レジアスとは? わかりやすく解説

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レジアス

英語 Regius

レジアスとはラテン語華麗な素晴らしいという意味。1997年4月発売した発表時点ではハイエース・レジアス称したが、のち、レジアスとなった

ハードウェアとしては、グランビアベースしながら5ナンバー化をはかったセミキャプオーバー型ワゴン3列シート備えており、定員は7~8名だった。シートアレンジ多彩で、前席の回転対座はじめとして、2列目、3列目シート脱着含め100通り以上といわれるバリエーション多さ時代反映していた。

エンジン直4DOHC16バルブ(バランスシャフト付き)2.7Lのガソリンと、直4SOHC・3Lのディーゼルターボ用意ミッション4速ATのコラムタイプ。FRフルタイム4WD車があるのは、グランビアと変わらなかった。

99年8月マイナーチェンジのときに全車が3ナンバーサイズとなった同時にドレスアップ版のツーリングハイエース(レジアスワゴン・ウインドツアラーのトヨペット店販売車)を設定したが、2002年5月アルファードデビュー姿を消した

レジアス

※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

トヨタ・レジアス

(レジアス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/10 19:02 UTC 版)

トヨタ・ハイエースレジアス/レジアス
RCH4#W/RCH42V/
KCH4#G/KCH4#W/LXH4#V型
ハイエースレジアス
ハイエースレジアス ウインドツアラー
レジアス フロント
概要
別名 トヨタ・ツーリングハイエース
トヨタ・グランビア(初代)
トヨタ・グランドハイエース
販売期間 1997年 - 1999年(ハイエースレジアス)
1999年 - 2002年(レジアス)
ボディ
乗車定員 7/8人
ボディタイプ 4/5ドアミニバン
駆動方式 後輪駆動/四輪駆動
パワートレイン
エンジン 2.7 L 直4 DOHC 3RZ-FE型
3.0 L 直4 OHCターボディーゼル 1KZ-TE型
2.0 L 直4 OHC 1RZ-E型
3.0 L 直4 OHC 5L型
最高出力 3RZ-FE型
107 kW (145 PS)/4,800 rpm
1KZ-TE型
96 kW (130 PS)/3,600 rpm[1]
103 kW (140 PS)/3,600 rpm[2]
1RZ-E型
81 kW (110 PS)/5,200 rpm[3]
5L型
67 kW (91 PS)/4,000 rpm[3]
最大トルク 3RZ-FE型
228 N·m (23.2 kgf·m)/3,600 rpm
1KZ-TE型
289 N·m (29.5 kgf·m)
/2,000 rpm[1]
343 N·m (35.0 kgf·m)
/2,000 rpm[2]
1RZ-E型
167 N·m (17.0 kgf·m)
/2,600 rpm[3]
5L型
191 N·m (19.5 kgf·m)
/2,400 rpm[3]
変速機 4速AT
サスペンション
ダブルウィッシュボーン式
セミトレーリングアーム式
車両寸法
ホイールベース 2,985 mm
全長 4,695 mm[1][3]
4,750 mm[2]
4,795 mm[4]
全幅 1,695 mm/1,710 mm[4]
全高 1,965 mm (FR車)
1,995 mm (4WD車)
2,025 mm (ハイエースレジアスウインドツアラー FR車)
2,055 mm (ハイエースレジアスウインドツアラー 4WD車)
車両重量 1,780-2,120 kg
その他
最小回転半径 5.5-6.3 m
新車登録台数の累計 10万2123台[5]
系譜
後継 トヨタ・ツーリングハイエース
(トヨペット店のみ)

トヨタ・エスクァイア
※登場まで約14年の空白期間あり
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レジアスREGIUS)は、トヨタ自動車が製造・販売していたハイエースをベースとするワンボックス型ミニバンである。1995年平成7年)に発売されたグランビアを基本に、全長と全幅を縮小した実質的な姉妹車である。

ハイエースレジアス

  • 1997年(平成9年)4月8日にハイエース レジアスHIACE REGIUS)として登場した。5ナンバーサイズでグランビアよりも車体が一回り小さく、ディーゼル車は一部モデルを除き5ナンバー登録である。また、商用モデルは「ハイエースレジアスバン」という車名で同年6月に販売が開始された。
型式一覧
ワゴン バン 備考
駆動方式 2WD 4WD 2WD 4WD
ガソリン E-RCH41W E-RCH47W E-RCH42V -
ディーゼル KD-KCH40G KD-KCH46G KG-LXH43V KG-LXH49V
KD-KCH40W KD-KCH46W - - ウィンドツアラー

