクロスF』で描かれたバジュラ戦役から6年後の2065年に、マクロス放送出版オリンピア船団支部より刊行されたという設定。宇宙移民船団の自衛のために誕生した新世代機VF-25メサイアを取り上げる。設定は『劇場版 マクロスF』にも対応しており[注 4]、一部後日談も含まれる[注 5]
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-0フェニックス 始まりの不死鳥
2012年9月20日発売 ISBN 9784797368086
2040年にマクロス放送出版より発売されたという設定。長く幻の機体とされてきたVF-0フェニックスの実体を検証し、『劇場版 マクロスF』の世界観の記事 (マオ・ノーム自伝) などを盛り込んだ構成。また、初の運用母艦となった空母「アスカII」、好敵手となったSV-51や、VF-3000クルセイダーに関しても各々1項目以上の紙幅を割いている。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル SDF-1マクロス VF-1航空隊
2014年3月4日発売 ISBN 9784797372731
2047年にMBSパブリッシングより刊行されたという設定。SDF-1 マクロスとそれに搭載されたVF-1 バルキリーの飛行隊について解説。TV版『超時空要塞マクロス』で描かれたマクロスの地球への落下から、復元、冥王星軌道へのフォールド、そこからの地球帰還の航跡を綴っている。既刊ではあまり多く割かれていなかったフォッカー機、一条輝機、柿崎速雄機、マックス機についても解説している。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-22シュトゥルムフォーゲルII 不可視の怪鳥
2014年9月19日発売 ISBN 9784797374339
2063年にMBSパブリッシング・エデン支局より発売されたという設定。YF-19/VF-19エクスカリバーとの採用競争に敗れたのち、特殊任務機として歴史の裏側から人類の銀河進出を支えた隠れた傑作機・YF-21/VF‐22シュトゥルムフォーゲルIIの開発史、構造とシステム、運用、その活躍などを綴る。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-4ライトニングIII 復活の嚆矢
2016年8月9日発売 ISBN 9784797387667
2067年7月にMBSパブリッシング・エデン支局より発売されたという設定。人類復興期にVF-1に続く量産機として開発され、銀河へ旅立つ移民船団を護衛したVF-4を取り上げる。OVA『超時空要塞マクロス Flash Back 2012』に登場する非可変型 (VF-4A) からゲーム『マクロス デジタルミッションVF-X』に登場する可変型 (VF-4G) への変遷をまとめ、デザインや名称の混在についても再解釈を行っている。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-31ジークフリード 竜を狩る騎士
2017年3月17日発売 ISBN 9784797387674
2072年にケイオス出版Galaxy Arms Graphic編集部より発売されたという設定。本書ではVF-31をA型(カイロス)とS型(ジークフリード)に分類し、汎用性の高い量産機と高性能スペシャル機という別系統の計画が合流した結果としている。新統合政府が開発を急いだ背景や、ワルキューレを護るΔ(デルタ)小隊にジークフリードが配備される経緯について描出する。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1バトロイド バルキリー 天翔る巨人
2018年7月20日発売 ISBN 9784797394245
2075年にケイオス出版Galaxy Arms Graphic編集部より発売されたという設定。これまでとは視点を変え、VF-1のバトロイドモードに着目し、人型ロボット兵器という側面から開発経緯や運用方法を解説する。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-11サンダーボルト 銀河の稲妻
2019年3月9日発売 ISBN 9784815600303
2066年2月にMBSパブリッシング・エデン支局より発売されたという設定。VFシリーズ随一の大量生産機として、2030年代以降の大規模移民時代を支えたVF-11について語る。YF-14との競争試作(ノヴァ計画)や、マックスミリア夫妻が活躍した「統合軍首席補佐官救出作戦」などを含む。
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1Sロイ・フォッカー・スペシャル 英雄の光跡
2020年9月3日発売 ISBN 9784815605292
ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-31AXカイロスプラス 機時の神翼
2023年1月6日発売 ISBN 9784815610029
2085年7月、ケイオス出版Galaxy Arms Graphic編集部より発売されたという設定。『劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!』に登場する本機はジークフリードとカイロスのミックスビルドと説明されているが、本書ではVF-31S型の改修案として「VF-31X」が存在し、大破したΔ小隊のジークフリードにVF-31Xへの改装キットが適用されたと解説している。また、反乱勢力ヘイムダルが使用した無人可変戦闘機Sv-303ヴィヴァスヴァットの素性についても明かす。

なお、書中の架空設定では、これらの他に VF-4ライトニングIII、VF-3000 クルセイダー、VF-5000スターミラージュを題材とした「ヴァリアブルファイター・マスターファイル 希望の翼」が刊行されている[8]

スピンオフ

ヴァリアブルファイター・マスターファイル VFモデリングマニュアル
2013年2月28日発売 ISBN 9784797368093
航空模型誌『スケールアヴィエーション』責任編集によるモデリングマニュアル。同誌に連載された「VARIABLE FIGHTER ENCYCROPEDIA」にて設定されたVFスコードロンを増補した上で収録。また、それらの記事で使用された模型作例の製作方法を紹介する。
ヴァリアブルファイター・エピソードアーカイブス Vol.1
2015年3月26日発売 ISBN 9784797382471
「ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-19 エクスカリバー」で独自に起こされた設定の一つにVF-19の支援AI「ARIEL(エアリアル)」がある。その開発初期にYF-19-3号機に仮想人格AIを搭載し、パイロットと会話をしながら育成が進められたことが後年判明したという設定の下、開発関係者への取材によって判明した事実をもとに、著者Michael Cheeverが創作や脚色を加えて作り上げたフィクション小説という体裁を採っている。「YF-19/ARIEL 2039」と「鳥の帰還 2064」の2部構成。
マクロス ヴァリアブルファイター デザイナーズノート
2017年11月8日発売 ISBN 9784797393699
シリーズ各刊(128頁)の倍以上のボリューム(272頁)をもつデザイン画集。『超時空要塞マクロス』から『マクロスΔ』にいたるまでのアニメ作品(と一部ゲーム作品)に登場した可変戦闘機の設定画や準備稿を多数収録している。
マクロス 河森正治 デザイナーズノート
2020年12月8日発売 ISBN 9784797397185
河森の40年に渡る創作活動の中から、可変戦闘機シリーズの決定稿に至るまでのアイデアスケッチやラフデザインなど1300点におよぶ準備稿を624頁という大ボリュームにおさめた画集。

関連商品

『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロスプラス』『モデルグラフィックス』「ヴァリアブルファイター・マスターファイル」に掲載された図版を元にしたバリエーション商品。ハセガワのマクロスシリーズ模型にオリジナルデカールをつけて限定発売された。

  • 1/72 VF-1S ストライクバトロイドバルキリー ミンメイガード
  • 1/72 VF-1J スーパー/ストライクバルキリー SVF-41ブラックエイセス
  • 1/72 VF-22S SVF-124ムーンシューターズ
  • 1/72 VF-0C VMFAT-203ホークス
  • 1/72 YF-19 デモンストレーター
  • 1/72 VF-1A バルキリー VF-2ソニックバーズ
  • 1/72 VF-1A バルキリー 生産5000機記念塗装機
  • 1/72 VF-1A バルキリー"ロールアウト001"
  • 1/48 VF-19A SVF-569ライトニングス
  • 1/72 VE-11 サンダーシーカー "SVAW-121 ナイトストーカーズ"
  • 1/72 VF-11D サンダーボルト "テストパイロットスクール"
  • 1/72 VF-11D サンダーボルト "SVT-27 ブルーテイルズ"
  • 1/72 VF-19A "SVF-569 ライトニングス" w/ハイマニューバミサイル
  • 1/72 VF-19A "SVF-440 デュラハンズ" w/ファストパック & ハイマニューバミサイル
  • 1/72 VF-1A アーマードバルキリー "ブルズアイ作戦 Part1"
  • 1/48 VF-1A バルキリー "生産5000機記念塗装機"
  • 1/72 VF-1J アーマードバルキリー "ブルズアイ作戦 Part2"