ワゴンの大きな特徴として、メーカーオプションでフロントシート以外の全シートを欧州製ミニバンのような脱着式に変更でき、ユーザーが自由に外して商用車並みの荷室容積を作る事が出来た。また、内装の質感はグランビアに勝る点が多く(同年のマイナーチェンジでグランビアも内装を中心に手が入れられた)、最上級グレードのG EXパッケージにはグランビアより高額なプライスタグ(グランビア2.7 2WDツインムーンルーフ 発売当初338万7,000円→1998年6月323万2,000円、ハイエースレジアス380万8,000円)が付けられた。これは、それまでのトヨタの最上級1BOXとして君臨したハイエースの実質的な後継車という役割も担っていたためである(実際にはハイエースワゴンも併売された)。テレビCMには宇崎竜童が出演した。また、スポーティーグレードの「ウインドツアラー」も設定された。ややおとなしい外観の標準グレードに比べ、メッシュグリルやエアロパーツで精悍さを演出し、内装も標準グレードと差別化されていた。

  • 1997年(平成9年)8月28日 - 特別仕様車として、車体色に「スーパーホワイトII」を採用した「ウインドツアラー ホワイトバージョン」を設定する。
  • 1998年(平成10年)5月11日 - 一部改良。レジアスGにガソリン2.7 L 4WD車を追加するとともに、デュアル(両側)スライドドアを新たに設定。また、レジアスにオートエアコン、リアスポイラー、スライドドアイージークローザーなどを標準装備した。この時、メーカーオプションのマルチAVステーションを選択した場合は装着位置がセンタークラスター上部となる。なお、この頃からテレビCMには東幹久が出演。

レジアス

  • 1999年(平成11年)
    • 8月3日 - グランビアと共にハイエースレジアスはワゴンのマイナーチェンジを行い、バンも一部改良を受ける。
    ビスタ店(現・ネッツ店沖縄県は沖縄トヨペットの扱い)とトヨペット店の併売からビスタ店の専売とするとともに、車名の「ハイエース」が取れて『レジアス』(「レジアスワゴン」「レジアスバン」)となり、レジアスワゴンのスポーティーグレードである「ウインドツアラー」については、トヨペット店でも『ツーリングハイエース』として販売することになる。
    このマイナーチェンジでは、当時、Lクラスミニバンの中で好調な販売を維持していた日産・エルグランドを意識した意匠を取り入れ、フロントグリルが大型化され押し出しの強いものとなり、ヘッドランプリアコンビランプの形状変更が行なわれた。バンパー形状も変更され、全幅を除いて全車3ナンバーサイズとなる。また、2.7 Lガソリンエンジンへの電子制御ATの採用、3.0 Lディーゼルターボ車はインタークーラーの装着により出力が向上した。G・G EXパッケージのデュアルスライドドア車は7人乗り、4ドア車は8人乗りのみとなり、内装はステアリングホイールの形状変更(形状はグランビアと同様)、ナビゲーション(ワイドマルチAVステーション)がDVD方式となり、オーディオ位置が全車センタークラスター上部(レジアスバンを除く)とするなど変更点は多い。
    • 10月5日 - トヨタモデリスタインターナショナルは、豪華装備を加えたモデリスタバージョンとして「ハイルーフラウンジ」を発表した。ベース車より175 mm嵩上げされたハイルーフを採用して室内空間を拡充させたほか、樹脂製木目調パネルや上質な室内照明などを採用しているA仕様と、標準内装のB仕様がある。メーカーオプションとして本革シートと木目調パネル、販売店オプションとして225/50R17タイヤ(ブリヂストン・G'GRID)&アルミホイール(3種類から選択)、TRD製ローダウンサスペンションキット(2000年1月発売)を用意する。
    • 12月24日 - VCパッケージをベースとした特別仕様車「V プレジャーサルーン」を発売した。専用ストライプ、熱線反射濃色グリーンガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、前席センターテーブル、ワイヤレスドアロックリモートコントロールなどを採用し装備を充実。
  • 2000年(平成12年)
    特別仕様車「V プレミアムエディション」を追加する。VLパッケージをベースにフロントウインドシールドブロンズガラス(トップシェード付)、フロントサイドドアブロンズガラス、熱線反射濃色ブロンズガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、特別外装色(メーカーオプション)、専用ストライプ、専用シート表皮&トリム表皮、本革&木目調ステアリングホイール、コンライト(オートライト機能)などを特別装備した。
    • 12月1日 - 福祉改造車両の「ウェルキャブ」シリーズを一部改良した。サイドリフトアップシート車に、シートの回転から昇降までの動作を全自動で行うタイプを新設定した。また、車いす仕様車は車いす固定装置を改良した。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月末 - 姉妹車種のツーリングハイエースと共に生産終了。以降、在庫分のみの販売となる。
    • 5月21日 - 姉妹車種のツーリングハイエースと共に販売終了した。