脚注

注釈

  1. ^ 医学生時代、スタジオぬえのメンバーを中心とした同人会クリスタルコンベンション(クリコン)に参加し、『超時空世紀オーガス』のメカニックデザインにも協力している。
  2. ^ みのり書房のムック『ガンダムセンチュリー』の原典。のちにガンダムシリーズの公式設定に採用される様々な考察を行った。
  3. ^ スカル小隊長オズマ・リーはかつて精鋭部隊「SVF-41ブラックエイセス」に所属し、惑星ガリア4で第117調査船団の防衛任務に就いていたという小説版設定。
  4. ^ 本書27頁ではテレビ版のみで描かれた「惑星ガリア4におけるディメンション・イーターの使用」と、劇場版のみで描かれた「YF-29の実戦投入」が、未確認情報として記されている。
  5. ^ 27頁ではフォールドクォーツが休眠状態にあること、125頁では『マクロスF』のヒロインであるランカ・リーシェリル・ノームが戦後も歌手として健在であることが記されている。

出典

  1. ^ 「マクロスシリーズの設定の舞台裏」『グレートメカニック 8』 双葉社、2003年、111頁。
  2. ^ 「マクロスシリーズの設定の舞台裏」『グレートメカニック 8』、108頁。
  3. ^ 『SKY ANGELS Vol.3』(1983年)に掲載、のちに増補版『MACROSS JOURNAL EXTRA VF-1 VALKYRIE SPECIAL EDITION』(1984年)を発行。
  4. ^ タカトクトイス製1/55 VF-1Sスーパーバルキリーのパッケージ裏面参照。
  5. ^ 「マクロスシリーズの設定の舞台裏」『グレートメカニック 8』、107頁。
  6. ^ 小学館、1995年 ISBN 9784091015815
  7. ^ "『マクロスΔ』第6話で「エアリエル、起動!」というハヤテのセリフがありましたが、VF-25メサイアにもARIEL IIが搭載されていて、千葉工業大学東京スカイツリーキャンパスの実物大VF-25の機体にもコーションが貼られています"(Tweet). MasterFileblog. (2016年5月11日) 2016年6月9日閲覧。
  8. ^ 『ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-1 バルキリー 宇宙の翼』、108頁。

登場する実在の人物

本シリーズにおける架空の歴史に登場する実在の人物

  • 岡部いさく - 航空・軍事評論家。『ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-19 エクスカリバー』序章で登場。作中設定では、2009年のマクロス進宙式の取材中に第一次星間大戦が勃発。マクロスのフォールドに南アタリア島ごと巻き込まれて乗艦し、マクロス艦内放送局MBSで軍事解説者として活躍。後に惑星エデンへ移住し、2065年時点で100歳を超え健在とされる。
  • 大野木寛 - 『超時空要塞マクロス』『マクロス ゼロ』『マクロス F』に参加したアニメーション脚本家。『ヴァリアブルファイター・マスターファイル VF-0 フェニックス 始まりの不死鳥』96ページで登場。作品世界内の2040年現在、「鳥の人事件」をノンフィクション作品として出版する構想があると噂されている。

外部リンク


ヴァリアブルファイター・マスターファイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 05:27 UTC 版)

VF-1 バルキリー」の記事における「ヴァリアブルファイター・マスターファイル」の解説

書籍『ヴァリアブルファイター・マスターファイル』シリーズ独自の派生型(オリジナルバリエーション)。 VF-1G 上部にディスク・レドームを搭載した早期警戒航空管制用の機体大気圏重力圏能力重視した生産ブロック4 までの初期型母体とした。 VF-1N 2019年より改修されVF-1A型。後期生産型VF-1エンジンをFF-2008に換装し、アビオニクス航空電子機器)が近代化改修されている。 VF-1JA 新中州重工VF-1生産する際に生産工程やパーツチェックの確認のためにA型図面元に製作され組立検証機、その後マクロス納品され実戦配備された経緯を持つ。造られたのがJ型頭部納品される前だったために頭部A型電子機器構成J型に近い。なお、JA型という型番著書内にて便宜上つけられたもの。 VF-1X 2018年頃から新星インダストリーによって近代化改修されVF-1初期型VF-1VF-4用のエンジン小型化したFF-2012を搭載する燃料核電池搭載しファイター形態でも部分的にエネルギー転換装甲稼働可能にしている。このほか、アビオニクスアップデートされている。改修機と新造機を併せて400機程生産されとされる。アクティブ・ステルス・システム更新 - ゼントラーディ軍使用する索敵レーダー周波数同調更にはこれらの索敵パターン変調システム合わせてソフトウェア改修機体統合管理制御システムアンギラス」の更新 - ANGIRAS (Anti Newmann-type Generalize Intergrated Renomarization Aided System) のマイクローン化したゼントラーディ軍人の運用を可能とする ANGIRAS / AD-3 への更新航空電子機器更新 - ゼントラーディ軍索敵レーダーセンサー周波数同調可能。VF-4 ライトニングIII の APG-995 を VF-1 系用に調整した APG-997 を搭載VF-1P フレイヤバルキリー VF-1X同時期にステルス性能の向上を目的第二世代可変戦闘機水準まで、VF-1近代化改修した機体外観上の特徴として機体形状可能な限りステルスフォルムに変更されている。VF-5000開発経験フィードバックされているため、第二世代機体遜色のない性能会得している。またFASTパックステルス性能プロペラント容量拡大した専用装備となっている。 変形時の強度不足の不安点解消のために機体骨格エアフレーム)の一部換装機体各部航空力学的に最適化機体形状可能な限りステルス応化非連続面の開閉パネル・脚収納庫扉。その他パネルライン・接合面の非連続化と突出部のミクロン単位での減少)を行った。また X型中にも後にこの改修行った機体もある。 VF-1A 3号機「アマンダ」 2008年12月ロールアウトL-5のラボ・ステーションで大気圏外装備テスト使用されたあと、機体・エンジン耐久性とANGIRASの自律機能テストとして土星までの無人往復航行「プロジェクト・トラピス」に投入されることとなり、エンジン改良巨大な反応剤・プロペラント外部タンク追加が行われた。 チームリーダーの妻の名にちなみ「アマンダ」と命名され同機2009年5月L-5出発したが、その後ゼントラーディ攻撃によりL-5ラボ壊滅プロジェクト存在自体忘れ去られた。しかし2025年月軌道帰還したアマンダ」は回収され調査結果土星往復達成していたことが判明したその後出発時の姿に復元され月面アポロ基地展示されている。 VF-1DA センチネンタル社で生産され複座型機体頭部ユニットA型と同様で、カラーリングオレンジ色となっている。便宜上DA型と分類されているが、書類上はD型VR-1A-RF 星間大戦時ヨーロッパで生産され偵察用の能力向上機。SDF-1マクロスには2機が配備された。 VR-1D 複座型偵察機機首センサー増設されており、ガンポッド代わりに複合センサー搭載した戦術偵察ポッド懸架する。 VF-1L モンキーバルキリー 2011年初頭生産されファイター形態固定簡易量産タイプレーザー砲塔、可変機構廃したことで軽量化搭載プロペラント増量実現しファイター形態限って言えばVF-1Aよりも高性能化した。 QVF-1 不要となったVF-1Lを無人機として改修したもの。大半標的機として使用された。 VF-1ZVF-1バトロイド109頁に登場。同シリーズ設定ではVF-1西暦2020年退役している。しかしVF-1ノウハウが無い中作上げられた初の量産VFということもあり、後の機種から見れば必要以上に頑丈に作られており、退役時点での機体寿命数十残っていた。VF-1能力不足が問題とはならない辺境宇宙など限られた状況下では小型頑丈というという特性からその後使い続けられ保守部品製造続けられていた。そして個々保守部品新技術によりアップデートするよりも機体そのもの全面的に再設計してはどうかという意見により生み出されたのがZ型となる。EX-ギアシステムの登場によりさらなる改修を受けVF-1EXへと発展した

※この「ヴァリアブルファイター・マスターファイル」の解説は、「VF-1 バルキリー」の解説の一部です。
「ヴァリアブルファイター・マスターファイル」を含む「VF-1 バルキリー」の記事については、「VF-1 バルキリー」の概要を参照ください。

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