エンジン

搭載エンジンは直列4気筒のみで、ワゴンのガソリンは2.7L 直列4気筒 DOHC3RZ-FE型ディーゼルは3.0L OHC ターボ付きの1KZ-TE型であり、発売当初のグランビアと共通である。バンは、ガソリンが2.0Lの1RZ型、ディーゼルが3.0Lの5L型である。搭載位置もグランビアと同様、フロントエンジンの形をとる。

車名の由来

車名の「レジアス」はラテン語で「華麗な」、「すばらしい」という意味であり、スタイリッシュなボディと、華麗な走りをイメージして名づけられた。なお、レジアスの名称はハイエースの姉妹車で同じくトヨタビスタ店専売車種であったレジアスエースとして2020年まで残されていた。

脚注

  1. ^ a b c ハイエースレジアスの値。
  2. ^ a b c レジアスの値。
  3. ^ a b c d e ハイエースレジアスバン・レジアスバンの値。
  4. ^ a b ウインドツアラーの値。
  5. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第77号19ページより。

関連項目

外部リンク


レジアス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 03:57 UTC 版)

トヨタ・レジアス」の記事における「レジアス」の解説

1999年平成11年8月3日 - グランビアと共にハイエースレジアスワゴンマイナーチェンジ行いバン一部改良を受ける。ビスタ店(現ネッツ店沖縄県沖縄トヨペット扱い)とトヨペット店併売からビスタ店専売とするとともに車名の「ハイエース」が取れて『レジアス』(「レジアスワゴン」「レジアスバン」)となり、レジアスワゴンのスポーティーグレードである「ウインドツアラー」については、トヨペット店でも『ツーリングハイエース』として販売することになる。このマイナーチェンジでは、当時、Lクラスミニバンの中で好調な販売維持していた日産・エルグランド意識した意匠取り入れフロントグリル大型化され押し出しの強いものとなり、ヘッドランプやリアコンビランプの形状変更が行なわれた。バンパー形状変更され全幅除いて全車3ナンバーサイズとなる。また、2.7 Lガソリンエンジンへの電子制御ATの採用3.0 Lディーゼルターボ車はインタークーラー装着によって出力向上も一層と高めていた。G・G EXパッケージのデュアルスライドドア車は7人乗り4ドア車は8人乗りのみとなり、内装ステアリングホイール形状変更形状グランビアと同様)ナビゲーション(ワイドマルチAVステーション)がDVD方式となり、オーディオ位置全車センタークラスタ上部(レジアスバンを除く)とするなど変更点は多い。 1999年平成11年10月5日 - モデリスタインターナショナルは、豪華装備加えたモデリスタバージョンとして「ハイルーフラウンジ」を発表したベース車より175 mm嵩上げされたハイルーフ採用して室内空間充実させたほか、ウッドパネルや上質な室内照明などを採用しているA仕様ハイルーフ架装のみのB仕様がある。メーカーオプションとして本革シート木目調パネル販売店オプションとして225/50R17タイヤブリヂストン G'GRID)&アルミホイール(3種類から選択)、TRD製ローダウンサスペンションキット(2000年1月発売)を用意する1999年平成11年12月24日 - VCパッケージベースとした特別仕様車「V プレジャーサルーン」を発売した専用ストライプ熱線反射濃色グリーンガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、前席センターテーブル、ワイヤレスドアロックリモートコントロールなどを採用し装備充実2000年平成12年) - 特別仕様車「V プレミアムエディション」を追加するVLパッケージベースにウインドシールドブロンズガラス(トップシェード付)、フロントサイドドアブロンズガラス、熱線反射濃色ブロンズガラス(リアサイド・リアクウォーター・バックドア)、特別外装色(メーカーオプション)、専用ストライプ専用シート表皮トリム表皮本革木目調ステアリングホイールコンライト(オートライト機能)などを特別装備した。 2000年平成12年12月1日 - 「ウェルキャブシリーズ一部改良したサイドリフトアップシート車に、シート回転から昇降までの動作全自動で行うタイプ新設定した。また、車いす仕様車車いす固定装置改良した2002年平成14年3月末 - 姉妹車種ツーリングハイエースと共に生産終了以降在庫分のみの販売となる。 5月21日 - 姉妹車種ツーリングハイエースと共に販売終了した。 リア レジアスバン

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